一般的に、チップセットはメモリを一定のブロックに分けて管理する。
そして、そのブロックのことをメモリバンクという。
そして、チップセットによって、管理できるメモリバンク数は異なる。
たとえぱ、Intel845 シリーズが管理できるメモリバンクは、最大4バンクまでとなっている。
そのため、Intel845 シリーズを搭載するマザーボードに512Mバイトのメモリを3枚差しても、差すメモりによっては1Gバイトしか認識されないといったことが起こる(Intel845 シリーズは最大2Gバイトまでのメモリをサポート)。
メモリには、メモリチップが片面にのみ実装されているものと、両面に実装されているものがある。
そして、メモリチップが片面にのみ実装されているメモリは1つのメモリバンクで管理できるが、メモリチップか両面に実装されているメモリを管理するには2つのメモリバンクを必漢とする。
つまり、Intel845 シリーズを搭載するマザーボードでは、両面にメモリチップか実装されているメモリは最大2枚しか取り付けられないのだ。
最近では、512Mバイトのメモリでも片面にのみメモりチップが実装されている製品が一般的となりつつあるため、こういったトラプルは少なくなってきてはいるが、メモリチップか両面に実装されているメモりなどを増設する場合は注意しよう。 |