44話 バリーからの挑戦状
今回のガッシュたちの敵は、見た目からしていつもの魔界も子供たちとは違うのですが、コンビのキャラクターとして、かなり異質なもののようでした。
ゼオンのようにすべての敵を見下したようでもなく、ブラゴのようにただ目標のみを見ているわけでもなく、弱い敵を軽蔑しているところを見ると、なにやらバトルジャンキーのようにも思えますが、それとも微妙に違うような気が。
バリーにとって、次期魔王を決める戦いの100人に選ばれたことは、ある種の誇りだったのではないでしょうか。
だから、無様な戦いしかできない、『弱い』魔物たちに対しての怒り、そして手ごたえのない毎日に対する焦燥感にさいなまれているのではないでしょうか。
彼には彼なりの、ストイックさに基づいて動いているように感じます。
また、このバリーのキャラクターを際立たせているのが、パートナーのグスタフです。
これがまた今までのパートナーたちとは一線を隔しています。
決して善人ではありえないが、せこさや、無様さと言ったような、『小悪党』ぶりとは無縁で、常にバリーのことをよく見、よく考え最善の一言のみを口にする。
『人間が魔物の子を育てる』と言うこの戦いをそのまま体現した存在ではないでしょうか。
つまり、よいか悪いかはともかく、パートナーたちの中で、唯一『大人』な人物ではないかと言うことです。
その戦いに答えるガッシュも良い。
なおみちゃんにいじめられて泣いているいつもの『へたれ』ガッシュから、本気のガッシュになるところは、ここ数話(ガッシュにとっては、)日常的な話が多かったこともあって、こう力がこもって応援したくなります。
清麿とのコンビネーションもよい。
次回の、『魔物を育てる』チームと、『魔物といっしょに育つ』チームとの対決が楽しみです。
今週の清鈴感想
毎度毎度のことながら、ストーリー本編とはまったく関係ないところで登場する鈴芽。
何の疑いもなく(清麿がいないにもかかわらず)家にあげる清麿母。
嫁と姑の仲、良好。
いっしょに茶すすってるし。
これでいつでも嫁入りOK。
むしろ同棲も(爆)。
それと、お〜鈴芽のスカートを引っ張るウマゴン。
くぉら〜、なんてことさらすんねん、おれに引っ張らせ…(大爆)。
45話 果てしなき死闘ガッシュVSバリー
今回の話の柱は、戦うことの理由と、挫折といったところでしょうか。
何しろ今回の敵であるバリーは強い、どうしようもなく強い。清麿が知恵を振り絞っても、心の力を振り絞ってもなかなかに倒せない。
今回の戦い方が悪いわけではない。
むしろよく戦っていたと言える。
それでも勝てない。
いつもなら「これさえ使えば勝ち決定」のバオウザケルガを使ってさえ勝ちを物にできない。
それでもここぞと言うときに気おされて、拳を止めるバリー。
ここで、赤本組と、バリー組のお互いにないものが交差するわけです。
自分の願いを勝ち取るために必要な、気持ちだけではどうにも超えられない大きな強さ。
グスタフの言うように、チンピラのごとく無軌道に力を振るうものにはない、絶対的な目的意識。
グスタフは問う、バリー。おまえはどんな王になる?
バリーは答える。強い王だ。
ただ何も考えず力を振るっていたバリーが、学ぶこと進むことを知った。
ほしいものを手に入れたバリーはさらに強くなるだろう。
強くならねば、今のままではどうにもならないことがある。
絶対的な敗北感を知ったガッシュたちもさらに強くなるだろう。
この戦い本当に勝ったのは、グスタフのみである。
今週のヲヤジ萌
グ〜ス〜タ〜フ〜萌。(爆)
どんなときにも落ち着いてタバコを加えるオヤジ。
渋っ。
暴れん坊のバリーをパートナーに、あの攻めっぷり。
バリーはもちろんガッシュをも育てるあの余裕っぷり。
本物の悪い大人。
血を流す姿見てみたい(萌)。
今週のガッシュ萌
深手を受け、息が荒くなる大谷さんはエロいです。(大爆)
今週の清鈴
特になし。
金山とってねぇ。(悲)