
『潮騒の孤島』神島を訪ねてみた! (写真1)
三島由紀夫の小説『潮騒』は、「歌島は人口1400、周囲一里に
充たない小島である」という書き出しで始まっているが、ここ
神島は周囲4キロ、現在戸数200、およそ600人の島民が島の
北西側の斜面に沿って寄り添うように生活している。
船を降りて八代神社へと向かう! (写真2)
民家の立ち並ぶ細い路地を抜けて、200段余りの長い階段を登っ
て行くと、海の神様「綿津見の命」をお祀りしてある八代神社に着く。
残念ながら神殿はちょうど建て替えの時期の為か取り壊されていた。
ここまで船着場からの所要時間は15分位か。

八代神社から女の坂を経て灯台を目指す! (写真3)
小説に出てくる「女の坂」というのはこの辺りではないかと勝手に
想像しながら、うっそうとした木立のなかを灯台へとひたすら歩く。
勾配はそれほどではないが、しかし相変わらず上り坂が続いている。
歌島(神島)で最も美しい場所はふたつ、その内のひとつは灯台! (写真4)
小説で『八代神社』と並び美しい場所と記されているこの『灯台』。
確かに眺めはすばらしい、長い階段を登ってきた足の疲れも忘れて
記念撮影をしたり、お茶をのんだり、目前の景色を眺めて一休み。
船着場からここまでのの所要時間は30分程度。

一休みしたあと、監的硝に向かって再び歩き始める! (写真5)
灯台の裏側に回って階段を登ることになるが、船着場から灯台までは
石段、そしてここからは木製の階段、ともに足場はよいので歩きやすい。

監的硝からの眺望! (写真6)
戦時中に海軍が試射弾の着弾点を見定めた場所ということですが、小説
『潮騒』のクライマックスのシ−ンに必ず登場するので、平和な現在は
この方がよく知られているだろうし、特に説明は要らないと思う。
灯台からの所要時間は15分程度。

監的硝内からの眺望! (写真7)
カメラをセットしてじっとシャッタ−チャンスを待っている人も。
それほど大きくない四角い窓からの変わらぬ風景ではあるが、そこに
青い海と白い雲、そして行き交う船の姿を見つけたとき、日々刻々と
変化する格好の被写体と成り得るのかも知れない。
ニワの浜、カルスト地形! (写真8)
監的硝跡から少し下って行くと突然目の前に海岸、そこがニワの浜。
青い海とカルスト地形の白い岩肌、このコントラストが素晴らしい。
今回はここで休憩昼食とする。
監的硝跡からの所要時間は15分位か。

海岸から見あげて撮影したカルスト地形! (写真9)
岩礁が切り立ったカルスト地形は鳥羽市の指定天然記念物とのこと。
一周回って船着場に向かう、この辺りの風は台風並みに強い! (写真10)
ニワの浜から学校横を通り、古里(ごり)の浜と鍾乳洞を左手に見な
がら峠を越えて船着場に向かうが、ここで初めて軽トラと出会う。
また、この写真でも分かるようにように島全体、広葉の常緑樹が実に多い。
ニワの浜から船着場までの所要時間は20分程度。
今回縁あって誘って頂いたので伊良湖から船に乗り『神島』を散策した。
島に着いてもその風は一向に収まるどころか、むしろ強くなった感さえある。
さて今回の参加者は20余人、その中に3歳になったばかりの小さい子供さんも
《参考》
国一分岐 → (42号線) → 伊良子乗船場(道の駅) 70分(車)
宿泊施設 旅館・民宿 (11軒)
問い合わせ 鳥羽市商工観光課 TEL 0599-25-1157(ホ−ムペ−ジ等)
前日からの強風で、船が欠航するのではないかと心配して伊良湖えと向かい
ましたが、幸いにも予定通り乗船することが出来た。
とは言うものの大変な揺れようでハラハラドキドキの連続、そこで船長さん
はと見れば、こちらはまるでそれを楽しむかのような手馴れた舵さばき。
過ぎてみればこれもまた良き思い出、いずれ機会をみてまた訪ねてみようと
考えている。
島のお年寄りに聞いたところ『登って向こう側に行けば風は収まるよ』という
返事が返ってきたが、その言葉どおり灯台に着くころにはピタッと風は無くな
ってしまった。
そういえば、小説にも『女の坂を曲がると嘘のように風がなくなった』とあっ
たことを思い出す。
そして西側(写真10)に回って帰ってくると、再び台風並みの風が出迎えてくれ
たが、どうやらこちら側は朝からずっと強風が吹いていたということらしい。
同行したが、この子が自分の意思で散策路をほとんど歩いてしまったのには驚
いてしまった。
伊良湖 → (観光船) → 神島(片道 1000円) 15分
乗船時刻 伊良湖発(10:00) 神島発(14:00)
島内散策 所要時間 2時間程度と紹介されている。
(山海荘、他 料理優先なら網元の「なぎさ」が良いとか)