2018年の近況集

セル内の日付をクリックするとその期間のふしみやの様子が表示されます

2018年01月から2018年12月までの近況をまとめた表です

近況集2018年01月03日〜01月22日
近況集2018年01月25日〜02月13日
近況集2018年02月16日〜02月28日
近況集2018年03月03日〜03月18日
近況集2018年03月20日〜04月01日
近況集2018年04月04日〜04月19日
近況集2018年04月22日〜05月07日
近況集2018年05月09日〜05月15日
近況集2018年05月18日〜05月28日
近況集2018年05月31日〜06月15日
近況集2018年06月18日〜07月05日
近況集2018年07月08日〜07月28日
近況集2018年07月31日〜08月14日
近況集2018年08月17日〜09月02日
近況集2018年09月05日〜09月25日
近況集2018年09月28日〜10月16日
近況集2018年10月19日〜10月31日
近況集2018年11月03日〜11月12日
近況集2018年11月14日〜11月20日
近況集2018年11月23日〜12月05日
近況集2018年12月08日〜12月14日
近況集2018年12月17日〜12月26日
近況集2018年12月29日〜12月31日
近況集2018年00月00日〜00月00日

 


 以下の文章は、2019年02月15日〜2019年04月22日の『ふしみやの近況』ですが、 2018年の総括にもなっているので、ここにも付しておきます。

  • 2019年02月15日

     2、3日前から鼻がムズムズ、花粉が飛び始めたようです。
     未だ寒いですが、春はもうすぐでございますね。

     さて、ここまで手をつけてなかった2018年の総括をボチボチ始めないと、終わらないうちにギフチョウが飛んでしまいそうです。
     そこで、今日から2018年の総括ならぬ補足を書いていこうと思います。

     
    2018年の総括:01月

     裏の倉庫の片付けで忙しく、蝶関係の行動は何もしておりませんでした。
     倉庫の片付けでは色んな物が発掘されたのですが、驚いたのはコレ↓、

  • 階段の下の空間に詰め込まれていた火鉢。ここには14個しか写っていませんが全部で17個も出てきたのです。
     「なんで、こないにぎょーさんあるんや?」 と母親に尋ねたところ、「昔は寄り合いがあったとき、めいめいに火鉢がいきわたるよーに座敷に並べといたんや」 との事。
     なるほど、各火鉢のサイズが小さいのは、そういう使い方だったからなのか、と納得。
     しかし、そんな寄り合いは私が物心ついてから見た記憶がありません。ずらり火鉢が並ぶ寄り合いって、少なくと55年以上前の話なんでしょうな。

     
    2018年の総括:02月

     ノートを繰ってみると、修学院離宮内林丘寺の庭園でミヤコアオイを確認したのと、キマの下見で左京区の一ヶ所だけ訪れたと書いてありました。
     あまり外に出ておりませんな。年々、活動量が落ちております。
     因みに、下見した左京区の某所では06月中旬にキマリン1雌を採集。新規ポイントとなりました。

     

  • 2019年02月18日

     昨日の日曜日は爺さん婆さん連れだって、孫に会いに行っておりました。
     妻なる方の「孫に会いに行きたい」というリクエストにはホイホイ乗ってしまい、喜んで運転手を務めさせていただいております。
     蝶屋としては、もう枯れてしまったんじゃないかと思える今日この頃です。

     とは言え、2018年の補足は書いてしまわないといけません。
     今日は03月です。

     
    2018年の総括:03月

     上旬にキマの下見で京都市北区の2ヵ所を訪れております。
     ノートには、「いずれの場所も生息の可能性があるので、成虫シーズンに訪れてみるべきだ」 と書いていたのですが、 2018年の06月には行くのを忘れておりました。
     シーズン中でも、たまにはノートを読み返してみなければなりませんね。

