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清光山常福寺 所在地:池田市神田3丁目
最寄駅:阪急宝塚線「池田」から、市内循環バスで「神田」下車、東へ約100M
当山に残る縁起書『清光山常福寺』(慶長16年:1611年の奥書を持つ)によると、当山は731年(天平3年)行基菩薩の開創で、行基が自作の千手観音を安置したという。
 2世海然大徳は真言密教を極め、種々の法験を示した。当山の近くにある八坂神社の祭神(牛頭天王)も、979年(天元2年)その法験により降臨したという。その後は同社の神宮寺として隆盛している。
 998年(長徳4年)一条天皇の勅願所として、現在の寺号を賜っている。その後、白河天皇や後伏見天皇の勅命で、堂宇が修復されている。
 1578年(天正6年)伊丹城主荒木村重織田信長に背いたとき、常福寺衆徒は荒木氏に同心して籠城したとの流言が広がったため、同7年寺領を没収され、堂宇が焼き払われたが、池田城主池田備後守が復興に尽力し、1606年(慶長11年)に本堂が再建され、江戸時代以降数度の修補を経て今日に至っている。

[参考資料] 『清光山常福寺』 常福寺パンフレット
         『日本歴史地名体系(大阪府編)』 平凡社
常福寺山門 山門は通りに面しておらず、ちょっと入り込んだ所にあった。
本堂の前に、色とりどりの花が植えられていた。 常福寺本堂
常福寺宝筐印塔 常福寺鐘楼
本堂の前に「願主右衛門尉藤原景正」と刻した宝筐印塔の基礎の部分が残されており、解説板によると、鎌倉時代のものとのことで、市の重要文化財に指定されている。 梵鐘には「天和2年黄檗僧高泉」(1682年)の銘があるとのことで、江戸時代初期のものである。
ご朱印
摂津八十八ヶ所霊場 摂津三十三ヶ所霊場 頂いた散華
常福寺(池田市)朱印-1 常福寺(池田市)朱印-2 常福寺散華
[2005年4月13日参拝] [2005年4月13日参拝]

寺院-118/TTL-362

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