DIY修理


毎日の生活の中で使っていると色々と物が壊れます、食器だったら落として割れるとか、車だったらぶつけて凹むとかあります。
そんな中、家電とか自分では出来ない修理はどうしてもメーカーや業者さんにお願いしてやってもらうしか有りません
しかし、部品代、技術料、出張費等々で当然修理代は高くなりますがお金がかかった分きれいに完全に直って仕上がり安心できます。

それをなんとか自分で出来たら部品代だけで済みますが、その分自分の時間を犠牲にすることになります、ただ自分でやれる自身が無ければ失敗に終わって自己責任で使えなくなる事は覚悟しなければなりません。
前もってちゃんと修理する物の情報を集めて、それを理解し自分で出来る物か?ハードルが高すぎて無理なのか?それを直すのに新たに道具とか材料がどれだけかかるのか?
見極める必要が有ります。
今まで自分でやって来た事を紹介して少しでも皆さんのお役に立てたらと思います、挑戦される方はあくまで自己責任でお願いします。

Hミニルーターの修理

Proxxon 28511

分解したミニルーター 修理が終わったミニルーター

木工工作をしていると細かい物を削るのに重宝するのがミニルーターです。
長く使っていると消耗品が傷んで来て正常に使う事が出来なくなります、一番多いのがビットの先に付いているコレットチャック部分です
ドリル先端をカバーを回す事によってコレットチャックが締まり固定する物ですが、摩耗でいくら最後まで締めてもドリル先端が空回りして
使えなくなります、そこでコレットチャックを新しい物に交換します、左の写真の右から2番目の部品です。

今回はそれよりもっと重症な物で、回転軸自体がガタついてしまって使えなくなっていました。
修理方法が分からず長く放置していたんですが、新しくかったミニルーターもコレットチャックの摩耗で使えなくなり部品を探している頃
ベアリングが有ったので、もしかして直るのかな?と部品を注文して修理方法も分からず分解してしまいました。
先に修理動画を見てからすれば良かったのですが、どう言う方法で組み立てれているのかもわからないまま、強引に分解してしまいました(-_-メ)

写真以外にも軸同心止め輪が有りましたが、何か分からず付けてませんでしたが調べて所、ベアリングの位置決めやコロの抜け止めに使う様です。
分解手順は
@右から3番目のE形の止め輪を外して4番目まで本体から外します、このE形をした止め輪が中々抜けません、専用の工具が無いと
多分ずっと外せないでしょう。「スナップリングプライヤー」これが無いと分解も組み立ても出来ません。
A本体中央にある2か所のネジを緩めます(180度方向に付いている)、この時黄色い側の内側にナットが仕込んで有るのでネジを緩めたら外れてどこかへ行って
しまうので無くさない様にして下さい。以前に分解した時に1個無くしていたようです、後に組み立ての時に直ぐに抜けないナットと交換しました。
少しだけグルグル左右に回っしながら引っ張ると黄色側と緑色側が分かれます。
B回転軸を押し出す感じで←左に押すと緑色側からモーターと回転軸が出て来ます、(この時やってはNGの強引に反対の右側から回転軸を引き抜いてしまいました(^^ゞ、回転軸止めのC形止め輪が変形したので新しい物に交換です)
C内径8mm、外形12mmのベアリングが2か所有ります、交換部品の右から1と2です、C形止め輪を外して回転軸に付いているベアリングを交換します。
右側のベアリングはハマっているだけなの何かで引掛ければ外れます、今回はこのベアリングの外周部分のボールもそれを覆うているカバーも無くなっていました。
中心部分しか残っていなかったのでガタツキの原因になっていました。
D回転部分にグリスを塗ってから分解と逆の方法で組み立てて行きます、モーターと回転軸は凹凸のプラスチック製の部品で回転を伝える仕組みになっているのでネジで固定せず差し込みタイプになっています。
E最後に初めから付いていたE形止め輪は外すのも苦労しましすが、はめるのも難しく何度もトライしましたがあきらめました。(ーー゛)
代わりにスプリングプライヤ―で挟めるC形の止め輪に変更して付けました、軸の溝にハメる為には回転軸を外側に引っ張りながら本体側奥に入れなければならないのでコツが要ります。
ただ外側に出っ張る部分が僅かに外側に干渉して回転させると熱を持つのでヤスリで削りました。
F組み立てが終わり、電源を入れてみましたが反応が有りません、?って思って色々見たけどわかりません、、、。
あれ?壊れた?、、、しかしベアリングを交換しただけなので何故?、、、 と試しに手で回したら周り始めました、年数が経って経年劣化なのか最高速にしても以前の様に
高回転では周りません、どこかまだ摩擦があって回転を遅くしているのかも知れません、C形同心止め輪を付けていないかもかな
とりあえず何とか使えるようにはなりました。(^^)v