     そして03月29日(木)に、2018年シーズンの開幕。
     伏見屋の営業を丸投げし、例年と同じく杣山型狙いで福井県の南越前町へ。
     杣山本体から若干離れた場所で採集し、ギフチョウはそこそこ居りましたが、杣山型にはカスリもしません。
     これで杣山型に見放されて続けて何年になるのでしょうか…、もうこの状態が当たり前になっているので落胆はありませんね。
     う〜ん、けど、やっぱり、採りたい! という気持ちは残っているので、完全に枯れた訳ではないようです。

  •  ↑は、その03月29日に杣山の近くで採集したノーマルのギフチョウ。
     「もう、この辺りのギフチョウはいっぱい採ってるハズやから、いらんやろ」 とのお言葉を賜るであろう事は重々承知しておりますが、 必ず数個体は持ち帰るようにしています。
     というのは、展翅の指使いを思い出すため。
     約8ヶ月もギフチョウ展翅のブランクがあると、触角を伸ばすときの力の入れ具合を取り戻すのに時間がかかるのですよ。

     ところで上の標本画像、なかなか上手く撮れているので、けっこう嬉しゅうございます。
     最近買ったRA95高演色のLED電球を照明に用い、昨年買った中古のマクロレンズと中古のデジタル一眼で撮影。
     鱗粉一枚一枚の存在感があるように写せた…、かな?。

     

  • 2019年02月21日

     今年は手書きノートからの[ふしみやDB2018年]への打ち込みが既に完了しているので、ラベルも出来上がっております。
     ラベルが手元にあるという事は、展翅外しも可能。
     従いまして、2018年採集分の標本画像撮影も始めています。
     このように、近年にない早い進行は2018年の採集・観察行動日数が例年に比べ約3割減の64日と少なかったから。
     やっぱり、蝶屋としては枯れてきたのかな?

     さて、今日も2018年の補足、04月その1を書いておきましょう。

     
    2018年の総括:04月 その1

     今年は2018年採集個体の標本画像があるのだから、貼っておきましょうね。

  •  京都府内は推定シカによる食害で過去のポイントが軒並み消えてしまいましたが、この辺りは未だ何とか踏みとどまっているようです。
     この日は平日で集金日だった為、現地滞在時間が短くて合計3雄しか採れなかった訳ですが、 初めての場所100分間の滞在でこの結果…、ギフについては満足すべきなんでしょう。
     けど、心残りはスジボソヤマキチョウ。
     約50m先に大型のシロチョウが飛んでいる姿を視界に捉えた瞬間、 「アレは間違いなくスジボソヤマキの雌、必ず採らねば!」 と反射的に走り出したのですが、とーっても濃いササに阻まれ、歩くようなスピードでしか追いかけられず、結局は見失ってしまいました。
     かなりの痛恨でございます。
     越冬個体とは言え、京都府ラベルのスジボソヤマキ雌ですからねぇ。
     う〜ん、採りたかった…。

     

  • 2019年02月27日

     花粉がいーっぱい飛んでおりますな。
     これからの2ヶ月はマスクと目薬が手放せません。
     もうたまりませんわ。

     さて、今日も2018年の補足、04月その2です。

     
    2018年の総括:04月 その2

     この04月中に訪れた日付と場所を以下に列挙しておきます。勿論、対象種はギフチョウです。

       04月01日(日):島根県の雲南市(旧木次町と旧三刀屋町)と出雲市(旧斐川町)。
       04月08日(日):京都府京都市西京区大暑山と小塩山。
       04月10日(火):京都府京丹後市。
       04月12日(木):滋賀県大津市山中町と比叡平。京都府京都市左京区北白川中山町。
       04月13日(金):京都府京都市西京区大暑山と小塩山。
       04月16日(月):京都府京都市右京区梅ヶ畑川東、梅ヶ畑向井山、鳴滝三本松。
       04月19日(木):京都府京都市北区鷹峯皿谷、鷹峯堂ノ庭町、杉阪南谷、杉阪道風町。
       04月22日(日):福井県南越前町(旧今庄町)宇津尾と滋賀県長浜市(旧余呉町)針川。
                キマの下見で某所(居たので場所を書けなくなってしまった…)
       04月29日(日):岐阜県飛騨市(旧河合村)各地。
       04月30日(日):富山県下新川郡朝日町小川温泉。

