肥料
◆肥料の3要素 ◆肥料の5要素 ◆肥料の16要素 ◆肥料の施し方 ◆市販(購入)肥料
◇生ごみから堆肥を作る



◆肥料の3要素
チッ素、リン酸、カリ」を肥料の3要素といいます。
チッ素 チッ素は、葉肥(はごえ)と呼ばれ、野菜の葉や茎の成長にとって重要な養分で、特に葉菜類には欠かせない肥料です。 しかし、与えすぎると大きく軟弱に育ち、病害虫にもかかりやすくなるので注意する。 水に溶けやすい性質のため、雨などによって流出します。
リン酸 リン酸は、実肥(みごえ)といって、開花・結実に大きな作用を及ぼし生長初期に特に必要とされるので追肥よりも元肥に施すようにする。 果菜類または根菜類に特に不可欠な要素です。
カリ カリは、根肥(ねごえ)ともいわれ、根の発育を促進し、耐寒性、耐病性を高める作用があるので栽培の全期間必要です。 特に根菜類の成長には重要な肥料です。

◆肥料の5要素
以上の3要素のほかに、「カルシウム(消石灰)マグネシウム(苦土石灰)」の2つを加えたものを肥料の5要素といいます。
カルシウム
(消石灰)
根の生長促進や土の酸性度を調整する。
マグネシウム
(苦土石灰)
葉緑素の成分となり光合成を促進する。
どの要素が欠けても野菜の成長に少なからぬ影響があるが、かといって肥料を与えすぎたり特定の要素に偏ったりしてもよくありません。これらの要素をバランスよく与えることがよい野菜を育てるコツです。
 
◆肥料の16要素
野菜栽培には、上記の5要素のほかに、その成長に大きな影響をもついくつかの肥料分が必要です。 それは全部で16の種類があり16要素と呼ばれます。野菜の生長に必須という意味で必須元素とも呼ばれます。 「窒素、リン酸、カリ、カルシウム、マグネシウム、鉄、硫黄、酸素、炭素、水素」の10要素は割と多くの量を必要とするので、多量元素と呼ばれます。 これに対して、「銅、亜鉛、塩素、マンガン、ホウ素、モリブデン」の6要素は少量でよいので微量元素と呼ばれます。 これらのうち、水素、酸素、炭素は水と空気より供給されるので、特に与える必要はありません。 また、微量要素も土中には十分含まれるのでこれも意識する必要はありません。 肥料として与える必要があるのは窒素、リン酸、カリの3要素です。 参考までに、下表で植物細胞を構成する基本要素である炭素、水素、酸素以外の各要素の働きを示します。
要素 働き
窒素 成長促進、特に葉茎の生長に効く。欠乏すると葉が黄色化するとともに成長が鈍化して小型になる。過剰になると葉ばかりが成長し結実しない(つるボケ)ことになる。また軟弱で病気にかかりやすい。
リン酸 植物中の核酸、酵素の構成要素で根の伸長や開花結実の促進に関与。欠乏すると根の発育や着花結実が不良となる。
カリ 根の発育を早め、根や茎を丈夫にする。欠乏すると葉の中心が濃い緑色で縁が黄色化する。
カルシウム 細胞分裂や細胞の成長に関与。欠乏すると葉の縁が未発達となる。また、有機酸などの有害物質と結びついて、これを無害化したり、根の発育を促進するなどすることにより病害に対する抵抗力を強くする作用もある。
マグネシウム 葉緑素を構成する主要素で酸素の活性化に関与する。欠乏すると古い葉から葉脈間が黄色化する。また、蛋白質、脂肪の合成に必要な元素で、植物の新陳代謝を盛んにする。
硫黄 蛋白質、アミノ酸、ビタミンなどの構成要素。欠乏すると葉の生長が阻害され小型化する。また、葉緑素の生成を助ける働きもある。
葉緑素の生成に関与。
植物体内の酸化還元に関係する銅酵素の構成要素。酸化還元反応、蛋白質の代謝に関与。
亜鉛 細胞壁の保護に関与。また、植物体内の各種酵素の構成要素となる。
マンガン 光合成に関与。植物体内の酸化還元酵素の働きを強め、葉緑素や蛋白質の生成を助ける働きがある。
ホウ素 開花結実に関与。また、細胞膜の形成維持や水分、炭水化物、窒素の代謝にも関係する。
塩素 光合成に関与。
モリブデン 植物体内の酸化還元酵素の構成要素となり、根粒菌の窒素固定、硝酸還元に関係。

◆肥料の施し方
元肥 種を蒔いたり苗を植え込む前に施す肥料のことで、ゆっくりと効き、効果が持続するものを肥料として施す。 堆肥(家畜糞を主体とするものとバーク堆肥や腐葉土などの植物性堆肥がある)や油かすや骨粉、 鶏ふんなどの有機質肥料を主体とする。
追肥 成長時期の途中で成長の度合いや必要に応じて施す肥料のことで、無機質肥料である肥料の3要素を配合した粒状の 「化成肥料」や有機質肥料と無機質肥料を配合した「配合肥料」、水にとかして施す「液体肥料」などがある。 液体肥料は潅水もかねてやれるので便利です。効き方は種類によって即効性、遅効性、緩効性と様々です。
無機質肥料は、有機質肥料と違って多く使うと肥料やけで根を傷めたり土中の微生物が死滅して土質を悪くしてしまうので多用を避ける。

 
◆市販(購入)肥料の情報
製造元情報 容量 肥料の名称 原料 成分 使用料(坪当り)
会社名 種類 登録番号 窒素 りん酸 加里 元肥 追肥
アート園芸 化成肥料 5kg 白ばら化成肥料8号 アンモニア性
8.0%
可溶性
8.0%
水溶性
6.0%
水溶性加里
8.0%
250g
〜450g
100g
〜150g
潟Oリーンサービス 化成肥料 5kg 生第70531号 アンモニア性
8.0%
可溶性
8.0%
水溶性
6.0%
水溶性加里
8.0%
250g
〜450g
100g
〜150g
泣Aグリスファーム 堆肥 茨城県
第850号
18L パーク・オガ屑・牛糞堆肥 木質系残さ・牛糞 1.3% 1.6% 1.3%
叶V日本酪農研究所 堆肥 茨城県
第850号
7.5kg
/18L
バークオガ屑牛糞堆肥 1.35% 1.68% 1.36%
椛蜻n産業 配合肥料 油粕、大豆粕、米ぬか、カニ殻等と配合した有機肥料と化成肥料を配合した肥料 油粕、大豆粕、米ぬか、カニ殻等と化成肥料 6.0% 6.0%
アート園芸 配合肥料 5kg 特選園芸1号 なたね油かす、魚かす、大豆かす、骨粉入り 8.0%
アンモニア性
7.0%
8.0%
可溶性
7.7%
水溶性
5.5%
6.0%
水溶性
6.0%
350g
〜500g
椛蜍{グリーンサービス 配合肥料 5kg 特選園芸1号 なたね油かす、魚かす、大豆かす、骨粉入り 7.0%
アンモニア性
6.0%
7.0%
可溶性
5.5%
水溶性
4.5%
7.0%
水溶性
7.0%
葉根菜
260g
〜360g
実物 
360g
〜560g
葉根菜
60g
〜120g
実物 
150g
〜180g
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