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所在地:茨木市東福井2丁目
最寄駅:JR東海道線「茨木」下車、阪急バス「忍頂寺」行き、
「福井宮の前」下車、東へ約700m |
当山は 麒麟山と号し、748年(天平20年)、聖武天皇の勅願によって行基菩薩が役行者の修行していたところに堂を開いたのをそのはじめとする。
弘仁年間(810〜23年)、弘法大師の高弟真如法親王がここに住し、大門・鐘楼・経堂その他21坊を建立したと伝え、その後、応仁の乱(1467〜77年)で焼失し、衰退した。
文禄年間(1592〜5年)には、当時の検地帳によれば、12坊(新上坊・了光坊・桜木坊・千蔵坊・真乗坊・角坊・中坊・南坊・皇蔵・光明坊・西坊・東実坊)が再興されており、その頃にはかなり、栄えたと思われる。
現在でも広大な敷地を擁し、境内には護摩堂・護摩道場などがあり、毎年4月の第2日曜日には、山伏が集まって護摩行事が盛大に行われるとのことである。
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[参考資料] 『摂津国八十八ヶ所霊場案内記』 古寺顕彰会発行 |
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下の道からの参道。
本堂に向かって石段が一直線で延びている。
参道の脇にある石標。
これには「摂津88ヶ所第82番
札所」となっており、時代ととも
に、巡礼の順序が変わってきて
いるようである。 |
本堂は弘法大師誕生1200年記念として、1972年(昭和47年)に新築されている。
本堂には、釈迦三尊(釈迦・文殊・普賢)が、脇士として弘法大師像・毘沙門天像が安置されている。 |
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当山の鎮守、牛頭天王を祀る牛頭堂。 |
供養塔。 |
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鐘楼堂とその奥には庫裏と本坊が見える。 |
境内の一角に、蒸気機関車D51(882号)が展示されていた。案内板によると1944年(昭和19年)製造のものだが、手入れが行き届いており60年も経った物とは見えない。 |
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摂津八十八ヶ所霊場 |
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[2005年3月9日参拝] |
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