無線ルーター導入の検討
2006/09/27 更新
2005/01/10 作成

■無線ルータ一覧
各メーカーから発売されている、市価が1.5万円以下の無線ルータをリストアップした。
メーカー 品名
(リリース)
安値
(定価)
機能概要
ルーター 無線
アクセスポイント
添付される
無線LANアダプタ
付加機能
PLANEX BRC-W14V
(2003/11/21)
14,970
(19,800)
スループット
・Smartbit 100Mbps
・FTP 94Mbps
・IEEE802.11b/g
・Super G
USB2.0×2ポートに、USBに対応した HDD、メモリ、カメラを接続して、NAS、FTP、Web、Webカメラに利用可能。
BRC-W14VG が後継機種としてリリース(05/08/26)されたが、
参考価格が 24,800 円、安値が 19,530 円の為、リストを更新しなかった。
NETGEAR WGT634UJP
(2004/11/01)
13,240
(open)
スループット
・Smartbit 98.0Mbps
・IEEE802.11b/g
・Super G
USB2.0×1ポートに、USB対応HDD、メモリを接続して、NAS、FTP 等に利用可能。
NETGEAR WGUB511U
(2005/07/04)
11,550
(open)
WGU624
スループット
・Smartbit - bps
・IEEE802.11a/b/g
・Super AG
・XR(Extended Range)
WG511U
・IEEE802.11a/b/g
・Super AG
・XR(Extended Range)
NETGEAR WAGB511
(2004/06/09)
[在庫限り]
9,990
(open)
WAGR614
スループット
・Smartbit 98.7Mbps
・IEEE802.11a/b/g
・Super A/G
WAG511
・IEEE802.11a/b/g
・Super A/G
corega CG-
WLBARAGS-P

(2004/10/19)
12,381
(16,590)
スループット
・Smartbit 99.7Mbps
・FTP 92.4Mbps
・IEEE802.11a/b/g
 (手動切替)
・Super A/G
CG-WLCB54AG
・IEEE802.11a/b/g
・Super A/G
corega CG-
WLBARAG-P

(2004/03/11)
14,001
(27,825)
スループット
・Smartbit 100Mbps
・FTP 98Mbps
・IEEE802.11a/b/g
 (自動切替)
・Super A/G
CG-WLCB54AG
・IEEE802.11a/b/g
・Super A/G
I・O DATA WN-APG/R-S
(2004/12/08)
16,700
(21,000)
スループット
・Smartbit 92.5Mbps
・IEEE802.11a/b/g
 (自動切替)
・Super A/G
WN-AG/CB3
・IEEE802.11a/b/g
・Super A/G
バッファロー WER-AG54/P
(2005/03/上)

(16,485)
スループット
・Smartbit 90.0Mbps
・FTP 80.0Mbps
・IEEE802.11a/b/g
 (手動切替)
WLI-CB-AG54L
・IEEE802.11a/b/g
バッファロー WHR3-AG54/P
(2004/04/13)
12,190
(15,800)
スループット
・Smartbit 98.7Mbps
・FTP 96.5Mbps
・IEEE802.11a/b/g
 (手動切替)
WLI-CB-AG54
・IEEE802.11a/b/g


■「スループット、オンラインマニュアル、フィルタリング」を比較する。
各メーカーが公表しているスループット(Smartbit )を比較した。 各社とも、Smartbit 値が 90Mbit 超えの為、光ファイバーでもルータがボトルネックとならずに使用出来る。
オンラインマニュアルは、メーカーにより考え方が違うようで、全てオープンにしている所と、 最低限のマニュアルをリリースしているところが有り、購入者としては製品の比較が出来ないので有るものは全て公表して欲しいと思った。
フィルタリングに関しては、マニュアルへの記載が少なく表現方法も違うので判断出来ない部分が多く出てしまった。

メーカー 品名 スループット オンライン
マニュアル
フィルタリング 備考
ドメイン名 IPアドレス プロトコル キーワード ポート番号
PLANEX BRC-W14V 100.0Mbps
NETGEAR WGT634UJP 98.0Mbps
NETGEAR WAGB511 98.7Mbps
corega CG-WLBARAGS-P 99.7Mbps
corega CG-WLBARAG-P 100.0Mbps
I・O DATA WN-APG/R-S 92.5Mbps
バッファロー WER-AG54/P 90.0Mbps パケット
バッファロー WHR3-AG54/P 98.7Mbps パケット


■「ルータ機能」を比較する。
各メーカーが公表している機能を比較した。 消費電力は、7W 〜 22W と少なくどの機種を選んでも1ヶ月の電気代は百円未満だと思える。 WAN (プロバイダー)への接続に関いては、NETGEAR 製品がマルチ PPPoE に対応出来るのか確認出来なかった。
セキュリティに関しては、「Ping に対する応答を無応答」にする設定出来るのかをHPやオンラインマニュアルから 読み取る事が出来なかったので "?" にしているが全社とも設定可能と思える。 また、「DMZ」も同様に、 "?" は各社とも設定可能と思える。