     以上10日の出動。04月の蝶屋としては妥当な出動回数ではないでしょうか。
     なお、例年通り上記地名で詳しく書いた場所は諸般の事情で採集不可か既に絶ったと推定。大まかに表現した場所は実際に採集・観察したり、 今でも生息の可能性が高いという事でございます。

     あっ、先に対象種はギフチョウと書きましたが、04月30日だけはオレンジさんが対象種でした。
     「小川温泉」という記述を何かで読んだような気がする…、といった曖昧な記憶で行ってみた訳ですが、 実際に訪れ、行ける範囲で谷を詰めてみたところ、「オレンジさんが居るような谷だとは、とても思えないないが…」 という印象でした。
     少なくとも「小川温泉」と呼ばれる付近は、本種の生息環境ではありませんでした。
     う〜ん、何処に居たのかなぁ。

     

  • 2019年03月02日

     今日はとっても良いお天気で気温も15℃以上、あと10日もすれば静岡県でギフチョウが出そうな雰囲気です。
     とは言え、花粉症持ちの私にとっては最悪の天気、早く飛散終了してほしいものです。

     今日も2018年の補足、04月分です。

     
    2018年の総括:04月 その3

     04月01日と04月10日については、居たという事なので詳細は無し。
     04月08日の西京区では雪が降ってきたのでお天気ハマリ。
     04月12日はいずれのポイントでもギフチョウは全く見られず、絶った事を確認するための訪問。
     そして、04月16日、19日、22日の分については↓の動画をご覧いただくのが良いと思います。

  •  この時期に↑の動画をUPできるのは、昨年買ったマクロレンズのおかけで標本画像撮影がとっても速くなり、 [ふしみやDB2018]への打ち込みが快調だからなのです。

     

  • 2019年03月05日

     今日は陽射しも強くとっても良いお天気でした。
     こんなお天気ですと春が近いと感じられ、気分だけは高揚しておるのですが、大量に飛んでいる花粉のせいで目はウルウルで鼻水タリタリ。
     もう、たまりませんわ。

     今日で2018年04月の補足を終わらせてしまいましょう。

     
    2018年の総括:04月 その4

     04月29日の岐阜県飛騨市については、何も書かない方がよいみたい。
     村の条例を飛騨市がそのまま引き継いでるんですって。
     福井県大野市に見習って、「村の条例なんて引き継がないぜ、破棄!」とやってしまえばよかったのに…。

     そして04月30日、唐突にオレンジさんを見たくなり、「小川温泉という記述を何かで読んだような気がする…」 という曖昧な記憶で実際に小川温泉を訪れて探してみたところ、オレンジさんの香りすら感じられなかった訳ですが、 この文章を書くにあたり「いったい私は何を読んだのだろうか?」 と自宅にある文献を漁ってみたところ、 蝶研出版発行の「蝶類年鑑2004」の109ページに出ておりました。
     どんな記述だったかと申しますと、
    【富山県下新川郡朝日町小川温泉付近。発生時期;5月中旬〜6月中旬。採集禁止 (Host)ヤマガラシ 】
    と書かれておりました。
     けどねぇ、小川温泉付近って…、

  • ↑こんな所なんですよ。
     「チョッと、これは違うやろ…」と思いながらも念のためスノーシェッドの上部にも行ってみましたが食草すら見い出せません。
     「もしかして、この谷を詰めるのか?」と北又小屋に至る小川沿いの林道を進んで行くと約60分程歩いた地点からは林道が谷筋から離れてしまったので、 仕方なく小川の左岸を往生しながら詰めていったところ、

