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所在地:枚方市枚方元町
最寄駅:京阪本線「枚方公園」下車、浄念寺の向かい坂口医院の横の踏み切りを渡り、線路沿いを南へ、すぐ |
当山の開基は1696年(元禄9年)の『浄土宗寺院由緒書』によると、1592年(文禄元年)に賢蓮社聖譽願生の開基による。
願生上人は山城の生まれで、宇治平等院で剃髪し、鎌倉光明寺で修学すること10余年、天正の末(1950年前後)に山城大念寺に住した後、河内国茨田郡枚方に台鏡寺を起こした。
境内に安置されている地蔵尊石像は「結縁地蔵」として有名で、古くより枚方宿の遊女たちの参詣で賑わったという。
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[参考資料] 『日本歴史地名体系』(大阪府の地名編) 平凡社 |
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台鏡寺山門。台鏡寺は京阪電車の線路に沿った小高い丘の上にある。 |
| 台鏡寺本堂。
現在の本堂は1734年(亨保19年)に再建されている。
本尊は阿弥陀仏像、脇の地蔵像は鎌倉期の作と推定されるとのことである。 |
観音堂。
壁などの痛みがかなり激しい。 |
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境内に建つ地蔵堂。
安置されている地蔵菩薩像は丈6尺の石像。足先と衣紋の裾に多少の破損があるが、これは時々に修行に出かけたためと伝え、「夜歩き地蔵」の名がある。 |
経堂。
脇には小野熊次郎なる人が、この経堂と中に納められている『大蔵経』寄進した旨の石標が建っている。 |
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河内三十三所観音霊場 |
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[2008年8月2日参拝] |
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