鉄道模型を趣味にしている人ならば、自分のレイアウトを作りたいと思われている方は多いはず。また、その夢を実現させた方も沢山いらっしゃると思います。私もその夢を実現させた一人ですが、以前は固定式のレイアウトに2度チャレンジした事もあります。しかし、性格のせいか製作途中でレイアウト配置(半年もかけて設計したにも関わらず)が飽きてしまったり、仕事の忙しさに追われたりで2度共に途中で挫折してしまいました。以降は車輌収集とフロア運転の日々が続きましたが、その生活もフラストレーションが溜まり、再びレイアウト製作への思いが募りました。集合式レイアウトの存在については以前から知っていましたが、車輌展示台にもなるし、大きなものでなければ机上で作成できるので、一念奮起して2台のモジュールレイアウトを製作してみました。これが非常に満足のゆく結果となりました。レイアウトの出来栄えがどうのというよりも、レイアウト製作の開始から完成迄の一連のプロセスが体験できた事が気に入ったのです。また、出来た2台のモジュールレイアウトを入替える事により違った情景が楽しめるというのも飽きっぽい性格の私にマッチしていたのです。その後、24台のモジュールレイアウト製作し現在に至っています。レイアウト製作を検討されている皆さん、モジュールレイアウトの製作を選択肢の中に加えてみてはいかがでしょうか?前置きが長くなりましたが、レイアウト製作を検討されている皆さんに、少しでもお役にたてればと思い、受注製作している「雪国」についてお客様の了承を得て、その製作過程をご紹介させていただきます。あくまで我流ですのでその辺りはお許し下さい。

製作過程
PART1
ベース製作編
敷設する線路配置の決定から加工したパネルの補強まで
PART2
渓流製作編
山の側枠の取付けから渓流の水の表現まで