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共有フォルダがネットワーク一覧で表示されないようにしたい。
共有名の末尾に「$」を付ける。

共有フォルダは、Whdows2000/XP Professional では、ユーザー別にアクセス制限などが細かく設定できるが、 同じLAN上に存在するマシンからは、マイネットワークを見ることですべての共有フォルダの存在が知られてしまう。

すべての人に公開するのでなく、特定の人にだけ共有フォルダを公開したい場合は、ネットワークの一覧に表示されない共有フォルダを作成しよう。 共有フォルダ名の末尾に「$」を付けることで、ネットワークの一覧に表示されない共有フォルダが作成できる。

このフォルダにネットワーク経由でアクセスするには、フォルダのフルパスを指定すれぱよい。 「コンピュータの管理」→「システムツール」→「共有フォルダ」で参照すると、ローカルドライブなども「$」が付けられて共有アイコンになっているのが分かるだろう。 これは「管理共有」と呼ばれるもので、システムで使用するために作成される。 なお、共有フ才ルダに表示される管理共有リソースには、下表のようなものがある。

システムで使用される管理共有リソース
指定内容
<ドライブ文字>$管理者がドライブのルートディレクトリに接続出来るようにするための共有リソース。
ルートディレクトリは、「共有フォルダ」列に、A$、C$、D$ 等のように表示される。
ADMIN$コンピュータのリモート管理中に使われるリソース。
このリソースのパスは、常にシステムルート(OSがインストールされているディレクトリ)のパスで、例えば、
C:\Windows
IPC$プログラム間の通信に不可欠な名前付きパイプを共有するリソース。
コンピュータのリモート管理中、及び、コンピュータの共有リソースを表示する時に使われる。
このリソースは削除できない。
NETLOGONドメインコントローラで使われる必須リソース。
この共有を削除すると、ドメインコントローラのサービスを受ける全てのクライアントの機能が失われてしまう。
SYSVOLドメインコントローラで使われる必須リソース。
この共有を削除すると、ドメインコントローラのサービスを受ける全てのクライアントの機能が失われてしまう。
PRINT$プリンタのリモート管理中に使われる。
FAX$送信中のFAXクライアントが使う共有フォルダ。
この共有フォルダは、一時的なファイルのキャッシュやサーバに格納されている送付状へのアクセスに使われる。

参考:PC Japan 2003/09 Page66
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