ドリルビットを取り付ける方法のデフォルトはコレットチャックを採用されています、回転がブレずに安定しているのは良いのですが、ビットの太さに合わせてコレットの大きさも換える必要が有ります、使い続けていると穴の大きさも大きくなってドリルビットが固定できなくなります。大きさの違うコレットがセットで売られているのですが欲しいのは3mmタイプ、他は無駄になってしまいます。
そこで今回は可変的に大きさが変えれる、ドリルチャックに変更しました。色々な大きさに有る範囲で調整出来て便利です。欠点は回転が少しブレて安定度が下がります。

*止め輪には回転軸用と穴用(受け側)の2種類が有り、形状が少しだけ変わります



Gアルミ自転車の修理

 

随分前にアルミのパイプを使って作った自転車の修理をしました。
場所はタイヤの部分です、当時はシリコンチューブを使ってタイヤにしていましたが、経年劣化でひび割れて来たのでアルミテープで仮のタイヤ(写真左)としていましたが
どうも見た目が悪く、いつかはちゃんと直そうと思っていました。

思い切りが出来なかったのはハンダ付けがアルミの場合は出来ないと言う事がネックとなっていました(特別なハンダを使えば可能様ですが、綺麗に出来ないようです)
その為当初は本当はオールアルミで作りたかったのですが代わりにタイヤはシリコンを使っていました、もう一台は銅で作った自転車はハンダ付け出来たので、複雑な車輪もすべて銅でつくりました。

今回はアルミ製なのでハンダつけ無しでどうするか?色々考えた末、瞬間接着で固定することにしました。
タイヤを4mmのアルミパイプ、スポークを2mmのアルミ針金で作りました、これで固定ボルトとハンドルグリップ、ペダルカバー以外はすべてアルミ製になりました。
真っすぐなパイプを丸い車輪にするのは難しく、どうしても歪になってしまいます(^^ゞ、
何も無いので金切りのこやペンチを使ってなので加工機械が有ればもっと精度の良い物が出来たと思います。
なんとか自転車に見えるだけでもいいかな〜と思います。(^^;)

Fカエルの置物修復

 

修復前 修復後

今回はカエルの置物の修復の紹介です。
カエルは縁起物として玄関に置いていたら良いみたいですが、無事にカエル、お金がカエル、福カエル、カエルは前にしか跳ばないので仕事運(出世)にも良いとされ
バリ島では聖なる生き物、神様の使いとされたり、たくさん卵を生むので子孫繁栄の象徴とされているそうです。

と言う事でこのカエルの置物は前オーナーの物ですでに前足が欠けていました、自分で買った物は三重県二見興玉神社(夫婦岩)の大小2つのカエルの置物がすでに有りますのでずっとそのまま放置していたんですが、やはり縁起物が欠けたままでは縁起が良くないかと、、、今更ですが元通りに直してみようかと思いました。

よく見ると(カエル側から見て)左の前足が大きく欠けて無くなっています、次に右前足前部の欠け、そして口先、写真では見えませんが右後ろ足の欠けが有ります
置物は調べたところ信楽焼みたいです、どうも高い所から前のめりに落ちて欠けたようですね!後ろや頭部には傷はありませんでした。

焼き物の修復となると粘土を焼いてくっ付けると言う事になりますが、流石に焼くための窯も無いしそれは現実的に無いので、なにか代わりの方法はないかと調べたら楽焼の粘土を見つけましたが、これは乾燥後焼かないとダメだし、樹脂粘土はどうかと思っていましたらホームセンターでエポキシパテなるものを見つけました、これなら簡単に造形出来て乾燥したら金属みたいに硬くなると言う事で購入しました。 
 
