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WindowsXP でファイルアクセス権を設定したい。
Home Edition は cacls コマンドで設定する。

NTFS には、ユーザーやグループごとにファイルやフォルダに対するアクセス権を設定する機能が備わっている。 WindowsXP Professional の場合は、フォルダオプションの「簡易ファイルの共有を使用する(推奨)」のチェックボックスを「Off」にすると、 ファイルやフォルダのプロパティにセキュリティを設定するタブが現れるようになる。

WindowsXP Home Edition の場合は、残念ながら GUI で NTFS のアクセス権を設定することはできず、 コマンドラインから「cacls」コマンドを使用する必要がある。 「cacls」コマンドは、ファイルのアクセス権を表示・設定するためのツールである。 「cacls」をオプションなしで引数にファイルかフォルダを与えると、現在設定されているアクセス権が表示される。 出力に含まれる記号ヘルプに記述があるので参照してほしい。 オプションもヘルプに記述があるが、/t でアクセス権の変更、/e でアクセス権の追加になる。
現在設定されているアクセス権を変更せずに、
c:\temp\write には Guest にフルコントロール、
c:\temp\read には Guest に読み取りの権限を与える場合は、以下のように指定すれば良い。
 
cacls c:\temp\write /e /g Guest:F
cacls c:\temp\read /e /g Guest:R


参考:PC Japan 2003/09 Page68
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