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所在地:池田市鉢塚2丁目
最寄駅:阪急宝塚線「石橋」よりバスで、「鉢塚」下車すぐ |
当院は724年(神亀元年)、聖武天皇の勅願により、行基菩薩の開創で、その後、814年(弘仁5年)弘法大師が留錫し、本尊の聖観世音菩薩像、雨宝童子、春日竜神の3体を刻み、奉祀したと伝わる。しかし、現在当院に安置されている諸像は、弘法大師の時代(平安初期)より更に時代が下り、藤原時代とされるものがあり、大師の自作とは違うようだ。
1573年(天正元年)織田信長の兵火にかかり焼失したので、この間の歴史を物語るものは失われてしまっている。
1638年(寛永15年)に秀英より再興され、1834(天保5年)には快竜により復興している。
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[参考資料] 『摂津国八十八ヶ所霊場案内記』 古寺顕彰会発行
『現地解説板』 池田市教育委員会 |
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お寺は国道176号に面しているが、山門は道を少し入ったところにある。
山門を入ったところに鐘楼がある。
コンクリート作りで、白く塗られて
いる。 |
本堂に安置されている本尊の聖観音像(藤原時代末作)、多聞天(藤原時代末作)、春日竜神(室町時代作)は
いずれも池田市重要文化財の指定を受けている。
庫裏はコンクリートの打ち
放しで、非常のモダンな造
りである。
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融通尊堂。中に安置されている雨宝童子は室町時代の作と伝わり、池田市の重要文化財に指定されている。
この像は「融通尊」と呼ばれ、何でも融通してもらえる仏として親交を集めている。 |
境内に建つ「石田三成軍旗塚」。この碑は、お寺のお話では、近くに住む三成の子孫と名乗る人が建てたとのことであるが、この付近には現在でも石田姓が多くあり、三成の傍系の子孫でも住んでいたのかも知れない。 |
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摂津八十八ヶ所霊場 |
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[2005年4月13日参拝] |
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