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WindowsXP にSP2を適用した WindowsXP のセットアップファイルを作成したい。
「nLite」で、WindowsXP オリジナル総合コピーCDを作成する。
(WindowsXP セットアップファイルを作成する。)

SP1、SP2 の適用済み WindowsXP の CD-ROM を持っていない場合、再インストールするたびに SP1、SP2 を適用するのは時間もかかるし面倒である。 そこで、今後の再インストール作業に備えて、SP1、SP2 を適用したセットアップファイルを作成方法を紹介する。
 
以下に、「nLite」を使用した手順を示す。

(1) フリーソフト「nLite」を入手する。
nLite」の Web サイトから「nLite」をダウンロードし、適当なフォルダに格納後、解凍する。
(2) 正規 CD と Service Pack(SP1、SP2) を入手し、適当なフォルダーにコピーする。
Service Pack(SP1、SP2) は、付録などに添付されたものや、マイクロソフトの Web サイト( SP1SP2)より、ダウンロードする。
(3) 「nLite」を起動する。
「nLite」が起動したら、「Language」を [English] から [Japanese] に変更し、「次へ」をクリックする。
「タスク選択画面」が表示されるが(内容は以下の通り)何も選択せずに「次へ」をクリックする。
タスク(作業工程)
1サービスパック統合
2コンポーネント削除
3無人セットアップ
4ドライバ統合
5Hotfix統合
6オプション
7ブータブルISOイメージ作成
(4) 正規 CD をコピーしたディレクトリを指定する。
ここでは、「D:\CD-ROM\WindowsXP」にコピーしたものを参照する。
参照した結果、バージョン、サイズ、HDDの空き容量が表示されるので確認後、「次へ」をクリックする。
項目内容
1バージョンWindows XP Professional SP1 - build 1106
2サイズ617 MB
3空き容量29,106 MB
(5) Service Pack 1 を統合する。
統合結果は、元ファイルに上書きするので間違えないこと。
まず、SP1 を格納したディレクトリ「D:\CD-ROM\WindowsXP_SP1」の「xpsp1a_ja_x86.exe」を選択する。
選択した結果、統合が行われ、新しいバージョンとサイズが表示される。
項目内容
1バージョンWindows XP Professional SP1 - build 1106
2サイズ620 MB
(6) Service Pack 2 を統合する。
統合結果は、元ファイルに上書きするので間違えないこと。
SP2 を格納したディレクトリ「D:\CD-ROM\WindowsXP_SP2」の「XPSP2.EXE」を選択する。
選択した結果、統合が行われ、新しいバージョンとサイズが表示される。
この状態で、CD イメージを作成するには、ISO を作成するため、「ISO 作成」をクリックする。
また、コンポーネントの削除を行うには、「次へ」をクリックする。
項目内容
1バージョンWindows XP Professional SP2 - build 2180
2サイズ704 MB
(7) コンポーネントの削除する。
削除したいコンポーネントは、チェックボックスにチェックする。
削除したいコンポーネントへのチェックが終了したら、「次へ」をクリックする。
ここでは、「言語サポート」の「Central Europe」、「Japanese」、「多言語サポート(LANG ディレクトリ)」、IME(日本語入力ソフト」を残しチェックを入れる。
尚、削除してはならないコンポーネントは以下の通りである。
コンポーネント削除してはならないコンポーネント
1アプリケーション無し
2ドライバ無し
3インターネットユーティリティコミュニケーションツールInternet ExplorerInternet Explorer コア









4言語サポートCentral Europe
5マルチメディアCentral Europe







6オペレーティングシステムの設定Central Europe




7サービスCentral Europe













8ディレクトリ無し
(8) 削除/除外ファイルを入力する。
「削除に追加するファイル」、「削除から除外するファイル(system32 フォルダと driver.cab 内のみ)」を入力する。
尚、「削除から除外するファイル」には、「msconfig.exe」、「scrnsave.scr」が入力されていた。
(9) 無人セットアップ情報を入力する。
入力する項目は以下の通り。
タブ項目内容
情報無人インストール有効チェックボックスをチェックする。
全般
1/2
コンピュータタイプ
CD-Key
無人モード
Windows パス
管理者自動ログオン
クラシックスタートメニュー
クラシックテーマ
休止機能オフ
システム復元に使用するディスク割合(%)
プルダウンメニューより「Standard PC」を選ぶ
CD-Key を入力する。
プルダウンメニューより「DefaultHide」を選ぶ
デフォルトの「\Windows」を使う
チェックボックスにチェックを入れる
チェックボックスにチェックを入れる
チェックボックスにチェックを入れる
チェックボックスにチェックを入れる
10% にする
全般
2/2
ライセンスモード
ユーザー
チェック項目がない。
個人 名前
管理者パスワード
確認
コンピュータ名
組織
ワークグループ
言語
タイムゾーン

(5) SP2 を適用する。(SP2 は、 CD-ROM でもダウンロードしたファイルでも良い。)
「ファィル名を指定して実行」で、「D:\CD-ROM\WindowsXP_SP2_file\XPSP2.EXE/integrate:D:\CD-ROM\WindowsXP_SP2」と入力し実行する。
正常に WindowsXP への結合インストールが終了すると「結合インストールが正常に完了しました。」 とのメッセージが表示される。
(6) 以上で WindowsXP の SP1 とSP2 を適用したセットアップファイルが作れた。
再インストールには、起動フロッピーディスクから起動し作成した「d:D:\CD-ROM\WindowsXP_SP2」をインストールする方法と ブータブルCDを作り、CD-ROM から起動する方法がある。

起動フロッピーディスクの作成は、No.1043b により、 ブータブルCDの作成は No.1043a によります。
 
参考:なし
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