古いノートパソコンにはCD-ROMが内臓されていないことがあります。現に管理人もそのようなノートパソコンを何台も所有いています。一番困るのは、OSのインストールです。最初のころは、いろんなサイトを駆け巡って、やっとこそインストールしました。今ではもう『ベテラン』になっちゃったので、余裕ですがw
いくつか、CDDが無いパソコンにインストールする方法がありますが、ここでは外付けのCD-RWをSCSIで経由してインストールする方法をご紹介したいと思います。
使ったもの:パソコン(5100NL/W)、外付けCD-RW、起動ディスク、FD、SCSIのPCカードと接続ケーブル、Windows95のCD
(1)外付けCD-RWドライブを認識させる為の”スペシャル起動ディスク”を作成 | |
*これが重要です。この外付けのドライブを認識させないと先に進めません。今回は、このドライブをSCSIで接続します。 要するにCDドライブを認識させるにはまず、SCSIのPCカードを認識させることです。認識されればCDドライブが使えるようになります。 SCSIのPCカードを認識させるのに、付属のCD-ROMに起動ディスク作成プログラムがあったのでこれを使って起動ディスクを作成しました。意外に簡単だったんですけど、これを見つけるまでに何日もかかりました。(汗 通常、起動ディスクはFD2枚となるんですが、なぜかFD1枚。 |
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(2)起動ディスクを使っていざインストール・・・その前に! | |
起動ディスクをぶち込んで、パソコンを起動します。この時に、CDドライブを接続しておきます。 1、HDDの分割作業 HDDは、Cドライブ・Dドライブなどと分割することができるので、やってみました。 A:\fdisk と入力しEnter。プログラムが立ち上がります。 『大容量ディスクのサポートを使用可能にしますか』と、聞いてくるのでYを押す。 まず、『3.領域または倫理MS-DOSドライブを削除』を選ぶ。 削除が終わったら『1.MS-DOS領域または倫理MS-DOSドライブを作成』を選ぶ。 最初に基本領域を作成する。『基本MS-DOS領域に使用できる最大サイズを割り当てますか』と尋ねてくるので『N』と入力し、否定する。 基本MS-DOS領域はCドライブになるので、今回は1.6GB割り当てたいので『1600』と入力して割り当てた。 今度は、拡張領域を作成する。残りの領域をすべて拡張領域に割り当てるか聞いてくるのでEnterでOKする。 分割できたら、『2.アクティブな領域を設定』を選んで、Cドライブをアクティブに指定する。 ESCキーを押して、FDISKを終了する。この時に、再起動する。 2、HDDのフォーマット インストールの前にHDDをフォーマットする必要があります。 A:\format c: と入力しEnter。 確認メッセージなどがでるので、Yで答える。 容量がでかいものは、時間がかかるのでしばらくコーヒーでも飲んで待つ^^ |
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(3)やっとインストール | |
フォーマットが終了したら、Windowsのインストールです。今回は、HDDにWin95のCDの中身(cab)をあらかじめコピーして、HDDからSetupします。そうすることによって、以後アクセサリの追加などでWin95のCDを要求されてもHDDから実行できるようにするためです。市販のパソコンなどもHDDにCDの中身がコピーされているものが多いです。(Win95のcabなら50MB程度) 手順:以下のように入力します。
Win95は、非常に軽いのでインストールも早いです。インストールが完了したらFDを抜いて再起動します。ハードウエアの調整がはじまるので、しばらくじっと待ちましょう。再起動するメッセージがでるのでいったん電源を落として再び電源投入。見事に95が起動しました。 |
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(4)インストール完了!でもこれからが勝負。 | |
早速起動してみると、不可解な点がありませんか?なければ無視してください。 ★画面が中央に表示されて、周りが黒ふちだらけ。 ★起動時にサウンドがならない このような症状があれば、自分で設定しなおす必要があります。これらの原因は適切なドライバが導入されていないことで起こります。黒ふちが出てしまう場合は、まずディスプレイの解像度をいじって見ましょう。おそらく640*480になっていると思います。スライドバー?で調整できれば問題ないです。適切な解像度に指定しましょう。 操作:デスクトップで右クリック=>プロパティ=>ディスプレイの詳細?で画面の設定が出来ます。 サウンドについては、適切なドライバを当てる必要があるのでメーカーのサイトを駆け巡って探して下さい。 |
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