    ↑こんな状態。
     「これなら少しは居る雰囲気かぁ?」と思い、暫く佇んでみたのですが結局なーんにも出てきませんでした。

     小川温泉付近のオレンジさんって、いったい何処で観察されたんでしょうねぇ…。

     

  • 2019年03月08日

     昨日の夜から今朝にかけて山間部では雪だったようで、比叡山から北山にかけて白くなっておりました。
     なので、けっこう寒い。けど、日差しは強力。
     春は近いということなのでしょう。

     さて、今日から2018年の補足は05月に入ります。

     
    2018年の総括:05月 その1

     ゴールデンウイークの後半は、秋田県に行くつもりだったのですが現地の天気が芳しくないという予報が出たのでアッサリと中止。
     秋田県まで行かないのであれば、05月03日に出発する必要はないのでこの日は近場の木津川堤防へと行ってみました。

  •  ↑ご覧のように第一の目的種はギンイチモンジセセリ。
     京都府ラベルのギンイチモンジセセリは1980年頃に船井郡で数頭採集しただけだったので、今回採りたかったのですが、完封のnullでございました。
     データベース内のコメント欄に書いたように、「ポイントを外しているんだろうな…」 と採集中にも思っていたのですが、 頑張って探すほどの情熱もなく 「お腹が空いたので、もうヤメっ」 と昼過ぎには現地をあとにしました。
     ブルー鱗粉の載っていない蝶に対しては、どーも気合が入らない私です。
     そしてブルーといえば、もちろんシルビアシジミに対する注意も怠らず、ミヤコグサが生えていれば成虫だけではなく食痕の有無もチェックしておりました。
     このx1地点の堤防耕作地側斜面は将に本種の生息に適した草原状態。その上、広い範囲に多くのミヤコグサが生えています。 「この環境で居らんという事は生息してないんやろな…」 と改めて納得した次第でございます。

     

  • 2019年03月11日

     昨日の日曜日はお昼頃から雨という予報が出ていたので何処へも行かず、午前中は作業場でキマの展翅外しと撮影をしておりました。
     もっとも、好天の予報だったとしても採卵や下見なんかで出掛ける予定は全く無かったのですが。

     さて、今日も2018年05月の補足です。

     
    2018年の総括:05月 その2

     結局、ゴールデンウイークの後半は05月04日に出発し、下道をゆっくり走って富山県上市町の公園駐車場で車中泊。
     翌05月05日は某所でサイシン喰いのギフとオレンジさんの観察を試みるも両者共に目撃も無しの完封null。
     そして05月06日は蝶研出版の 「ギフチョウ88か所めぐり」 に載っている有名ポイント↓でギフチョウを採っておりました。

  •  有名ポイントなので、地図を空白にしたりテキストにモザイクを掛けたりする必要はないのかもしれませんが、 採集地点が 「ギフチョウ88か所めぐり」 で示された場所とは違うので、念の為こうしておきました。

     データベース内のコメント欄で 「採集した個体は1雄を除きほぼ新鮮」 と書いておりますが、 どんな状態だったか示しておきましょう。

     ↑に貼った画像には15頭写っているので、データベース内の[数量10雄]と数が合いませんが、これはx1地点以外でも採っているから。
     ご覧のようにこの日付でも意外と良好な状態なので、これらは標高900m以上で発生した個体だと思われます。
     例年がどういう状況なのかは存じませんが、今回の05月06日という日付での訪問は、2018年の発生状況では最適期だったようですね。

     

  • 2019年03月14日

     03月09日に静岡県でギフチョウが確認されたとか…、今年のシーズンも始まりましたね。
     それにしても今年は花粉が酷スギます。
     痒くてたまりません。目玉を取り出して洗いたい! という衝動にかられる今日この頃です。

     さて、今日も2018年05月の補足なんですが、花粉のせいであまり書く気になれないので手抜きです。

     
    2018年の総括:05月 その3

     「05月27日(日)の行動詳細はこれを見てくださいませ」 ということでPDFファイル化された05月27日のレコードを Microsoft の OneDrive に上げておきました。
     ↓の画像をクリックしてPDFファイルをご覧ください。

