カボチャの栽培方法
連作障害 なし 発芽適温 25〜30℃ 生育適温 20℃前後 科 名 ウリ科
日 照 日向 土 壌
株 間 75cm 発芽条件
くりひろの特徴
果実は黒緑色で2.0〜2.3kg、生育旺盛で実のつきが良いカボチャです。 果肉は厚く粉質で、甘みが強いのが特徴です。 鮮やかな黄色で、煮物のほか、幅広い料理に使えます。
3月
畑の準備 種蒔きの1ヶ月前(3月中旬)に元肥用の穴(30cm四方、深さ30cm)を掘る。複数株育てる時には株間を75cm以上とる。 穴の底に堆肥2L、化成肥料50gを穴の中と周辺にまき、穴の中の元肥と土を混ぜる。 穴の四辺に支柱を立てた後、外にまいた化成肥料と土を混ぜながら穴に土を埋め戻す。 肥料の穴の上に高さ10cmの畝を立て、更にマルチを張り中央に穴を開ける。
栽培面積 元肥 備考
堆肥 化成肥料 苦土石灰
3.0u 2L 50g
4月
種蒔き 4月中旬、種蒔きを行う。種は、種蒔きの前日に水に浸しておく。 マルチの穴に種を1cmの深さに3粒埋め、1cm位の厚さに土をかぶせ、手の平で押し固め、たっぷり水を与える。
1週間位で発芽し、本葉が2〜3枚になったら1本を残して他を間引く。
ニホンカボチャの場合は、本葉が8枚くらい出たところで親づる摘心し、子づるを残して着果させる。
5月
手入れ 蔓は2本仕立てにし、蔓の間隔を35cmになるように配置する。   果実は13節以降に着け、20節までのわき芽は取り除きます。
7月
人工受粉 花が咲き始めたら、晴れた日の朝9時頃までに人工受粉を行います。 雄花を摘み取って花びらを取り除き、雌花の柱頭に雄しべの花粉をこすりつけます。
7月
追肥 蔓が旺盛に広がっていくが放任しておく。 追肥は不要である。
雌花がしぼんでから40〜45日が収穫の目安となります。 蔓1本に実が2個、一株当たり4個育てる。
8月
引き藁 果実がこぶし大になったら、花がついていた方を下にしてワラを敷き、果実が直接地面に触れないようにする。
8月
〜9月

収穫 収穫時期は実の表面の光沢がなくなり皮が固くなってくる。 へたの付け根が褐色にコルク化する頃が収穫の目安となります。
分類 特徴 品種
ニホンカボチャ 菊座型のひだのある果実が代表で、白皮と黒皮があり、果肉の水分はやや多く、粘質です。 黒皮、菊座、鹿ケ谷(ししがたに)、ちりめんなど
セイヨウカボチャ 果実の表面がなめらかで、果肉が紛質でほくほくした甘味がある。 えびす、黒皮栗、青皮栗、赤皮栗、雪化粧、みやこなど
ペポカボチャ 未熟果を利用する蔓なし種
ソウメンカボチャ、ズッキーニなど