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所在地:和泉市芦部町
最寄駅:南海本線[泉大津]下車、南海バス「父鬼」行きで「芦部」下車すぐ |
当山の開基は不明であるが、現在地には室町時代に移されたといわれる。その後の寺歴なども詳らかではないが、1979年(昭和54年)に再建される前の本堂は1691年(元禄4年)の寺社改帳に記録が残っており、正徳年間(1711〜16年)の位牌も現存するため、この頃に本堂や庫裏が建てられたことが推定出来る。
当山は和泉33ヶ所の第15番札所であるが、ここから約500m程離れてある観音寺は第20番と連続ではない。これは明治以前は別の寺院が15番札所であったが、明治初年の「神仏分離令」で、廃寺となったため、これを引継いだことによる。
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[参考資料] 『泉州 和泉西国三十三所めぐり 観音さま』 和泉西国会発行 |
 |
成福寺山門。
門の前後の駐車場になっているところにかっては庫裏があったが、老朽化のため取り壊され、近年建替えられた。 |
本堂は1979年(昭和54年)建替えられた。
再建前の本堂は江戸時代に建てられたものであったが、老朽化のため、崩れ落ちてしまったとのことである。
新しい本堂は勿論、鉄筋コンクリート作りである |
 |
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境内に建つ不動明王と手水鉢。 |
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門の脇に聳える蘇鉄は樹齢5〜600年と推定され、和泉市内でも1番古く、お寺が当地に建てられたときに植えられた可能性があるという。
元は本堂と庫裏に挟まれる形にあったが、どちらの建物も建替えにより、場所を移動したため、今は伸び伸びと育っている。 |
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和泉三十三ヶ所観音霊場 |
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[2006年7月29日参拝] |
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