竹竿一号
古い竹竿を入手した。
残念ながら、入手初期状態の映像を残し忘れた。
古い道具の独特の現象らしいが、ブランクに剥がれが生じている箇所があった。
最初に気がついた剥がれの部分
振っていると、みしみしと音がした。
その時は、その週末にシーズン最終釣行の予定があったので修理をあせった。
応急的に、ソフトタイプの瞬間接着剤と段巻き糸飾りによる補強で釣りに望んだ。
応急的な処置の段巻き
何とか無事に渓魚を釣ることが出来たのだが、その際に当然魚の引きのストレスがかかる。
そのストレスにより、さらなる剥がれとそれに伴う損傷が発生してしまった。
さらなる剥がれと書いたが、たぶん最初に注意深くレストアしていればその剥がれに気づくことはできたと思う。
そうすれば、損傷を負うこともなかっただろう。
使用を急ぎすぎたようだ。
釣りの使用を急いだために生じた剥がれと折れ
剥がれが生じ、そこへのストレスのため、なかば折れてしまっている。
このままではこの竿は使用不能なので、本格的なレストアを行なうことにした。
知人、ネット、本などから情報を集めなんとか開始した。
【1】ガイドの取り外し、
まずは、本格的にレストアするためにガイドの取り外しを行なった。
ガイドを外す
ガイドのスレッドには塗料が厚く塗られていたためにカッターナイフだけでは非常にしんどそうだった。
(実際、しんどく&竹を削る恐れのある作業だった。)
そこで間違った方法かもしれないが、軽くライターの火で炙ってから作業を行なうこととした。
すると、比較的すんなりとガイドを取り外すことが出来た。
(2007・10・08)
竹竿のレストア(2)
【2】バインディング
次に行なった作業は、剥がれた部分の貼り付け。
ロッド専用の接着剤をまだ入手していない。
そこで今回は、木工用ボンドで充分の強度が出るらしいので、木工用ボンドをもちいて接着をおこなった。
【3】古い塗装を剥がす
今回は、ガイドもすべてはずしたし、新たに接着した箇所の防水も必要であろうと思い再塗装をすることにした。
まず、古い塗装面やラッピングのエポキシを、剥離剤を用いて落としていく。
竹に剥離剤が悪さしないように、長時間おかずにこまめに拭き取る事を心がけた。
古い塗装面
黒っぽく見える部分が、古い塗装面。
剥離剤、カッターナイフ、ウエスを用いて落としていく。
地肌
バッドセクションとトップセクションと結構色が異なる。
仕上げの程度なども異なる気がする(あくまでも素人判断)ので、ひょっとしたら、異なる竿を組み合わせてリビルドした竿かもしれない。
自分の手で触っていると、いろいろなことがわかってきて面白い。
トップセクションに経年変化による曲がりがある。
アルコールランプを用いて熱することで矯正しようかとも思ったが、失敗して取り返しのつかないことにしたくないので、今回はそのままにすることにした。
【塗装】
次に行なったのが、再塗装の作業。
方法は、先輩より教わったディッピングの方法を用いることにした。
使用材料
上手に行ったかどうかわからんが、一見失敗無く出来たようだ。
ディッピング真っ最中
(2007.10.14 記)