  •  OneDrive のページ内で拡大してご覧になってもよろしいのですが、PDFファイル(17.6MB)をダウンロードしてからご覧いただく方がおススメです。
     というのは、800%まで拡大しても許せるクオリティーで画像が表示されますから。

     

  • 2019年03月20日

     今日の陽気ならば北陸地方でもギフチョウが飛んだでしょうね。
     けれども、明日の春分の日は雨だとか。
     実際の出動は来週以降になってしまいそうです。

     2018年の補足、今日から06月です。

     
    2018年の総括:06月 その1

     06月といえばキマです。
     2018年もキマを対象に、ほぼ毎日長竿を手に出掛けたのですが、対象がキマですから書けることはほとんどございません。
     なので今日は06月08日〜10日に行った隠岐島後で採った個体の標本を貼っておきましょう。

  •  ウラジロミドリシジミ、雄です。雌も採りたかったのですが、全く見られませんでした。
     雌を得るならば、もう少し時期を遅らせた方がよかったのでしょう。
     今回、隠岐島後内で見い出すことができた本種のポイントは3ヵ所。その内の1ヵ所旧西郷町では目撃どまりだったので、 上に貼った個体は旧五箇村と旧都万村で採集したものです。
     いずれのポイントでも個体数は思っていたほど多くなかったので、この6雄を採るのにかなりの労力を払いました。
     2017年秋に訪れたときの印象から対馬の豆酘をイメージしていたのですが、ここまで少ないとはチョッと意外でした。
     もっとも、あと一週間ほど遅れて訪問すればもっと多くの個体を見ることができたのかもしれませんが。

     

  • 2019年03月23日

     明日、03月24日(日)の福井県南越前町はギフチョウが飛ぶような天候ではないとの予報が出ているので、 今シーズンの初出動は中止です。大人しくしておきましょう。
     ところで今年の冬は積雪少なく暖冬傾向だったものの、ここへきてギフチョウの発生は足踏み状態と推定、 杣山近辺では04月に入ってからの本格発生となるのかもしれませんね。

     前回、2018年06月の補足で隠岐島後のウラジロミドリシジミを書いてしまったのですが、 日付的には06月03日に行った富山県有峰方面のお話しを先に書いておくべきでした。
     そこで今日は、順序が前後しますが、この富山県有峰方面にギフチョウ狙いで行ったお話しを書いておきましょう。

     
    2018年の総括:06月 その2

     2018年06月のリアルタイムで書いた文章では、湿原の動画とトンネルの静止画だけだったので06月03日の訪問地点がイマイチお判りいただけなかったかも?  ということで↓に地図を貼っておきました。

  •  とてもお高い有峰林道の通行料金を払うのがイヤだったので、ゲートの手前xP 地点に駐車。 ここを05:25に徒歩で出発し、目的地へ向かったわけですが、結果的にこの方法をとったのは間違いでした。
     通行料金をケチらずに前日の通行可能時刻までに料金所ゲートを通過し、 地点付近までクルマで到着しておくべきでした。
     というのは、このxP から 地点の標高差が約160m、距離が往復で約5.8kmもあるので、 この間を徒歩で往復したことによって、思っていた以上に時間と体力を消費してしまったのですよ。
     特に帰路、谷川の落ち込みで泳いだことによって服も荷物もずぶ濡れになったがために全体の重量は増加するわ、 服が身体にへばりついて動きにくいわで、このアスファルト道路2.9kmの登りがホンマに辛かった…。

     

  • 2019年03月26日

     今日はとっても良いお天気。福井県の杣山でもギフチョウが飛び始めたのではないでしょうか。
     明日も良いお天気との予報が出ているので、今年初の丸投げをしてみようかなっ、と…。

