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所在地:西宮市門戸西町2丁目
最寄駅:阪急今津線「門戸厄神」下車、東出口より5西北へ約700M |
当山は東光寺という名より厄除け祈願寺としての門戸厄神という名前の方が通りが良い。その縁起は嵯峨天皇の勅願により、弘法大師が開基したと伝えられる。
826年(天長6年)嵯峨天皇が41歳の厄年の時、夢での厄神明王の感得に、大師は自ら白檀木に愛染明王と不動明王が一体となった明王像を3体刻み、それぞれ高野山の麓にある『天野明神』、山城の『石清水八満宮』、ここ『東光寺』に祀った。時代を経て天野明神と石清水八満宮のものは現存せず、当山に伝わる厄神明王のみが現存するという。
以降の歴史については、兵火などにより資料が焼失し、詳細は不明。徳川中期の慶安年間(1648〜52年)に宥盛法師により中興され、現在に至っている。
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[参考資料] 『嵯峨天皇勅願所 門戸厄神』 東光寺パンフレット
『摂津国八十八ヶ所霊場案内記』 古寺顕彰会発行 |
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東光寺表門。表門の下には42段の男厄坂がある。
阪神淡路大震災で全壊し、再建されている。
東光寺の南門。
門戸厄神駅からの参道が
ここに続いており、人の出
入は表門より南門よりの
方が圧倒的に多い。
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中楼門。
中楼門に登る左右の階段は33段で、女厄坂と呼ばれる。表門と同様、男女の厄年にちなんでおり、階段を上るごとに厄が落ちるといわれる。 |
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薬師堂。東光寺の本尊である瑠璃光如来が祀られている。 |
厄神堂。弘法大師自作の厄神明王を祀る。
本尊よりも厄神明王のほうが有名で参拝客も多い。 |
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大黒堂・愛染堂。 |
大師堂。弘法大師空海が祀られている。 |
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中楼門の傍らに建てられていた「甲東小学校発祥の地」の碑。1873年(明治6年)当山を仮校舎として開校した。開校当時は門戸小学校と呼ばれていた。 |
参道の入口に建てられている道標。
説明版によるとかってはこの近くのあぜ道に篤志家が道しるべとして建てたもので1945年(昭和20年)頃まではこのあたりは一面の田畑であったらしい。。 |
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摂津八十八ヶ所霊場 |
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[2006年2月18日参拝] |
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