Diary (Mar. 9)





体調に自信がもてなくなかなか思うように撮影に
行けない日々が続き、ぼつぼつストレスとなって
きたため意を決して出掛けることに。
3月ともなればすでに季節は春、そうでなくとも
暖冬と言われ今更雪景色など望むべくもないが、
それでも北信まで足を延ばせばもしやと希望を
抱きながら向かうことにした。
例年なら雪深い麻績、大岡、小川などの村々も
このところの暖かさで残雪の気配。「やっぱり」と
気が滅入りかけたが鬼無里村に入ったとたん
様変わり。道路脇、林間、田畑にはまだまだ
1.5メートル前後の積雪である。降雪のたびに
除雪車の入らなかった時代には、しばしば陸の
孤島になったほどの豪雪地帯である。これなら撮り方
によっては何とかなりそう。折から眼前には戸隠の雪
の岩稜が威圧感をもって居座っているのではないか。
病気がちで山岳写真とは無縁になりつつある私には、
貴重な被写体であり嬉しくなった。いつものように
車中泊だが高気圧に覆われた空は満点の星、
眠るにもったいなくて外に出ては飽きる事なく眺めて
いた。
翌朝期待に胸躍らせながらまだ暗いうちに
目覚め、まだか、まだかと夜明けを待った。
しかし、真正面から朝日が昇ったため陰影が
不足、彫の深い舶来の美女?には程遠い
結果に相成ったことは、自然相手とはいえ
「ウ〜ン」である。でも、荘厳で気高い岩魂で
あったことは心に十分焼き付いた。
そして北アルプスの遠望が美しい美麻村。
かつて真っ白なアルプスと菜の花で感動を
与えてくれた大好きな村である。
水の写真の次に大切にしている山里の雪景色、
幼いころ雪まみれになって駆け回ったころの
思い出がよみがえり、棚田の前からしばらく
離れ難い気持ちに駆られた。
帰途、休憩に立ち寄った駐車場で見た、楢川村
奈良井宿に架かるライトアップされた木造のアーチ橋に
気を引かれ、たまたま持っていたコンパクトカメラで
撮影してみた。これがまたいい雰囲気に写り、写真は
機材だけで善し悪しは語れない証になるかも!?




 *写真は、長野県鬼無里村、白馬村、美麻村、楢川村(アーチ橋)
*写真はギャラリーにも掲載されております。     (森の賛美)











 

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