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天照山 明光寺 所在地:寝屋川市打上元町
最寄駅:JR学研都市線「東寝屋川」下車、駅前のスーパー「イズミヤ」東側の府道を渡り、山本医院の横の道を東に入る。山手の方に約200m
当山の創建や由緒は不明であるが、山門横の雷神石や境内にある十三仏碑には山号や「弘治3年(1557年)」の紀年銘が刻まれていることから、室町後期には存在していた。
 現在は浄土宗で知恩院末であるが、もとは融通念仏宗守口佐太の来迎寺の末であった。
 山号を天照山と号するのは、この寺の上方に位置する国史跡「石宝殿古墳」との繋がりが深かったことに由来していると思われる。
 上記、雷神石や十三仏碑は1801年(享和元年)刊行の『河内名所図会』を始めとする江戸時代の刊行物にたびたび紹介され、寝屋川市を代表するものであった。

[参考資料] 『現地案内碑』&『寝屋川市史』 寝屋川市
明光寺山門 明光寺山門。
明光寺本堂。
本堂は2001年(平成13年)に新しく建て替えられている。
それ以前の本堂は宝永年間(1704〜11年)に藁葺であったと記録され、1766年(明和3年)に瓦葺に改めたれている。その後幾度か修復され、平成13年に全面的に建て替えられた。
明光寺本堂
雷神石 山門横にある雷神石。
何故この石が雷神石と呼ばれるかは不明。
古墳で使われた石棺材を再利用しており、正面に山号の天照山と経文が刻まれている。側面に「弘治3年(1557年)」の銘がある。
現地の解説に拠ると兵庫県高砂市産出の竜山石と思われる擬灰岩とのことで、風化が進み表面はかなり剥離している。
保護のため小屋に入れられており、直接手に触れることが出来ず、ガラス越しに覗き込むのみである。
十三仏碑。
当寺の十三仏は寝屋川市にある十三仏中もっとも古いもので、雷神石と同じく「弘治3年(1557年)」の紀年銘がある。
明光寺十三仏
明光寺地蔵堂 首なし地蔵
地蔵堂(左)と首なし地蔵尊(右)但し、地蔵さんは板で囲われているため全体像は確認できない。
明光寺の首なし地蔵は『河州交野郡寝屋長者鉢記』で初瀬姫の身代わりになったと伝えられている。元は村の4つ辻にあったものを移動させたというが、それがいつの時期であったかは記録に残っていない。
ご朱印
河内三十三所観音霊場
明光寺朱印
[2008年4月25日参拝]

寺院-230/TTL-629

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