AとBの容器から色の違う粘土みたいな丸い棒状の物を出して必要分だけカッターで切り取り、互いを混ぜ合わせ、指でこねる感じで色がまだらから均一の色になったら使用可能です、それを欠けた部分に押し当て欠けた部分の形を想像しなら形づくって行きます。
あとで削る事を考え多めに盛る感じです、ただある程度は柔らかい時に完成に近い物にしておかないと6時間後には硬くてカッターでも少しづつしか削れないほどになります

硬くなったら荒目のペーパーで削って行きます、細かい溝、窪みなどはカッターで削ります、焼き物側とエポキシで作った側の面が同じ面一なるまで磨いて滑らかにします
あとで気付いた事ですが、上から見た分には上手く行ったと思っていたところ裏返して下から見ると面一では無く、今回作ったパテの間に段差が出来ていました。
想像ですが元の焼き物の粘土が乾くまでの間に重みで、前の方が重量配分的に重そうなのでカエルが前掲した状態で乾燥してしまった結果、前後が水平になっていなかったみたいですね。

形が整ったらあとは塗装です、これが一番ごまかしが効きません(誰でも見た目で違いがわかる)(^^;)
なにせ焼き物の色は色んな条件で出来る色合いなので、絵の具の何色と決まった色で無いから調色が本当に難しいです、いろんな色を混ぜてああでもない、こうでもないと思考しながら色合わせに苦労します。
色はタミヤカラー、アクリルを使って塗装しました、それなりの色?で塗りましたがどうでしょうか?まったく同じ色にするのは無理なので、らしい色です(^^ゞ
遠目で見る分には分かり難いかと思いますので「良しと!」しました。(^^ゞ
エポキシパテは硬化したら陶器と同じくらいの硬さになるので良いかと思います、ただ硬化後の加工は硬いので大きな変更は大変なので硬化前の柔らかい時に(1時間以内)
95%以上は仕上げておくべきですね!(^-^;

E人形の修復

 

出窓の所に置いていた人形の置物、換気の為に窓を開けていたので風が吹くたびにレースのカーテンがなびいて
それに引っかかって人形が1m以上下に落ちてしまいました。
結果は悲惨な状況で陶器の人形はバラバラになって飛び散ってしまっていました(-_-メ)

「一瞬もう無理か?」とあきらめが先に頭に浮かんでしまうくらい胴と頭が完全に分離して顔の部分も複雑骨折。
ずっと前にも落としたことがあって後ろ側が割れた事は有ったんですが、前部はどうもなかったので修理が出来た事があります
今回は流石に大事な顔の部分が割れてしまって修復は無理かと思いつつ、割れた部品を3Dジグソーパズルみたいに合わせて行き
何とか左の写真までたどり着きました。(^^;)
まだ粉々になった破片は有るんですが、小さすぎてどこの部分の物なのかわかりません、まだ足りない部分も有るんですが
複数に割れてしまってどれがどれなのか行方不明って感じです。

接着剤でくっ付けた状態なので割れ目がはっきり見えます、また凹凸もあってそれを平らにしようにも裏側から手を入れる所が無く
ここまでが限界かな?でもこのままではなんか人形さんが可愛そうでなんとか顔だけでもきれいにしてあげたいと思い、カッターではみ出たボンド
などの段差の表面を削ったり、サンドペーパーで磨いたりとしてなんとかましな状態まで表面処理が出来ました。パテとか使えばもっと分からない
くらいには出来たと思うのですがパテが無いので完全にはフラットには出来んせんでした。

残るは削ったりしたので地の色が出て左の写真よりもっと酷い顔になってしまっています、それをオリジナルの色で塗り直して
元の状態にしなけらばなりません、そこで難しいのが色の調合です。
顔の色も真白ではなくベージュぽさが少し含まれていて頬のあたりは薄ピンク色をしているし、ぼやけた感じもあって苦労しました。
裏側や服の色のネイビーな色が上手く表現出来ず割れた所が主に頭の帽子の部分だったのでそこだけ微妙に色違いのネイビーで塗りました
全部を塗ってしまえば色違い分からないようになってしまいますが、オリジナルな色が消えてしまうのもレトロ感が無くなってしまうので
止めました。
そこは色では無く、風合いと言うか永年の月日が創り出した物を真似をするとゆうのは非常に高度な技術が有る方でないとと無理だと思います
エージング加工と言うかペンキ塗りたてというのはテカテカと光ってきれいな色をしています、新品みたいになって物によってはそちらの方が
好まれる場合も有りますが、こちらの人形は年代物なので買った当時の色とは違っています、色もさめて汚れや埃も付いている状態です。
顔の肌もそのまま塗ったのでは光輝いてしまって、らしさが無くなって雰囲気が壊れてしまいますのでフラットベース(艶消し材)を混ぜて塗りました
本当だったらあきらめて捨ててしまっていたかも知れませんが、なんとか現状維持が出来て良かったです。(^^)v

