7話 サイレント・テレパシー
 少年に語りかけてくる邪悪な声と、少年に対するいじめのイメージ。戦隊シリーズのいじめのネタというと、劇場版超力戦隊オーレンジャーを思い浮かべますが、それが(脚本全体から見ても)後味の悪すぎるものだったので、デカレンジャーでどんな解決を見るのか楽しみです。
 ESPカードで能力の訓練をするジャスミン。それにかこつけて、バンとホージーはいつものごとくじゃれあっていますが。(爆)
「お茶目になったなジャスミン。」
 ジャスミンのちょっとしたいたずらに突っ込みを入れるボス。いや、一番のお茶目はあなただ。
 刑事部屋で変身するデカレンジャーたち。デカレンジャーの変身技術って、ギャバンの蒸着システムの流用だったんですね、今週気付きました。(遅)
 出現した怪重機を逮捕に向かうデカマシーン。逃げられてしまいます。長野の八郎ヶ岳に現れる消滅したビル。そういえばクウガのベルトのあった遺跡って長野のどこだったのでしょうか。長野はあたらしい特撮スポットですな。
 現場にいた少年を巡ってぶつかり合うバンとジャスミン。それにしてもこの二週というものバン沸点低すぎ。君はどこぞの仮面ライダーか。(爆)
 そういえば、デカレンジャーロボって威嚇射撃するんですね。刑事っぽい。
 逃げた少年を追うジャスミン。そこには少年を操ろうとする邪悪な声が。
 テレパシーによって少年の心とつなぎあうジャスミン。傷ついたもの同士がいたわるのは、ジャスミンのエスパーという設定をうまく利用していますね。
 今回の犯人は、人間フィギアコレクターということが判明。こんなやつがいるからコレクターがというだけで変な目で見る人が出て来るんだ。(怒)妙に金を持っているというのもむかつく。
 嫌われ、恐れられる少年。共同体からはみ出すものを排除しようとするのは、悲しい話です。仲間がいるお言うだけで、ジャスミンを拒絶する少年。他人が幸せなだけでねたましい。少年の傷は、深いようです。
 今回のメカ人間金をつんだだけあって強いぞ。あの蝙蝠野郎、商売に関しては良心的なようです。
 ジャスミンが少年に語ろうとしたことはなんなのでしょうか。オーレンジャーとは違って、前向きな解決を望みます。
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8話 レインボー・ビジョン
 いきなり、イガイガ野郎にぼこぼこにされる一行。
 しかし、金さえつめば犯罪行為もし放題とは、性格のねじくれたやつだ、金のためじゃなく犯罪に手を染める悪いパターンの悪党であります。
 仲間たちとは違う超能力者の少年に対する態度で、突っ走るジャスミン。そのわけは?
 うわぁ。テレパス能力が暴走して、当たりかまわず他人の思考が流れ込んできてしまうとはきついなあ。しかもかなり小さいころから最近まで。私なら1時間と耐えられませんが。
 ジャスミンはその間傷ついて傷ついて、ぼろぼろになってその果てに、「あんな目」になってしまったんですね。
 疲れ果て町をさまようジャスミンは、アリエナイザーによる殺人現場を目撃してしまう。そのアリエナイザーにつかまり、何もかもをあきらめてしまいそうなそのとき、突然倒れるアリエナイザー。そこには、銃を手にしたドギー・クルーガー刑事(当時)が。
 うぎゃーかっこいい!渋萌。(爆)
 ジャスミンがエスパーだと気付いた上で大丈夫だというドギー。
 それでも首を横にするジャスミンに、
 「自分を嫌ったら誰も好きになんてなってくれないぞ。」
 いっいい言葉だ。なんていいこと言うんだドギー。そして静かにジャスミンの肩を抱くドギー。
 「何でこんなにあったかいの。」
 くあー。俺の脳内でジャスミンは長官にひそかに惚れていること決定。(大爆)
 「史上最強の女子高生とその仲間よ。」
 げふっ。(今回こんなのばかりだな)梅子はまあいいとして、他の連中はちょっと無理が、いやその。
 仲間たちに超能力を向けようとする少年。一人静かに近づくジャスミンそして静かに少年を抱きしめる。そう、人の暖かさを教えるため、かつてドギーがそうしたように。まえふりがきちんとあったため、このシーンの胸に響き方が違います。後は、悪党どもをぶちのめすだけだ!今回は以外がやろうが強かっただけあって戦闘シーンもバリエーションが多くて楽しかったですね。
 人と心を通わせたいと思ったら、「〜してくれない。」と嘆くだけでは駄目。信頼は努力なしで手に入るほど安いものではないのだ。
 そして逃げるためでなく、スペシャルポリスとなる前向きな希望を胸に宇宙へと旅立つ。
 まさに一件コンプリート。オーレンジャー依頼の胸のつかえが取れたようです。