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史 跡
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近松ゆかりの地へ



お初天神へ
お初の墓 所在地:大阪市中央区中寺2丁目 久成寺
最寄駅:地下鉄谷町線「谷町9丁目」下車、千日前通りを西へ、最初の辻を北に入る。信号を渡りすぐ、右(東)側。
近松門左衛門の代表的な作品『曽根崎心中』の主人公、お初・徳兵衛のうち、お初の墓が大阪市中央区の久成寺(本門法華宗)にある。
 『大阪伝承地誌集成』では、お初は天満屋の遊女で、天満屋が久成寺の檀家であった関係から、当寺に墓が建てられたとしている。明治の動乱期には所在不明となったが、2002年(平成14年)お初の300回忌に当たることから、当寺の住職が再建した。
 また、当寺には天満屋の遊女某がお初を慕って、墓前で自殺を図り、住職に助けられたという伝承もあるという。

[参考資料] 『大阪伝承地誌集成』 三善貞司著 清文堂
お初の墓 久成寺境内墓地の一角にある「お初の墓」。
右側の小さい墓がそれで、戒名の「妙法妙力信女」が刻まれており、右面に「元禄十六年(1703年)四月七日寂 曽根崎心中お初の墓」と刻まれている。
久成寺山門。
門の傍らには「曽根崎心中 お初墓所」の石碑が建てられている。
久成寺山門
久成寺本堂 久成寺本堂。
久成寺は大相撲大阪場所の時は高砂部屋の宿舎になっている。かってはこの中寺町から下寺町(天王寺区)にかけての多くの寺院が、大阪場所中の宿舎になっていたが、近年は大阪市内や近郊の町に分散し、現在ではこの久成寺だけになってしまった。

史跡-179/TTL-708

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