1話
 いよいよ始まりました、仮面ライダー平成TVシリーズ最新作仮面ライダー剣。
 今回のオープニング映像は、なにやらイケ面ライダーのファッションショーと言った趣。
 なんですかこれは、笑っちゃいました。555とはがった趣きの。
 今回の仮面ライダーは、公務員ですか?いきなりバトルから始まったのは、説明に終始しがちな第一話においていい選択だと思います。
 おもちゃのギミックとしては、「ごっこ」遊びを主眼に置いた555を引き継いでいるのか、アイテムのかっこよさは、前作を抜いています。カードを取り出すときのあのビラット広げるところのかっこよさは特筆ものです。
 アンデット。
 私のようなTRPG者にとって、アンデットとは、ゾンビとか、スケルトンとか、ゴーストのような死霊の化け物と言うイメージですが、今回は「不死身」の生命体と言うことで。
 仮面ライダーでも倒せない、封印するしかないという解釈でよいんでしょうかねえ。
 見てる子供たちは欲求不満になったりしないのでしょうか心配です。
 仮面ライダーと言えば居候のわけですが、(爆)妙になれなれしいノンフィクション作家志望の男と、謎のカメラマンと同居。これで、腐女子の皆さんへの対応もばっちり。(大爆)カメラマンの彼変身しかかっていますけど。
 G3チームのような、バックアップもつかの間。壊滅してしまいます。だいじょぶか本当に。
 後半で、初めての変身シーンですが、結構かっこいいんじゃないかと思います。物語の流れに乗ったすばやい変身が楽しみです。
 次回で、当座の3人のライダーもそろうことですし、先輩ライダーの裏切り(?)も含めて、次が楽しみな、好調なすべりだったのではないでしょうか。
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2話
 第2話にからしてなんですが、ちょっとロートルの入った特撮ヒーローファンの小言を書きたいと思います。
 アンデットの出現した天文台に居候先の女の子が、友達と、取り残されると言うところです。
 天文台での女の子の初登場シーンで、その女の子の少し前を、赤い服を来た子が、走っているところがあります。
 この子が、その『友達』あると予想されるのですが、その後、その個は画面上に、出てきません。黒ライダーの青年が、運んでくるのも、居候先の子だけ。さらに悪いことに、あまねちゃんは、自分の友達がいっしょに襲われているにもかかわらず。一切その話に触れません。
 こんな冷たいことでよいのか。
 レギュラーキャラクターだけ、悲しんだり心配してくれる人の描写があって、それ以外の人は、放っておかれてよいのでしょうか。
 主人公の女の先輩のとってつけた説教も私には逆効果。(この人。キャラクターが、固まっていませんね。)
 私は、(クウガにもあったことですが、)名もなきひとの命が軽んじられるヒーローものには疑問があるのです。
 唯一の救いは、主人公が守るために戦うことを決意するところでしょう。このおかげで、1年間このヒーローを見守っていこうと決意することができました。
 アクションは十分及第点です。
 特に、黒いライダーが、蔦のアンデットを封印するカードを、腰のあたりから手首をスナップして投げるシーンは、555とはまた違った感じの『間』を感じさせてくれました。アクションは、まったく心配ありませんね。
3話
 三人目のライダーも出揃い、いよいよ本格的に動き出した仮面ライダー剣ですが、ひとつ気になることがあります。
 男性キャラはともかく、女性キャラクターたちに入れ込めないと言うところです。
 居候先の母親はともかく、じぶんのともだちも(画面上では)生死不明な上、たくさんの人たちが犠牲になったにもかかわらず、事件の記事を、あたかも芸能人のゴシップ記事を探すかのようにして、新聞をぱらぱらめくる娘。あいも変わらず、場面ごとにキャラクターの一定しない、組織の先輩。
 この感覚は、アギトの小沢管理官をはじめてみたときに感じた反発とも違い、はっきり言って戸惑っています。
 小沢管理官のように、結局はお気に入りのキャラクターになってくれることを願います。
 さて、急ごしらいの上、変身者の肉体に大きな負荷をかける仮面ライダー。なにやらプロジェクトG4の様相を呈しておりますが、仮面ライダーであることにペナルティがあると言うのは、なかなか良いものであるきがします。
 さて、ただでさえ誤解のせいで(謎)敵対している、ブレードと、先輩ライダーですが、さらにハートのライダーまで、人間嫌いらしいということはどうなんでしょう。
 まあ、誤解の上で反目し会っている同士が、理解しあう過程というのは、なかなかにカタルシスを感じさせてくれるものですので、全ライダーがそろって変身してくれる日を楽しみに待ちたいと思います。
 また、前作の555とはまた違った感じのアクションで、楽しませてくれる剣ですが、先週から続く雪上での戦いはよいですね。
 雪の上での戦いと言えば、クウガのラストバトルと言う名シーンが以前にもありますが、全体的にくすんだ色合いのクウガ(アルティメットフォームと、未確認0号)とはまた異なり、真っ白な雪原の上を、ブルーと、レッドのメタリックカラーのライダーが駆けるというのは、画面で映えます。第3話にしてはじめて主人公のライダーキックも見られたことですし、女性陣だけでも何とかしてほしいものです。