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所在地:箕面市如意谷4丁目
最寄駅:阪急箕面線「箕面」から阪急バス「間谷住宅」行きで、
「萱野北小学校」下車、北へすぐ |
当山の縁起は、寺伝によれば、弘仁年間(810〜24年)弘法大師の創建と伝え、もとは如意輪寺と称していた。
弘法大師が諸国を順錫していたおり、河内国錦部郡において、役行者小角の再来である一人の老僧にあった。老僧は「摂津豊島郡に如意輪有縁の霊場があるので、そこで寺院を営むべし」と告げたという。
そこで、弘法大師は当山に登って如意輪大悲尊像を一刀三拝で彫刻して、3日3晩かかって彫り上げ、その地に寺院を創設して、この像を安置した。
その後、880年(元慶4年)に陽成天皇より荘園を下賜され、七堂伽藍を備え数10の坊舎は甍を並べて隆盛を極めていたという。
しかし、応仁の乱(1467〜77年)の兵火にあって伽藍はことごとく灰燼となり、塔頭の一つであった宝珠院のみが、ようやく草堂を営んでその法燈を継続していたが、1665年(寛文5年)に僧秀盛によって再建された。その時の本堂や庫裏は1893年に現在の建物に建て替えられるまで存在していた。
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[参考資料] 『摩尼山 如意輪寺 宝珠院』 宝珠院パンフレット
『摂津国八十八ヶ所霊場案内記』 古寺顕彰会発行 |
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道に面した寺院の入口。お寺は1段高いところにある。 |
現在の本堂は、1983年(昭和58年)再建されている。
本尊の如意輪観音像(室町時代初期の作と見られる)が安置されている。 |
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境内には、牡丹、芍薬、蓮などが花々が数多く植えられたいたが、参拝したときは、いずれの花も時期的に少し早すぎたようだ。
満開時の写真集が本堂の前に置かれていたので、その時の状況が伺い知ることが出来る。 |
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摂津八十八ヶ所霊場 |
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[2005年4月14日参拝] |
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