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Fedora Core 4 をインストールする。
1.Linux マシーンを用意する。

Fedora Core 4 の動作環境は、PC/AT 互換機で3〜4年前のマシーンで十分である。
要求されるマシーンスペックは、GUI 環境を利用する事を前提にしても、CPU は PentiumII/400MHz 以上、メモリは 256MB 以上、 HDD は WindowsXP 並みのアプリケーション実行環境を作るならば 10GB 以上が必要であるいが Web サーバ構築ならば 4GB もあれば十分のようである。
なお、チップセットには Intel 系を、グラフィックカードには一世代前のものを利用した方がトラブルに遭う可能性が少ない。
筆者は、以下の仕様の WindowsMe マシーンを流用する事にした。

名称メーカー品名仕様
ケース AOpen H300A 奥行き 373mm 、幅 95mm 、高さ 324mm
マザーボードサイズ 244mm × 215mm
マザーボード AOpen MX3WPro R.1.33 チップセット:Intel 810
CPU Intel Celeron700MHz FSB:66.6MHz×10.5
メモリー N.B. SDRAM 256MB×1
HDD Maxtor 90430D3 4GB
FDD NEC FD1231H 2mode
CD-ROM RICOH MP9060A CD-ROM/DVD-ROM
LAN N.B. KL-1000WCL


2.LinuxFan Vol.1 を購入する。

たまたま「LinuxFan」が創刊され、付録に Fedora Core 4 インストール CD-ROM (4枚組)が添付されていたのでこれを購入した。 Fedora Core 4 は、インストールパターンにより下表のような HDD 容量が必要となる。

インストールパターンHDD容量
サーバー 1.1GB
パ−ソナルデスクトップ 2.3GB
ワークステーション 3.0GB
カスタム (最小) 620MB
(全て) 7.0GB


3.Fedora Core 4 をインストールする。


1. CD-ROM 起動ドライブに設定
 PC の電源投入直後に「DEL」キーを押下し、BIOS 設定画面を立ち上げる。 BIOS 設定画面で起動ドライブを CD-ROM に設定する。
2. インストール CD-ROM をセット
 Fedora Core 4 インストール CD-ROM「1」 を CD-ROM ドライブにセットし、PC を再起動するとインストーラが起動する。
3. インストール CD-ROM のチェック
 インストーラが起動したら「ENTER」キーを押下しインストールを始める。 まず最初に、インストール CD-ROM のメディアチェックを行う督促メッセージが表示される。 インストール CD-ROM を入手した直後にはインストール中のトラブルを回避する為に、チェックした方が良いと思う。 「OK」をクリックをするとチェックモードに入り「TEST」をクリックするとメディアチェックを開始する。 チェックには、4 枚の CD-ROM をチェックするのに約20分位掛かる。
4. インストール開始
 CD-ROM #1 をセットし、「ENTER」キーを押下す事でインストーラが起動し、インストールを開始する。 インストールの手順は次ぎのようになる。
(01)使用する「言語」を設定する。
(02)使用する「キーボード」を設定する。
(03)インストール種類を選択する(パーソナルデスクトップ、ワークステーション、サーバー、カスタム)。
(04)ハードディスクに作成するパーティションの設定と確認を行う。
(05)ブートローダの設定を行う。
(06)ファイアウォールの設定を行う。
(07)タイムゾーンを選択する(アジア/東京)。
(08)管理者のパスワードを設定する(rootアカウントのパスワード)。
(09)インストールパッケージの確認を行う(以下に全パッケージを示す)。
(10)インストールの準備を完了し、インストールを開始する。
(11)インストール中に CD-ROM を #2、#3、#4 と交換し、インストールを完了する。
インストーラは正常に完了すると「おめでとうございます。インストールを完了しました。」とのメッセージを表示し、 再起動待ちとなる。
5. Linux の起動
 インストール完了画面の右下にある「再起動」ボタンをクリックする。
「再起動」直後に「DEL」キーを押下し、BIOS の設定画面を起動し、起動ドライブをハードディスクに変更した後、 「再起動」を続行すると Linux を起動する。
Linux が起動すると root のパスワードの入力待ちの状態になる。


インストール可能な全パッケージを以下に示す。
デスクトップ
X Windows System [0/39]

このパッケージグループのグループをインストールして、基本的グラフィカル(X)ユーザーインターフェースを使用します。
GNOMEデスクトップ環境 [0/42]

GNOMEは、パネル、デスクトップ、システムアイコン、及びグラフィカル ファイルマネジャを含む強力なグラフィカルユーザーインターフェースです。
KDE ( K デスクトップ環境) [0/13]

