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霊場参拝
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第13番
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平松山 稱念寺 所在地:枚方市長尾元町2丁目
最寄駅:JR学研都市線「長尾」下車、駅前通りを右へ、1つ目の信号(一方通行が逆)を北へ約500m。(長尾谷高校を横の通りを行く)
当山に伝わる古記録『称念寺来由』によると、1649年(慶長2年)久貝家家臣岡田嘉兵衛細谷善兵衛と長尾村(旧福岡村)開拓の仕事にかかり、仏道に深く帰依し、林の中に一小庵を営んでいた。
厳島光明院の阿念上人が諸国を旅の途中、当地(福岡村)に来錫、嘉兵衛の小庵に滞在した。
 嘉兵衛は阿念上人に教えを受けること多く、遂には上人が暫時この小庵に留錫するように願って許された。上人の不断の精進やその人格の高潔さを目の当たりに見た嘉兵衛は、上人を師と仰ぎ、財を投じて一寺院を建立し、上人を開祖とした。
 その後、津田村にあった平松山称念寺という古跡を当地に移し、その山号、寺号を踏襲したという。

[参考資料] 『長尾史(昭和28年版)』 片山長三著 長尾文化会発行
称念寺山門 称念寺山門。
この山門の建てられた年代は不詳だが、その建築様式から見て、17世紀後半から末期(元禄の頃)の建立と思われる。
1976年(昭和51年)に修理が行われた。
改装中の称念寺本堂。
伝わる記録によると本堂は1717年(享保2年)頃に建立、1777年(安永6年)に再建されている。
現在の本堂は1953年(昭和28年)火災に遭い、1960年(昭和35年)に鉄筋コンクリート造りで再建された。
その時の建物の屋根のデザインはフラットなものであったが、今回の改装では屋根は旧来のつくりに戻されている。
改装中の称念寺本堂
称念寺観音堂 鐘楼
称念寺観音堂。
現地の案内板によるとこの観音堂は1982年(昭和57年)の大改修の折、「寛延4年(1751年)上棟」棟札が発見され、当山ではもっとも古い建物と判明。同じく本堂が「安永6年(1777年)」に再建されたことが判明した。

称念寺鐘楼。
この鐘楼は1783年(天明3年)に建立されている。建立当時の鐘は大坂高津北坂 岸本仁左衛門の鋳造によるものであったが、先の大戦中の1942年(昭和17年)に供出した。
現在の鐘は1952年(昭和27年)の再建。
楠木の大木
本堂の前に立つ[法然上人の旅立ち姿」像。
寺院の裏手に樹齢300年以上といわれるクスの木が何本もそびえており、枚方市の保護樹木に指定されている。
ご朱印
河内三十三所観音霊場
称念寺朱印
[2009年2月23日参拝]

寺院-253/TTL-671

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