D鍬の修理

ビフォー アフター

18年程使って来た鍬、付け根から2度も折れて直してたので柄が短くなっていましたが、ついに真ん中からポキッと折れてしまいました。
これではどうにも使えません仕方無いので新しく新品の鍬を買いに行きました、しかし結構な値段で売っていましたし、使いやすそうな物が
無いので迷っている所に、柄だけを売っていました。

柄だけなので1700円ぐらいしたと思いますが新しい鍬なら3000円以上はしていました、柄を取り換える方が安くつくなあ〜と思いました。
自分で角材を丸く削って作ればもっと安く出来るでしょうが、かなり手間な事になりそうなので止めました。(^^;)
修理としては古い柄を外して新しい柄に交換するだけなので10分ぐらいで出来ると思います

@根元の所に固定用のネジが有るので緩めて外し、柄を持ち手の方から叩いて鍬の金具から抜き取ります
A新しい柄を鍬の底部分から差し込み、根元付近なるほど柄の太さが大きくなっているので硬くなって入らなくなるまで叩いて差し込みます
  (新しい柄は根元が丸型と四角型有るので鍬の形状と同じ物を間違えず選ぶ必要があります)
B根元の固定用ネジ穴に木ネジより細いドリルで穴を空け、そこに木ネジを差し込んでドライバーで回して締め付けます
C最後に鍬の底からはみ出している柄をノコギリで切って終了です。
交換した木の柄の材質があまり丈夫な物じゃ無いのかなと思います、木と言っても色んな種類の物が有りますから硬い物から柔らかい物
高い物から安い物と加工のしやすい物など、メーカーとしてもあまり長く使えると儲からないし、丈夫で高価な物は売れにくいし
色々事情が有りますね!
草刈カマもついでに買ってきましたが半額で買える物は300円台有りましたが、高いカマどこが違うのかとよく見ると刃の部分がやっぱり
形状が違いました、安物はノコギリの様にギザギザが単純で、高価な方が目が細かいと言うか良く切れそうって感じがしました。
例えで言うなら職人さんの道具は一般人が使う物より高いのはそれだけ物が良いと言う事ですね!(^^ゞ


Cスニーカーの補修
日頃スニーカーを履いて散歩に出かけるんですが、今日はやけに左足のかかと部分が痛く感じていました、下ろしたての靴では無いので靴下のせいかと思っていましたが、あまりに痛かったので足を見たら出血していました。
流石におかしいと気付き履いていたスニーカーをよく見るとかかとの部分に白く硬いプラスチックの様な物が内側に曲がっていました。(左写真赤丸)
これは何?って感じです、このせいでかかと部分を傷めていたようです、多分靴の形を保持する為の補強材かと思います
新しい靴を買った始めの頃は足に馴染んでいないので履くときに足が入りづらくかかとを踏んづけたりして履いていましたがその時に何度も繰り返す内にプラスチック製の板が曲がって来て先の方が内側に曲がっている物だから、最初は布で見えない様に覆われていた物が歩くときの摩擦でご覧の様に破れてむき出しの状態になっていました。

このままでは履くに履けません、かといって靴底や他の所は全然大丈夫なので勿体ないです。
と言う事で補修することにしました、先ずはプラスチックの板が内側に曲がってくせが付いてしまっているのでラジオペンチで元通りなる様に外側に向かって曲げながら矯正しました。
次にクッション材と表のニット地が破れています、そこはキルティング材と帆布生地を小さく切り取って破れた場所に
はめ込み、ニット地を針と糸で引き寄せるように縫い合わせました、結構狭い場所なので縫いにくかったです。(^^ゞ
補修が済んだのが次の写真です、、また摩耗してきて破けるかと思いますがこれでしばらくは使えそうです(^^)/


見た目は悪いですが、靴の中なので外からは見えないので大丈夫です(^^ゞ
やっぱり人の足の形って千差万別なので同じサイズの靴でもメーカーやデザイン、構造などにより履きやすさが違って来ます、この靴も前のが古くなったので買い換えたのですが、最初から足に合って無く横幅が狭くて通常よりサイズをUPして履いていました
かかと部分も硬く履きにくいかったです、そんな訳も有り早くに傷んだのかな?と思っています。
やっぱりは自分に合っている靴は疲れないし、履き心地が良いですね!