     さて、今日も2018年06月03日に行った真川源頭湿原の続きです。

     
    2018年の総括:06月 その3

     そもそも真川源頭湿原へ行こうと思ったのは、2018年01月の斜めの会で I さんに衝撃的な写真を見せていただいたから。
     その写真とは将に真川源頭湿原の中で撮られた何とも美しい光景だったのです。
     私もかなり以前(2005年06月12日)に折立平から南方に伸びる林道を詰め、終点から藪を漕いで行こうとしたものの、 そのあまりの濃さに、ものの5分で進行を諦めたときの目的地がその美しい湿原だったのです。
     「ああ、やっぱりこんなにキレイな場所なんや」 と 思ったのと同時に 「今年は絶対に行こう」 と このとき決意いたしました。

     「で、折立方面から林道を詰めて行かはったんですか?」 と お尋ねすると 「いや、有峰林道東谷線の方から谷詰めで」 と 仰います。
     「え゙っ、そっちから行けるようなルートがあったかなぁ…」 と 呟くと、隣の居られた T 先輩がサッとタブレットを取り出し、 1/25000地形図を表示してくださいました。
     三人で画面をのぞき込み、I さんが示してくださったルートを見ると、「なるほど! これなら何とか行けるかも」 と T 先輩と共に納得したのでした。

     

  • 2019年03月28日

     天気の良かった昨日は福井県の杣山付近に行こうと目論んでいたのですが、各方面(主に最も近い方)への根回しが難航し、 出掛けることができませんでした。
     週間天気予報によると暫くは気温が低そうなので初出動は来週の半ば以降になりそうです。

     さて、もうすぐ04月になるというのに、2018年の補足は今日も06月の続きです。

     
    2018年の総括:06月 その4

     酔っぱらって I さんのお話しを聞いていたせいなのでしょう、真川源頭湿原へのルートは鞍部付近以外の行程がすべて沢歩きになると思い込んでしまい、

  • 06:02に↑の橋付近から川床へ降下し、以後はずーっと川床を歩いて進行。
     判らないんじゃないかと心配していた鞍部への直登ポイントは奇跡的に一回目の突入で正解。
     そして辿り着いた鞍部は、ギフチョウのポイントになり得る環境だったので注意深く周囲を見回したものの蝶影は無し。
     鞍部からしばらく降ると、大半は真川の支流内をジャブジャブと歩くしかなく、ようやく10:15に

    ↑の真川本流との合流地点へ到着。
     この画像中央に写っているピンク色のテープは私がつけた目印で、オレンジ色のテープは私が来る前からぶら下がっていたものです。
     この合流地点から湿原へ行こうとウロウロしたのですが、何処から登れば良いのだろうか…、と 突入地点の選定に手こずってしまい、

    ↑の湿原に立つことができたのは10:44になってしまいました。

     そして湿原の周囲や真川本流右岸のブッシュ内で探索したものの、結局、ギフチョウは見ることもできないヘタレに終わった私でございます。

     後日、2018年の12月に、I さん、T 先輩、私の三人で会食したとき、この顛末をお話ししたところ I さんから、 「川床を詰めるのではなく、東谷支流の右岸斜面を谷に沿って進むんです」 と教えていただきました。(詳しくは月刊むし2018年4月号 2〜9ページをお読みください)

     文献は読まない(後日、 I さんから送っていただいたPDFで月刊むし2018年4月号 2〜9ページを初めて読んだ)、 そのうえ酔っぱらってエエかげんに話しを聞いているような私ですから、まあ、採れなくて当然なのかもしれませんね。

     

  • 2019年04月01日

     04月になってしまいました。
     けど、ここ数日の寒さでは福井県でも本格発生という事はありますまい。今年は意外と遅れておりますな。
     週間天気予報によると、今週の土曜日04月06日に行くのが良いみたいですが、きっと蝶屋さんでいーっぱいなんでしょうね。

