結論から言えぱ、サポート外だが基本的に間題ない。
SDRAM はメモリクロックに同期してデータを転送するため、PC2100 DDR SDRAM までサポートしたマザーボードでのメモリクロックは 133MHz、PC2700 DDR SDRAM までサポートしたマザーボードでのメモりクロックは 166MHz でデータが転送される。
PC2100 DDR SDRAM までサポートするマザーボードに PC2700 DDR SDRAM を差した場合、メモリクロックが133MHzとなり、基本的には PC2100 DDR SORAM として使用できる。
正常に動作する場合は、PC2100 DDR SDRAM を差したときよりも、性能が向上する可自雅がある。
これは、SDRAM がデータの転送開始位置を指定してからデータが転送され始めるまでのタイムラグか閥係する。
このタイムラグは CL(CAS Latency) と呼ぱれ、値が小さいほどタイムラグが少ないことを表している。
PC2100 DDR SDRAM の場合、一般に販売されているのは CL=2 と CL=2.5 の2種類があるが、CL=2 の製品は高価だ。
いっぽう、PC2700 DDR SDRAM は CL=2.5 の製品か販売されており、価格は PC2100 DDR SDRAM(CL=2.5) も PC2700 DDR SDRAM(CL=2.5) も大差ない。
そして、PC2700 DDR SDRAM(CL=2.5) のメモリを PC2100 DDR SDRAM までサポートしたマザーボードで使用すると、PC2100 DDR SDRAM(CL=2) として動作することが多い。
つまり、PC2100 DDR SDRAM(CL=2.5) と同価格帯ながら、より高速に動作する PC2700 DDR SDRAM(CL=2.5) のほうがお買い得と言えるのだ。
もちろん、すべての環境で動作するとは限らないので注意しよう。 |