bP016
ページファイルエラーが発生する。
openfiles コマンドやツールで確認する。
 
Windows2000/XP を起動すると、「仮想メモリが限界です。システムにぺ一ジングファイルがないか、 ぺ一ジングファイルが小さすぎます。」というエラーが発生することがある。

このエラーは、ぺージファイル(スワップファイル)を設定しているドライブ(通常はCドライプ)が NTFS でフォーマットされており、 かつルートフォルダのアクセス制御リスト(ACL)から Everyone アカウントを削除すると発生する。

これを回避するには、まずドライブのプロパティを開き、「セキュリティ」タブにある「追加」ボタンをクリックして、 Everyone アカウントを追加すれぱよい。 Everyone という名前は、いかにもセキュリティを低くしているような印象を受けるため、 ついアクセスリストから削除してしまいがちである。 アクセス制限をするには、Everyone アカウントを削除するのではなく、Users アカウントや Guests アカウントを追加し、 それに対してアクセス拒否を設定するという方法がよい。 Everyone アカウントを削除しても、十分なメモリがあるとエラーが発生しないこともある。 ただ、それなら安心ということではないので、元に戻しておくほうがよいだろう。

Everyone アカウントか存在しているのに、同じようなエラーが発生するときは、別の理由も考えられる。 Windows2000 から WindowsXP ヘアップグレードした場合は、Intel Ultra ATA Storage Driver の バージョン 6.10 以前をインストールしているときにこの現象が発生することがある。 これを回避するには、Intel Ultra ATA Storage Driver をアンインストールするか、Intel Ultra ATA Storage Driver 6.20以降、 もしくはIAA(Intel Application Accelerator)にアップデートする必要がある。
 
参考:PC Japan 2003/09 Page51
△ Return