Bステレオ編


買ってから20年以上が経ち色々と故障が出て来ました、過去を含め順番に紹介して行きます。

〇チューナー
(一番上)
良くあるある事みたいですが選局プリセットしたメモリーが消える現象?、よく聞く放送局をメモリーして置いて次に聞くときに一発で出せる機能ですが、電源入れる度に消えていてまた一から選局しなければならないと言う面倒な事です。

原因をネットで調べるとコンデンサーの容量抜けとか?、記憶する為の電池代わりに使われるとか、ボタン電池式も有ります。
それで自分のチューナーのどのコンデンサーなのか、いまいち何度も外側のパネルを開けて回路を見ても特定出来づ困り果てて放置していました、それらしき物が見当たらないのです?実は平面にある2つの回路には無く@フロントパネルの裏側にある基板の反対側にありました。

これではパット見ただけでは見つからないはずです、形がボタン型みたいな形なのでそれらしき物と確認していないのはフロントパネルに付いている基板だけです、途中まで外せた時にボタン型が見えたのでこれだと思ったのですが、それ以上が選局ダイヤルが外せない!、ネジ止めじゃ無く差し込んであるだけなのに抜けません、これが外れ無いと交換修理が出来ません。
困りました、ドライバーでいじってたら傷が付きそうだし、回りのパネルが邪魔をして間に差し込む隙間も無いしどうしたものかと思案していて思いついたのが、瓶の蓋などを開ける時に使う何か被せて回すようなイメージで、、。ダイヤルのつまみは素手では滑って引っ張れません、そこでゴムのシートをダイヤルに被せて持つと滑らず力が入り引き抜く事が出来ました。

これでやれやれです(^^ゞ 後は半田ごてと吸い取り器ではんだを取り除きA古いコンデンサー(電気二重層コンデンサー5.5V 0.22F)を取る事が出来ました、外して見て分かったことは取り付けた状態では分からなかった裏側が液漏れで錆びた様なあとがありました、新しいコンデンサーは同型の合う物が無くボタン型を立てた様な形で取り付けるタイプで+−を間違えないようはんだ付けして動作確認したらメモリーが消える事が無くなりました。

それからメモリーとは別にSTEREOの表示が出ないのが気になっていたので調べると同調が経年でズレて来るとの事!それを調整するにはFM同調点トリマーを回して83Mz当たりで合わせる様です、何故83Mzなのか?FMは76〜90Mz帯で放送されていますが(FMワイドを除く)その丁度中間が83Mzなんですね。
調整したらSTEREOの文字が出るようになりました。(^^ゞ 専用アンテナが無いので電波の悪い時(受信状態が悪い時)はとぎれとぎれになるときが有ったので、自作のFMアンテナを作って付けたら安定して受信出来るようになりました。

@向こう側の立てた基板の反対側 A容量抜けのコンデンサーを外した物

〇プリメインアンプ(二番目)
音が片方から出ない?
この現象も色々な原因が考えられるとの事で、スピーカーなどの配線ミス、コンデンサー、半田クラックなどで一番可能性の高いと思ったリレーの接点が不良でも起こるとありました

リレーのケースを開けて接点清掃で改善が見られる様ですが、古いので新しく交換する事にしました。
古いので当然同じ物は生産されておらず、代替え品を付ける事になります、左写真 OMRON G2R-2A を付けることになりました。
こちらはアンプ本体の底側の一部分だけが外せて基板へアクセスする事が出来たので割と簡単に交換する事が出来ました。
これでしばらくは直っていました。