     今日も2018年06月の補足なんですが、もう5回目になってしまいました。ネタが無いとは言え、さすがに引っぱり過ぎなので今回で終わらせますね。

     
    2018年の総括:06月 その5

     結局、2018年06月中に開発したキマの新規ポイントは、生息していて当然の地域内で6ヵ所、未記録市町村が1ヵ所の合計7ヵ所。 そして、この月中に採集したキマの数は 122 頭程度とけっこう好成績でした。
     近隣のギフと違って、同じ近隣でもキマの場合はシカによる下草の食害は関係ないので探し甲斐があります。
     けれども一方では発生木のある場所が私有地内ということが多く、持ち主さんの都合により何のためらいもなく切られてしまい、 簡単に絶滅してしまうという事例も2018年は2ヵ所ありました。
     まあ、私有地内のことなので何も言えませんが、けっこう残念に思っております。

     画像がないのは寂しいので、2018年06月採集のミドリヒョウモンを貼っておきましょう。

  •  産地は島根県の隠岐島後でございます。

     

  • 2019年04月10日

     天気と曜日の巡り合わせがどーもよろしくない。
     07日の日曜日は天気予報に惑わされて京都府の南山城村へ行き、絶った事の確認に終わっただけ。 そして、次の日曜日14日も全国的にダメ天気との予報です。
     結局、行きたかった中国地方へも行けずじまいで、今年の04月前半は終わってしまいました…。

     とか言いながら、04月06日(土)には伏見屋金物店の営業を妻なる方にすべてお任せし、福井県南越前町の杣山近辺↓へと出掛けておりました。

  •  結果については言わずもがな、例年通りでございました…。
     けどね、↑では最近珍しくなった若い蝶屋さん(男性2名、女性1名のグループ)に遭遇。カメラではなく、ネットでしっかり採集されていたので一安心。
     批判に負けず、採る蝶屋を続けてほしいものです。

     ところで、2018年の補足が未だ終わっていませんでした。今日は07月です。

     
    2018年の総括:07月 その1

     キマについては07月16日までやっており、07月に入ってからの新規開拓ポイントは生息していて当然の地域内が1ヵ所と、 もう1ヵ所は空白を埋めたというよりも分布域がまだまだ伸びるのではないかと思わせてくれる地点で合計3雄の採集、これは震えましたな。

     という事で2018年のキマはこれまでになく好調。06月からの分を合わせると新規開拓ポイントが9ヵ所で、 採集したキマの総数は 132 頭程度でございました。

     

  • 2019年04月16日

     今日は絶好のギフチョウ日和、プッツンして行ってきました。

  •  「13:00には帰って来るから、ヨロシク」 と妻なる方に発し、そそくさと行ってきたのは京都市西京区のO山。
     カタクリの花にギフチョウがやって来るポイントに到着してみると、生物同好会の先輩2名と有名な写真家さん1名が生態写真を撮っておられました。
     今日は時期天候共にベストでしたから、私を含め、皆さん行きたくなりますわな。

     さて、未だ2018年の補足が終わってないので早く書いてしまいたいのですが、今日も07月の続きです。

     
    2018年の総括:07月 その2

     07月16日までキマをやった後、採集に出掛けたのはたったの1日だけ。
     その日付は07月22日(日)。狙いは山ゴマでございました。
     採れれば 「空白を埋めた!」 と雄叫びをあげられるような場所だったのですが、リアルタイムでも書いた通り目撃も無しの完封null。
     カライトソウの生えている範囲はそこそこ広く、草付きの状態も良好。その場所に到達した時点の第一印象は、「これは採れたなっ」 と心の中で思わず呟く程だったんですけどねぇ…。

     因みに↑のモウセンゴケはカライトソウの生える崖の湿った部分で撮影。カライトソウとモウセンゴケが同所的に生えてる環境って、 滅多に無いように思うのですが、今まで気付かなかっただけかな?

