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山 歩 き
大阪市内の山
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天保山 所在地:大阪市港区築港3丁目 天保山公園内
最寄駅:地下鉄中央線「大阪港」下車、北へ約300m

天保山(てんぽうざん)は国土地理院発行の25000分の1地形図に記載されている二等三角点標石をもつ山の中では、日本一標高の低い山として知られている。

この山は1831年(天保2年)から2年間かけ、船の航路を確保するために、大阪港に接した安治川の土砂が積み上げられて出来た、人工の山で当時の高さは約18mあった。

この川さらえのため、幕府のてこ入れも然ることながら、鴻池、住友、三井などの豪商からの寄付をはじめとし、大坂町民挙げて費用の拠出で2357貫333匁あまりが集まり、延べ10万1200人もの人足が参加する大事業になったと伝わる。川さらえ以降は、桜が植えられたり茶店が設けられるなど、四季を通じて大坂町民(市民)行楽の地として賑わったという。

標  高:4.5M
登頂日:2003年11月30日
25000分の1地形図名:[大阪西南部]
経緯:北緯34度39分29秒、東経135度25分58秒
天保山-1 天保山-1

公園を入ったところに見える丘。
天保山公園を入ったところにある「天保山跡」の碑。この石碑の横に下の写真の丘があるので、この丘が「天保山」と思い込む人が多い。
上の丘の反対側(海側)にある二等三角点。
傍に「天保山山岳会」の登頂証明書のパンフレットが置かれてあった。
天保山-2
天保山-3 三角点の横にある「明治天皇観艦之所」の碑。
碑文によれば、1868年(明治元年)3月明治天皇が大阪に行幸した際、この天保山から軍艦の操練を観閲したことを記念し、1929年(昭和4年)大阪市青年連合団が建立した。横には「阪神高速5号湾岸線」の「天保山大橋」が安治川を跨いでいる。

山歩き-004/TTL-118

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