メーカー品名 消費
電力
WAN接続セキュリティDMZ
PPPoEDHCP固定IPDDNS SPIDos
検出
VPNPing
無応答
PLANEXBRC-W14V 9W 4*1 ゲートウェイ
NETGEARWGT634UJP 22W パススルー
NETGEARWAGB511 6W パススルー
coregaCG-WLBARAGS-P 8W 2*1 パススルー
coregaCG-WLBARAG-P 7W 2*1 パススルー
I・O DATAWN-APG/R-S 11W 4*1 パススルー
バッファローWER-AG54/P 8W 2*1 ×*2 パススルー
バッファローWHR3-AG54/P 7W 2*1 ×*2 パススルー
[注意]
*1 同時に接続可能な「セッション数」を示す。
例えば、2セッションではフレッツスクウェアとインターネットが同時使用出が可能となる。
*2 DDNS 機能が無くても大した問題ではない。
無料の DDNS サービスを提供するサイトと契約しドメイン名を入手し、 IP アドレスの変更を通知するソフト DiCE を PC にインストールしておけば同じ機能が実現出来る。
参考までに、DiCE をリリースしているサイトにリンクを張っておく。 このサイトに行けば DDSN の事が全てわかる。


■「無線 LAN アクセスポイント」を比較する。
各メーカーが公表している機能を比較した。 「無線 LAN」は盗聴が容易な為、セキュリティを高められる機種を選択すると共に正しく設定を行い使用する事が重要と思う。 また、社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)が示す 「無線 LAN セキュリティに関するガイドライン(訂正版) 」を参照する事をお勧めする。

メーカー 品名 IEEE802.11x
(チャンネル数)
WiFi認証 Super セキュリティ
*1
WEP
*2
WPA-PSK
WPA-EAP
(802.1X)
*3,4
SS-ID
ステルス
MAC*5
アクセス
制限
abg abg ag 64128152 AESTKIPAESTKIP
PLANEXBRC-W14V ×1413 × × ×
NETGEARWGT634UJP ×1313 × × × ××
NETGEARWAGB511 41313 ×××
coregaCG-WLBARAGS-P 41313
coregaCG-WLBARAG-P 41313
I・O DATAWN-APG/R-S 41313
バッファローWER-AG54/P 41313 ××× × ××
バッファローWHR3-AG54/P 41313 ××× ×× × ××
[注意]
対応予定をHP上に記載している機能は、△印とした。 今後、ファームウェアのアップデートにより対応してくれると思える。
*1 WEP (Wired Equivalent Privacy)
IEEE802.11 に含まれる標準の暗号化方式で、各無線通信機器同士が共通の暗号キーを使用して通信データを暗号化する。 40bit のキーで約1兆通りに暗号化するので暗号鍵を知らないパソコンは通信に参加できません。
尚、購入した無線機器の初期状態では WEP は有効になっていない場合が多いので、 必ず WEP キーを有効にして利用されることを推奨します。
*2 WPA (Wi-Fi Protected Access)
WEPの脆弱性(128bitの暗号化キーも時間をかけて読み取ることが可能)をカバーするべく Wi-Fi Alliance により 策定された新しいセキュリティー規格です。 WPA は、TKIP (Temporal Key Integrity Protocol) *7 や AES (Advanced Encryption Standard) という暗号化方式を採用し、 キーを一定時間ごとに更新するなど、1 つの暗号鍵を長い時間共有して使う WEP と比べて、 より安全な通信が可能になります。 WPAには、ユーザーを個別に認証し通信を許可するIEEE 802.1xという認証規格も含まれています。 802.1xは外部認証サーバーを必要とし、通信プロトコル EAP *6 により通信するため、セキュリティに敏感な業界に利用されている。
また、家庭等で使用する場合は、PSK(Pre-Shared Key)で簡易認証を行いますが Windows XP SP1 では、 WPA がサポートされていませんので、マイクロソフトホームページから 「WPAサポート修正プログラム」を ダウンロードしインストールする必要があります。
*3 SS-ID (Service Set ID)
複数の無線 LAN が存在する場合に、それらをグループ化するための識別子で、 ID が一致していないとそのネットワークには参加できない。
尚、SSIDは盗聴を防ぐものではなく、検索をかければ容易に第三者に知られるので、 設定した SS-ID を隠す(ANY 接続を拒否し応答しない)機能を SS-ID ステルス、ステルス AP 等と呼びます。
SS-ID は、ESS-ID とも呼びます。
*4 ESS-ID (Extended Service Set-IDentifier)
SS-ID と記述される場合もあり、メーカにより呼称が異なる。詳細は、SS-ID を参照願います。
*5 MACアドレスフィルタリング (Media Access Control Address filtering)
ネットワーク製品固有の番号であるMACアドレスを利用して、特定の機器との接続を許可(あるいは拒否)する仕組みです。 許可したい機器のMACアドレスをあらかじめ登録しておく必要があります。 不正アクセスを禁止する目的でもあります。
尚、MACアドレスとは、ネットワークアダプタ固有の物理アドレスです。 12桁の16進数からなり、前半6桁がメーカー固有の番号で、後半6桁が製品個々の番号です。
*6 EAP (Extensible Authentication Protocol)
クライアントがアクセスポイントに最初に接続するときに認証が行われ、認証が成功すると、以降の通信が可能になります。 この認証動作には、EAP が使用され、外部の認証サーバ(RADIUSサーバ)を用いる。
*7 TKIP (Temporal Key Integrity Protocol)
ティーキップと呼びます。 WPA では、TKIP 呼ぶ暗号化処理を行います。 暗号鍵を生成するために、IV(48ビット)、MACアドレス(48ビット)、ユーザが登録する一時鍵(128ビット)の 3つを利用します。 これらを、関数を使って混合、最終的に128ビットの暗号鍵を作り出し、暗号化が行われることになります。 WPAでは、IVを倍の長さにし、ユーザが登録する一時キーの長さも最初から128ビットするなど、 技術的にはWEPとは比較にならないほどの強固な暗号化処理が行われるのです。