その後何年かが経ち音がかすれるようになりました。
小さい音量で現象が起きやすく、大きくすると音が出るようになります
今回は片方だけ聞こえなくなるのでは無くその時々で入れ替わるので、原因がどこなのか?
ボリュウームの俗にいうガリかな?と思ったのですがガリガリという感じでは無いと勝手に思っていたのでまたリレー関係かと、もう一つのリレーが怪しいかと思っていたのですが、念のためにボリュウームの隙間から接点復活剤をスプレーしたら直ったのでやっぱりガリだったんですね!
本当は基板から外して分解掃除した方が良いみたいですが、ちょっと大変そうなので簡単な方法を選びました、ダイヤルを空回して50回以上回しても改善される事があるそうです、ただこの方法は又再発することも有りなので完治はしていません。
左写真が音量をリモコンで操作出来る物で(アルプス製)左端が音量つまみがある側です、そこに接点がありそこに接点復活剤をかけます、次に四角い箱みたいな物がギヤボックス、右の丸い物がモーターです
しばらくは大丈夫だと思いますが、また悪くなったら分解清掃も含めて検討したいと思います。
清掃後使っていましたが、またもや同じ症状になりアンプからボリュウムを取り出し、接点復活スプレーを何度か吹きかけグルグルと回しこれでガリが取れたかなと?思っていました。
しかし、また音が聞こえなくなったり、小さくなったら、途切れたりと(ーー゛)、、、ガッカリです。
なかなか思う様には行きませんね!、残るはスピーカーリレーか音声出力の所にあるリレー(入手が難しい)かな?と思っています。
どちらも基板ごと外さないと取り出す事が出来ず、大事になるので思案中です。
先ずはスピーカーリレーが原因ならヘッドフォンでは正常に聞こえる見たいです、検証しようにも大きなジャックのヘッドホンがありません(^^ゞ
しばらくはこのままかな?


   
A鳩時計編

鳩時計を買ってからもう30年以上が経ちました、現在の時計は電池式が多いですが(おもり式も有り)そうで無い機械式なので毎日おもりを上まで引き上げる必要があります、また遅れたっり早くなったりと正確では有りません、調整するのは振り子に付いている葉っぱみたいなのを上下に移動して調整します。
この時計はぜんまい式では無く、おもりが重力によって下がる力を利用して時計が回っています、左のおもりが時間用に、右のおもりが時報用(鳩が鳴く)に使われています。
ここからは修理の事例です、細かい事柄多くて説明しきれませんので聞き流す程度に読んで下さい。
長い事使っていると定期的なメンテナンスを行っていれば別ですが、普段は何もしていないのであるとき時計が止まる様になりました、最初はおもりだけでは引っ張る力が弱いのかと追加のおもりを増やして何とか動いてはいましたが、ついにそれでも動かなくなり、油切れかと中の機械部分に油を差して見ました何度かそれを繰り返すうちに動く様にはなったものの、今度は時報の鳩が鳴き止みません、おもりが下まで降りるまで鳴き続けます。(ーー゛)

それ以来何度も分解しては原因を調べるものの何が悪いのか分からず、仕方なく右側のおもりは下りたままにして鳩が鳴かない様にしていました。
しかし、やっぱり鳩が鳴かない鳩時計ってちょっとね〜って感じで!

丸2日かかり何度も分解調整をしては組み立て動かしてみるを繰り返し、少しづつ仕組みが分かる様になって来ました。
どこにもマニュアルや修理例が無く、何故、何故?と何度も繰り返しばかりで、、。一時はあきらめもありどうしようないな〜と。
先ず基本的に構造とどの部品が何のために働いているのか、それがどうしたら正常なのか?それが分からないとただ分解と組み立の繰り返しです。

ようやくどうやって時間通りの回数分を鳩が鳴くのかは?、それは分軸が一回転すると(30分)歯車に付いている棒でスイッチが入り鳩が鳴くようになります、回数は時間軸に付いている放射状の形をした板が中心から段々大きくなっています、それが小さくなるほど回数が増えて行きます、それと連動して1/4大の歯車を上まで規定回数押し上げて上まで到達するとロックしているプレートを下に押し下げてピンが元に戻り鳴くのを止めます、これが鳴きやまない原因でした、この僅かな針金を広げる調整で直るこの機構が機械の裏側にあったために仕組みが分からないでいました。(完全分解で分かった事です)
これで鳴くのを止める方法は分かりましたが、今度は毎回一度しか鳴かなくなり、また問題が、、。
規定数鳴き続けるためにはピンがロックされて元に戻らない様にしたらいいんですが、どうしても滑る様になりロックがかからず戻ってしまい一回しか鳴きません(^^ゞ
ほんの僅かな事なんですがピンを少しだけ曲げたら引っかかる様になり規定数だけ鳴いてくれるようになりました。
本当にこれを考え作った人はすごいな〜と思います、「からくり」と言う言葉が有りますが良く緻密に考えられた構造と仕掛けだと思いました。