     結局、この日は副産物として期待していたコキマダラセセリも振り逃がし、ダメな日曜日に終わってしまったのですが、 よく考えてみると、
     「この日付では未発生の可能性が高いんじゃないの」 (今年の斜めの会でのMさんのご指摘)
    確かにその通りかもしれぬ…、 と思う今日この頃です。

     

  • 2019年04月19日

     仕事をナニして近場(滋賀・福井県境)の居るかもしれない場所に行ったりしているのですが、居りませんなぁ…。
     この地域、何処へ行っても林床のササは無くなり他の草本もほとんど見られず歩き放題、過去には間違いなくカンアオイが生えていた場所でも現状では皆無。
     辛うじてアセビは残っているのでコツバメは少数見られたものの、ギフチョウはきっと絶ってるんでしょうな。

     さて、早く終わらせてしまいたい2018年の補足、今日は08月です。

     
    2018年の総括:08月

     2018年の08月は、お盆休み前にぎっくり腰になった上に、桃にあたって蕁麻疹を発症した為、採集に出掛けたのはたったの2日でした。

  •  08月05日に訪れた朝日岳では年齢をわきまえずに登ったので、↑の場所に到達した時点で既にヘロヘロ…。 この斜面を降下する体力(降下したら登らねばならんのよ)が残っておらず、登山道に沿ってテレテレと歩いただけになってしまいました。
     こんな根性無しでは生息していたとしても私の視界に入らなくて当然。
     再び訪問してしっかり探したいとは思っているのですが、朝日小屋で1泊するつもりでないと無理みたい…。
     悩ましいところです。

     そして08月26日は京都府南部地域の2市2町でウラナミジャノメを探したのですが完封のnull。

     結局、2018年の08月は蝶を1頭も採らずに終わってしまいました。

     

  • 2019年04月22日

     昨日の日曜日、04月21日は京都府の丹後半島に行っておりました。
     午前中、気温は高かったものの日差し皆無でずーっと曇り。ギフチョウは生息していたとしても飛ばない状況でした。
     それでも、事前に地形図で目星を付けた地点へは行ってみたかったのでそこを目指し、見通しの利かない背丈ほどのササ藪を漕いでいると、 至近距離の2ヵ所で同時に ザッ・ザザザーッ と大きな音が!
     「シカだった良いのだけれども、シカはこんな動きせーへんし、となるとクマorイノシシ? チョッとマズイのとちゃうやろか…」
    という事で進行を断念。目的地寸前での撤退となりました。

     さて、ダラダラと続けて参りました2018年の補足ですが、今日で終わらせてしまいます。

     
    2018年の総括:09月

     09月は02日(日)に京都府南部でウラナミジャノメを対象にウロウロしただけでした。3市2町で探し、1市2町で採集。
     この2町は、これまで採った事の無いラベルだったので、それなりにうれしゅうござました。 けど、居るのが判っている場所での採集ということで、やっぱりチョッとイマイチか…。

     
    2018年の総括:10月

     10月07日に京都御苑でムラサキツバメの幼虫採集をしたほかは、シルビアシジミとツマグロキチョウを狙って淀川水系の堤防でサイクリングを2回敢行したものの、 いずれも完封のnull。
     まあこれは、納得の結果でございました。

     
    2018年の総括:11月

     11月11日は体力維持を名目に修学院から比叡山延暦寺までの往復。11月25日には花脊峠→杉峠→大見→大布施→花脊峠といったコースで、 採卵等は全くせずにお散歩しただけでございました。

     
    2018年の総括:12月

     滋賀県から福井県に抜ける林道を軽トラで走り、途中でブナの枝が大量に落ちている場所に行き当たったものの、 このとき老眼鏡を持ってなかったので卵を探すことができず、「チョッと失敗やったかな…」 と、ほんの少しだけ後悔……、でございました。

     
     結局、2018年を通して採集等に出掛けた総日数は64日と歳相応に年々減っております。
     また、2018年の心残りは、
       フェリーで行く隠岐島前・島後ツアーに、ぎっくり腰で行けなくなった事。
       楽しみしていた九州宴会(ついでにタッパン・キリシマ)ツアーが台風で中止になった事。
    以上の2点でございました。