京都めぐり

    NO,63 「野宮神社」 2020/11/04撮影



天皇の代理人として伊勢神宮に仕える斎王が伊勢に赴く前に身を清める場所であり、黒木鳥居と小柴垣に囲まれた清浄の地を選んで建てられた。その様子は源氏物語「賢木の巻」にも描かれている。学問・恋愛成就・子宝安産等の祭神を祀り、地域住民から崇敬はもとより、観光ルートの便から他府県または海外からの多くの参拝者が訪れる。

源氏物語「賢木」の巻の舞台とされ、謡曲「野宮」の題材ともなっており境内各所に案内板が設けられ授与される御守にも、それらをモチーフにしたものが見られる
鳥居は樹脂加工がされており、樹皮がついたままのクヌギの原木(徳島県剣山産)を使用し作られた貴重な「黒木の鳥居」で、形としてのみは日本最古の鳥居形式を伝えている。また、脇に備えられた垣根は、クロモジで作られた小柴垣であり、鳥居とともに源氏物語作中での風景描写として描かれた往古の潔斎空間の風情を醸し出している。
苔を用い嵐山を表した美しい庭園として有名な「野宮じゅうたん苔」をはじめ、モミジ・椿・石楠花・馬酔木などが境内を彩り、季節毎にその表情を変え参拝者を楽しませる。
境内社の野宮大黒天は縁結びの神として有名で、大黒天に参詣し、その横の「お亀石」をさすれば願いが叶うと言われ、多くの参拝者の祈願によって美しく黒光りしている。
境内付近に群生する真竹は「野宮竹」と称され、古くは大嘗祭等に使用されたものである。
浩宮徳仁親王殿下の御参拝を記念し植樹されたモミジの脇に建つ社号標は、明治時代の京都の書家、山田永年の揮毫によるものである
大山弁財天前の庭には、村山古郷作「野宮の竹美しや春しぐれ」の句碑が建つ。
本殿前の賽銭箱は、台湾の台北一楽園大飯店からの奉納品である。


                        ウィキペディアより


黒木の鳥居

本殿

恋愛成就の護摩木奉納所

野宮のじゅうたん苔


子宝、安産の白福稲荷大明神

  
所在地 〒616-8393 京都市右京区嵯峨野宮町1
TEL 075-871-1972
正式名 野宮神社
御祭神 野宮大神(天照皇大神)
例祭 10月第3日曜日
ご利益 縁結び
料金 無料
時間 9:00〜17:00
交通アクセス JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」下車、徒歩10分
京福電車「嵐山駅」下車、徒歩10分
阪急「嵐山駅」下車、徒歩15分
市バス61・62系「野ノ宮」下車、徒歩5分