文章だけ読んでもなんの事だかわからないと思います、もっと写真をたくさん掲載して見て貰えばもう少しは理解して頂けるとは思いますがHPの容量の制限の為割愛しています。m(__)m
もし、機械式鳩時計の所有者さんとか興味がある方とか質問が有りましたら掲示板の方へ投稿をお願いします、分かる範囲で詳しく説明させて頂きます。

左の写真は内部の様子です、左右の壁際に有るのが鳩の鳴き声をする所です、上部がフイーゴになっていて時間になったら左右時間差で交互に横に付いている棒が上下に動いてフイーゴを動かし、下の茶色のケースが笛みたいな構造でそこに空気が送られ鳩が鳴いているように聞こえる仕組みです。
(長年の劣化で薄い和紙が使われている部分が破れていたのでクッキングシートで補修をしました)
また右側はフイーゴが上下するのと連動して、鳩に付いた針金を動かし翼と口が動くようになっています。
真ん中の上にある黒い物がレール状になっていて鳩が表の扉を開け飛び出して鳴くようになっています、終わったら引っ込む様におもりの付いたレバーと連動して中に引っ張られるようになります。

今回の修理で機械部分を洗浄して汚れを取り、注油したりしてスムーズに動く様になったと思います、カチカチ音も静かになりました、これでしばらく何年かは動いてくれると思います。(^^)/













@キッチンエイド編 

アメリカでDIYが流行るのは頼んで直してもらうとかなりかかるみたいです(高額人件費?)、なので自分で出来る事は自分んでやる!んでしょうね〜
同じUSA製のキッチンエイドのスタンドミキサーを使っているときに異音がしだしたので中がどうかなっているのかと調べる為に分解の仕方をYouTubeで調べて確認しました。
結局は原因が分からないままで終わりました、その時に中の構造とか交換方法や調整方法とか分かったので色々と勉強にはなりました。
向こうでは使われている部品はすべて買う事が出来るのだとは知りませんでしたが、値段もアメリカで買えればこんなに安いんだと!
輸入品になるので輸送費、関税とかお店の儲けとか入るので、実際の部品代の何倍となっている物も有ります。

実例1
左のウオームギア(白く見える)が日本で7000円程、アメリカの通販サイトでは9.34ドル=1062円これに送料、関税がかかります。
安そうなパーツでも日本のサイトで買うとかなり高いと思う値段です、個人輸入ならもっと安く買えるかな?と思います。

このギアは他の部品に比べて弱く(壊れやすく)わざと作られているそうです、樹脂製で早く摩耗して交換が必要になる部品なので回らなくなって故障したら先ずこれが悪いかどうかと確認し易さもあります。
分解してビックリするのは大量のグリスです、先ずは使用するユーザーが何年も使い続けて例えば車の定期点検なんかに出すわけでも無いからグリスの補充や交換とかをする事は考えていない前提で作られていると思います、それにしても多いです。(^^ゞ

実例2↓本体台座と回転するモーターの部分取り付けのチルドアップする為に1本のピンで固定されています、そのピンが振動でズレて外れそうになったのでテープで止めていたんですが、今回の件で台座の裏側にピンを固定するネジが有ることに気付きました
それが緩んでピンが外れやすくなってた見たいです。(^^ゞ

実例3
スピードコントロール調整、レバーをスライドさせて1速から10速まで(実際は5段階見たいな感じです)回転する早さを調節出来ます、ここまでは一般的な使い方ですが本体後ろのカバーを外すと低速側(上に2本のネジ)と高速側(下に1本のネジ)の調整が出来る様になっています、低速側=1速で1分間60回転、高速側=6速で180回転に調節することになっているみたいです。
実際にやってみました、タイマーを1分にして回転数を数えながら丁度に合わせるのはなかなか微妙に難しいです、素人は触らない方が無難だな〜と思いました。

実例2 実例3