オクラの栽培方法
連作障害 無し 発芽適温 25〜30℃ 生育適温 18〜30℃ 科 名 アオイ科
日 照 日向 土 壌
株 間 40cm 発芽条件
オクラ種袋の記載内容より
生育強く草丈は2m位にも達し、着果の多い大豊産種です。
葉は掌状で花は5弁の純黄色で、花の観賞としても充分楽しめる。
果実は朔果で細長く5稜角で、種子は灰黒色の円形です。
未熟の朔(サク)を油でいため、またサッと湯がき、マヨネーズ等で、すき焼、糖漬、サラダ等に、ビタミンの多い特殊栄養野菜です。
3月
〜5月

畑の準備 植える1〜2週間前に幅40cm長さ200cmの畑に苦土石灰を施し良く耕す。
種蒔き、苗の植え付け前に元肥を施し、マルチングを行う。
元肥を施す溝、深さ30cm幅20cmを掘り、 過燐酸石灰、堆肥、化成肥料、配合肥料を施し良く耕した後、埋め戻す。
元肥を施した溝が中心にくるよう畝幅40cm高さ10cm長さ200cmの畝を立てる。
透明マルチを張り40cm間隔に4箇所、7〜8cmの穴をあける。 [肥料の量はオクラ4本分]
栽培面積 元肥
苦土石灰 堆肥 過燐酸石灰 化成肥料 配合肥料
0.8u 300g 3.0L 150g 150g 150g
4月
〜5月

植え付け [直蒔き]
桜の花が咲く頃から5月末頃までに、株間40cm位で一箇所5粒点蒔きし6mm位の覆い土をする。 発芽までの1週間は毎日水やりする。発芽後、の間引は、「苗作り」と同じで最後に1本立てにする。
[苗作り]
(1)種子は硬く吸水しにくいので、
  予め2〜3日ぬるま湯につけ芽出しする。
(2)直径9cmのポリ鉢に4〜5粒の種を蒔く。
(3)本葉2枚の頃、2本立てにする。
(4)2本立てのまま本葉4〜5まで育て1本立てにする。
6月
〜7月

定植
追肥
苗作りを行った場合には、本葉4〜5になった時に畑へ定植し、植え付け間隔は40cm位にする。
草丈が30cm〜40cmぐらいに伸びるまでは成長が遅い。
高温多湿を好むので夏場の水やりは定期的に行う(水がきれると莢のつきが悪くなる)。 梅雨明け頃から急に大きくなり花が咲き出すのでこの頃に最初の追肥を施す。
葉色や花の咲き具合を観察し、2週間に1回ぐらい、 1株あたり配合肥料20g、化成肥料20gぐらい与える。
栽培面積 追肥 備考
化成肥料 配合肥料
0.8u 80g 80g 20g/株
7月
〜8月

収穫 収穫は、果梗が5〜6cm で、まだ柔らかいうちに、取り遅れないように注意して行います。 果梗(果柄)は硬く、莢はつぶれやすいので、ハサミを用い葉も一緒に摘み取る。
果梗を収穫したら実の下1〜2枚の葉を残し、それより下の葉を全て摘み取る。(整姿) 草丈が1m以上に達すると分枝し、次第に葉が込み合ってくるので、 適時、葉柄から切り取ってやります。
10月
種作り 収穫の遅れた果梗は、そのまま成長させ種を付かせます。 オクラの莢が完熟し茶色く変色し完全に乾燥すれば種が完成します。
オクラは、霜にあたると生育は著しく阻害され、枯死します。
注意
オクラは、発芽直後にアブラムシが発生しやすく、双葉にびっしり付くとその株は生育しない。 発芽直後は毎日葉の裏側を確認し見つけたらすぐ駆除する。