阿波踊り
 2004
 徳島の夏といえばは阿波踊りに決まっている。しかし紹介されるのは有料演舞場での踊りや有名連の紹介ばかりである。地元徳島の人間としてはちょっとはがゆい。
 裏通りにも踊りは繰り出す。ちょっとした広場があれば乱舞する。徳島はいたるところで阿波踊りなのだ。私はそういうところにスポットを当ててみた。

乱
舞
踊りの指揮はカネが受け持つ。踊りの開始・終わりはもちろんだが、踊りのテンポを自在にあやつる。ゆったりしたテンポから急にカネが強く乱打されると、みんなは乱舞し出す。私はこの激しい変化が好きだ。
カネ、大太鼓、小太鼓、三味線、笛……
強烈なリズムで踊りを盛り上げる
強
烈
な
リ
ズ
ム
若い女性の男踊りは魅力がある
乱舞、乱舞

(東新町広場)

 喧噪の表通りからちょっと入るといろんなところで踊りが見られる。有料の桟敷で見るのだけが阿波踊りではない。こうした裏通りの踊りが本来の阿波踊りなのだ。
 床几や提灯を出し、夕涼みをしながら阿波踊りを楽しむ。ここには三味線や笛の音がよく似合う。

  (栄町通りにて)
最近は女性の笛が多い
円陣を組んで座り、一人ずつ輪の中に入って踊る。みんなは手拍子で踊りを盛り上げる。一人一人の個性ある踊りが見られて味がある。
料亭のきれいどころも手拍子で楽しむ
通りと床几
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有料演舞場
徳島市の有料演舞場は4カ所ある。お金を取っているだけに上手な踊りが多い。阿波踊り3日目は紺屋町演舞場での踊りを中心に取材してみた。
笛や三味線などの情緒あるお囃子を取り除き、カネと太鼓のみの強烈な2ビートのリズムに仕上げたのは「苔作」が最初だ。今や若者だけでなく多くの人に圧倒的な支持を受けるようになった。強烈リズムのカリスマ的存在。超人気連の一つだ。
「苔作」こけさく
最近は珍しくなった肩車をしての親子踊り
お囃子の一番の情緒は笛の音だ
女性の男踊りは男性のように豪快さはないが、そのぶん男性にない色気としなやかさがある
女性の華麗さと男性の豪放さが対照的。私は男踊りの自由奔放さが好きなのだが、今は連によってみんな同じ踊りでありおもしろさには欠ける。
笹連
踊る広場はあちこちにある。夜10時頃の新町橋広場
開始直後(午後6時)の元町演舞場(無料)の風景。無料演舞場も開始30分くらいは有名連が多く繰り出す。これ穴場。写真左:そごうデパートより見る。 写真右:正面奥はJR徳島駅