歯科の豆知識

歯を溶かす飲み物

　 固い歯が虫歯になるのは、ミュータンス菌が作る酸が脱灰を起こすのが原因です。酸性度がpH5.5を境に低くなると、歯が溶け出します。

　ミュータンス菌の作る酸の他に、身近な飲み物にもpH値の低いものが沢山あります。コーラpH2.2、酎ハイpH2.8、ポカリpH3.4、ビールpH4.3、トマトジュースpH5.0などあげられます。

　これらの低いpHの物を摂取しても、口の中に長くとどまる事は無ない事。又、唾液の緩衝能により口の中のpHを中性にしていく事が一般に虫歯や酸蝕症を抑制しています。

　喉が渇くから、暑いから、美味しいからと言って大量摂取や、口の中に長くとどめる様な事は避けましょう。