KDEは、パネル、デスクトップ、システムアイコン、及びグラフィカル ファイルマネジャを含む強力なグラフィカルユーザーインターフェースです。
アプリケーション
エディタ [0/4]

時にはテキストエディタと呼ばれるファイルを作成と編集できるプログラムがあります。 これらには Emacs と Vi が含まれます。
技術系と科学系 [0/4]

このグループには、ユニット変換と共に、数学的及び科学的な演算とプロッティングを実践する為のパッケージが含まれています。
グラフィカルインターネット [0/11]

このグループには、グラフィカル email、Web 及びチャットクライアントが含まれまています。
テキストベースのインターネット [5/7]

このグループには、テキストベースの email、Web 及びチャットクライアントが含まれまています。 これらのアプリケーションは X Windows System を必要としません。
Office/生産性 [0/16]

アプリケーションには、オフィスセット、PDFビューア及びその他が含まれています。
サウンドとビデオ [0/19]

CD の録音からオーディオ CD とマルチメディアファイルの再生まで、このパッケージグループでシステム上のサウンドとビデオを機能を使用できます。
著作と発行 [0/12]

これらのツールで、DocBook形式で文書を作成して、それらを HTML、PDF、Postscript、及び text へ変換することができます。
グラフィックス [0/14]

このグループには、イメージの処理とスキャンを手伝うパッケージが含まれています。
ゲームと娯楽 [0/4]

リラックスして暇な時間を過ごすいろいろな方法
サーバ
サーバ設定ツール [8/12]

このグループには、全ての Red Hat カスタムサーバ設定ツールが含まれています。
Web サーバ [12/22]

これらのツールでシステム上の Web サーバを実行する事ができます。
メールサーバ [0/7]

これらのパッケージで、IMAP か SMTP メールサーバを設定できます。
Windows ファイルサーバ [3/3]

このパッケージグループで、Linux と MS Windows(TM) システム間でファイル共有する事ができます。
DNS ネームサーバ [0/3]

このパッケージグループで、システム上の DNS ネームサーバ (BIND) を実行できます。
FTP サーバ [1/1]

これらのツールでシステム上の FTP サーバを実行する事ができます。
PostgreSQL データベース [0/15]

このパッケージグループには、PostgreSQL を使用するときに役に立つパッケージが含まれています。
MySQL データベース [0/13]

このパッケージグループには、MySQL を使用するときに役に立つパッケージが含まれています。
ニュースサーバ [0/1]

これらのパッケージで、ニュースサーバとしてシステムを設定できます。
ネットワークサーバ [0/11]

これらのパッケージには、DHCP、Kerberos、NIC ネットワークのサーバージが含まれています。
レガシーなネットワークサーバ [0/9]

これらのパッケージには、rsh や telnet などの旧ネットワークプロトコル用サーバが含まれています。
開発
開発ツール [0/58]

これらのツールには、automake、gcc、perl、python、及びデバッガなどのコア開発ツールが含まれています。
X ソフトウェア開発 [0/18]

これらのパッケージで、X Window System 用のアプリケーションを開発できます。
GNOME ソフトウェア開発 [0/38]

GTK+ と GNOME のグラフィカルアプリケーションを開発する為にはこれらのパッケージをインストールして下さい。
KDE ソフトウェア開発 [0/20]

QT と KDE のグラフィカルアプリケーションを開発にはこれらのパッケージをインストールします。
レガシーソフトウェアの開発 [0/2]

これらのパッケージでは、旧リリース向け互換サポートを提供しています。
Java 開発 [0/122]

Java プログラミング言語のプログラム開発をサポートする。
Eclipse [0/11]

Eclipse統合開発環境
システム
言語のサポート [1/51]

これらのパッケージでは、フォント、インプットメソッドを含むいろいろなロケールのサポートを提供しています。
管理ツール [10/11]

このグループはユーザーアカウントを管理したり、システムハードウェアを設定したりするシステムの為のグラフィカル管理ツールのコレクションです。
システムツール [9/29]

このグループは、SMB 共有へ接続するクライアントやネットワーク通信量をモニタするツールなどのシステム用の各種ツールのコレクションです。
印刷サポート [9/10]

これらのツールをインストールしてシステムを印刷可能に、又はプリントサーバとして有効にします。
その他
すべて

このグループには、利用可能なパッケージが全て含まれています。このページの全ての他のパッケージグループ以外にも他により多くのパッケージがあることに注意して下さい。
最小セット

このグループを選択するとパッケージの最小可能なセットを選択できます。 例えば小規模のルータ/ファイアウォールボックスの作成に便利です。

参考
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