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霊場参拝
摂津八十八ヶ所 摂津八十八ヶ所
第58番
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多羅山一乗院 所在地:池田市鉢塚2丁目
最寄駅:阪急宝塚線「石橋」よりバスで、「鉢塚」下車すぐ
当院は724年(神亀元年)、聖武天皇の勅願により、行基菩薩の開創で、その後、814年(弘仁5年)弘法大師が留錫し、本尊の聖観世音菩薩像、雨宝童子、春日竜神の3体を刻み、奉祀したと伝わる。しかし、現在当院に安置されている諸像は、弘法大師の時代(平安初期)より更に時代が下り、藤原時代とされるものがあり、大師の自作とは違うようだ。
 1573年(天正元年)織田信長の兵火にかかり焼失したので、この間の歴史を物語るものは失われてしまっている。
 1638年(寛永15年)に秀英より再興され、1834(天保5年)には快竜により復興している。

[参考資料] 『摂津国八十八ヶ所霊場案内記』 古寺顕彰会発行
         『現地解説板』 池田市教育委員会
一乗院山門 お寺は国道176号に面しているが、山門は道を少し入ったところにある。

一乗院鐘楼


 山門を入ったところに鐘楼がある。
 コンクリート作りで、白く塗られて
 いる。


本堂に安置されている本尊の聖観音像(藤原時代末作)、多聞天(藤原時代末作)、春日竜神(室町時代作)は
いずれも池田市重要文化財の指定を受けている。


一乗院庫裏

 庫裏はコンクリートの打ち
 放しで、非常のモダンな造
 りである。
 
一乗院本堂
一乗院融通尊堂 石田三成軍旗塚
融通尊堂。中に安置されている雨宝童子は室町時代の作と伝わり、池田市の重要文化財に指定されている。
この像は「融通尊」と呼ばれ、何でも融通してもらえる仏として親交を集めている。
境内に建つ「石田三成軍旗塚」。この碑は、お寺のお話では、近くに住む三成の子孫と名乗る人が建てたとのことであるが、この付近には現在でも石田姓が多くあり、三成の傍系の子孫でも住んでいたのかも知れない。
ご朱印
摂津八十八ヶ所霊場
一乗院(池田市)朱印
[2005年4月13日参拝]

寺院-117/TTL-360

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