それは


たった一つの宝物。



大切な瞬間



精密な機械に囲まれているデュランダル。その中の一つである居住エリアでは、頭を抱えたが見られた。

「ここはどこなの〜〜!!!」

この叫びようといい、彼女は今迷子中である。は方向感覚が決していいとは言えない。

世間的に言う、方向音痴なのだ。

デュランダルは疎か、クーカイ・ファウンデーションと来ると、人の手無しには=戻って来れないとつながる。

それでよく生活ができるもんだ、とデュランダル内で七不思議として語られている。

しばらく独り言にしては大きい独り言を言っていた時だ。

「また迷ったみたいだな、。」

「ガイナン様!!そうなんですよお、ブリッジに行こうと思っていて・・・。」

ガイナンは苦笑しつつもを見た。

「力を使えば背も高くなって今よりか方向感覚が良くならないか?」

「ああ、そうですね!!」

は瞳を閉じた。少しずつ、彼女から淡い光が漏れる。

その光の中、に変化が見られた。

「これでOKですね!」

光が消えたは、幼さが少し残る女性へと変わっていた。ガイナンはその姿に

微笑みを浮かべつつ、うなずいた。

「これからエリアトレインに乗ればブリッジへいけるよ。」

ガイナンはの方に手をのせ言った。は御礼を言うと、急ぎ足にその方向へと向かった。

には・・・あの姿でいてほしいものだな。」

ガイナンはかすかな温もりを手に呟いた。




「やったぁ、到着〜vv」

それから約20分後、ようやくブリッジへと足を踏み入れた。

〜!今はでっかい方やな!」

「そうだよ、メリィ姉!」

「その姿で姉さん呼ばわれされたら変な感じやあ・・・。」

そこまでの会話後、2人はおかしそうに笑いあった。確かに、の方が幼い感じが

するものの、ほぼ同じ年に見える。

「あれ、ちび様は?」

「俺ならここだよ、。」

不機嫌そうな声に、は振り向いた。

「ちび様〜!」

「どうしてこんなに近くなのに気付かないんだよ、お前は!」

「メリィ姉と話してたからだよ?」

「おーいシェリィ、これからのことだけどさぁ」

「ムシッ!?Σ( ̄□ ̄ 」

半泣きのを横目に、Jr.はおかしそうに笑った。

「いーもん、ちびさま見下ろしてやる!」

「元に戻れば俺より小さいけどな。」

「牛乳飲んでるもんーー!!」

「ちび様、がかわいそうやで!」

口では言いつつ、顔が笑っているメリィ。を囲むといつもこうなる。


何気ない会話


何気ないしぐさ


その一つ一つに心が和む。

「まぁふてくされんなって!」

「きこえなーい!」

「じゃあ何で答えられんだよ。」

「きこえるからー!」

「矛盾しているわよ、・・・。」

「あーあ、せっかくいいもん持ってきてやったのになぁ。うーくんに関連あるやつ。」

ピクッ

今、にうーくん耳が生えたのは気のせいだろうか。

「ちょーだいvv」

ぷっと吹きだし、Jr.はコートに入れていたそれを投げた。

「これでいつでもメールできるだろ?」

「うわぁ・・・」

U.M.N。開くと、確かにうーくんが手を振っている。

「有り難うちび様〜〜!!」

「うわ、その体型で抱きつくなよっ////」

「何で?」

「いや、その・・・・」

「わかったぁ!!」

は瞳を閉じて、また12歳へと戻った。

「こうじゃなきゃ私をからかえないからでしょ!!」

ガクッ

「まぁ・・・な・・・」

「やっぱりー!!」

やはり天然のようだ。


お前に子供扱いされてるみたいで嫌なんだよ


Jr.は思いつつも、少しふくれるに軽く小突いた。

そんな時だった。

シャッ

「にぎやかそうだな。」

「「ガイナン(様)!!」」

「もう戻ったのか、。練習にはもう少し時間をかけた方がいいんじゃないか?」

「なるほど・・・それじゃあ早速・・・」

「おいガイナン!さりげなくをでかくさせんじゃねえ!」

とガイナンに腕で境界線を作りつつ、Jr.は言った。

「年の近い方がお前もいいだろう?」

「お、俺は12だ!!」

「都合良くいわれてもね・・・・。実は見下ろされるのが嫌なのだろう?」

「お前こそ、ちびは嫌いかよ!!」

「別に、小さくたってさ。そういうお前は大きいは嫌いか?」


「き、嫌いじゃねえよ!」

「それならいいだろう?」

「う”・・・」

ガイナンペースにはまりつつあるJr.を、メリィシェリィ姉妹はおかしそうに見物している。

そして、その話の中心の当本人はと言うと。

「ガイナン様、ちび様、はもうここには居ませんよ?」

「「エ、!?」」

ハモる二人に姉妹はおかしそうに笑った。

「ガイナン、お前の話が長いからだろ!!」

「シェリィ、どこに行ったか知らないか?」

「どうでしょうね・・・」

だんだん拡がりつつある騒ぎ。そんな中で、Jr.のU.M.Nがなる。それをそっと開いた。

『ただいまメールのテスト中!何かガイナン様とお話があるようなのでとりあえず

二人のお話が終わるまでは退散します。』

そこまでの内容に、Jr.は改めての天然&鈍感さを実感した。そしてまたメールに

また目を落とした。

『それから・・・本当に有り難う!!ちび様大好き♪

                             

「・・・ったく、面としていってくれよなぁ・・・。」


今この瞬間


さっきまでの瞬間


君と居る、大切な瞬間




+++後書きといわれる言い訳+++

初夢はJr.vsガイナンですこしJr.勝ちで何故かうーくんもいて・・・・
もうとにかくすごいことです・・・。
そしてっちがもらったのはシオンの持っているみたいなヤツだと思います。
それからガイナン様の口調よく分からずブリッジをブリッヂと書いてしまったり・・・・
ハイ、もっと修行します。
こんな駄文を最後まで読んでくださった方、ひたすら感謝ですっ!!