京都めぐり

    NO,54 「将軍塚青龍殿」 2014/11/26撮影


「青龍殿、正面」

桓武天皇が平安京を決めた場所 将軍塚

8世紀、桓武天皇は都を奈良から京都南方の長岡に移されましたがいろいろと事故が続きました。そこで、和気清麻呂が天皇を東山山頂にお誘いし、この辺りから京都盆地を見下ろしながら、京都が都の場所にふさわしい旨進言。天皇はその勧めに従って延暦13年(794年)、平安遷都に着手されました。桓武天皇は、都の鎮護のために、直径約20メートル、高さ2.5メートル程の将軍の像を土で作り、鎧甲を着せ鉄の弓矢を持たせ太刀を帯させ、塚に埋めるように命じました。これがこの地を「将軍塚」と呼ぶ由来です。

また、延元年間(1338年頃)には新田義貞がここに陣を敷いて足利尊氏の軍を敗り、また近くは太平洋戦争にここが高射砲の陣地にもなりました。将軍塚は、「強者どもが夢の跡」でもあります。
乃木大将、東郷元帥、菊池大麓、大隅重信 等の明治の元薫のお手植の松が植えられた、石柱や石碑が後継の松と共に残され、偉人達がこの地から京都の町を見下して、豊かな日本の国造りを心に誓ったのではないかと想像されます。

大日堂北面の枯山水庭は、造園家 中根金作氏の作庭です。

天台宗
は、平安時代806年に最澄によって比叡山(一乗止観院、後の延暦寺)に開かれました。天台宗の密教は台密といわれ、空海が開いた真言宗は東密といわれています。天台宗でも密教は主要な柱の一つなのです。 選ばれたものに対してのみ秘儀が伝授されてきた密教において、宇宙の中で仏様がどのように並んでいるかを図式で現したものを「曼荼羅(まんだら)」といいますが、その曼荼羅の中心にいらっしゃるのが大日如来です。大日如来は宇宙のすべてをつかさどる中心的な存在ということです。 そして、その大日如来の化身が、不動明王なのです。




将軍塚大日堂

青龍殿の舞台側

北展望台、清水の舞台の約5倍の広さ

青龍殿

北展望台からの京都市内を一望

将軍塚

西展望台から見た庭園

庭園

庭園

                      ご案内
アクセス

青蓮院よりシャトルバス運行(30分間隔で片道100円)
地下鉄東西線「蹴上駅」下車、徒歩30分
その他の交通手段は車のみ
※徒歩ですと暗い山道を登ることになりますので、お車、タクシーでのご参拝をお勧め致します。

問い合わせ先

TEL:075-561-2345(青蓮院)

 自動車

    無料駐車場有り、下記の期間はシャトルバスで下の駐車場からの送迎が20分おきに有り

国宝青不動明王御開帳

会     期: 2014年10月8日 (水) 〜 12月23日 (火・祝) 無休

ライトアップ: 同期間実施

拝 観 時 間: 9:00-21:30(21:00受付終了)
17時よりライトアップいたします。

場     所:

東山山頂の将軍塚(青蓮院飛び地境内/京都府京都市山科区厨子奥花鳥町28)

青蓮院より、30分毎にシャトルバス運行
(片道100円/8時30分〜20時30分)

所用時間15分(*道路の交通状況により異なります)

拝 観 料 金:

大人1000円、中・高生400円、小学生以下は父兄同伴で無料
団体(30名以上):大人900円、高校生350円、中学生300円、小学生200円、寺院団体(10名以上)800円

 

青龍殿・青蓮院共通券:大人 日中1300円 ライトアップ1500円上)800円


            〜青龍殿HPより抜粋〜