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所在地:茨木市天王2丁目
最寄駅:阪急京都線「南茨木」下車、線路沿い東へ約300M |
当山は瑞光山と号し、その開基は寺伝によると、往昔、行基菩薩が当地を巡錫のおり、池中に夜々霊光(瑞光)を発するを見て霊地であることを知り、729年(天平元年)に伽藍を建立したのが始まりといい、行基菩薩の畿内49院の1つであると口伝されている。。
安永3年(1774年)銘の梵鐘によると、応仁年中(1467〜69年)の兵火で堂宇は焼失、寛永年間(1624〜44年)祐照が再建をはかり、1720年(享保5年)弟子快慶の代に堂宇は整備されている。
なお、この梵鐘は1943年(昭和18年)大東亜戦争のために供出している。また、寺宝に小野篁筆という大般若経600巻、尊有筆の涅槃像があったと伝わるがいずれも現存していない。
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[参考資料] 『日本歴史地名体系(大阪府編)』 平凡社
『摂津国八十八ヶ所霊場案内記』 古寺顕彰会発行 |
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お寺の正面。敷地の横を阪急電車がひっきりなしに通過する。 |
1970年(昭和55年)に新しく梵鐘を鋳造し、鐘楼門を新築している。 |
本堂には平安後期の木造十一面観音立像、木造地蔵菩薩立像、大日如来座像を安置する。 十一面観世音立像と地蔵菩薩立像は大阪府の有形文化財に指定されている。 |
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境内の一角に一願地蔵、子育て地蔵などのお地蔵さんが集められて祀られている。 |
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摂津八十八ヶ所霊場 |
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[2005年3月9日参拝] |
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