アッサリしています。長野県のヒメヒカゲ

裏面

 アッサリしてると言うか、スッキリしていると言うか、消え入りそうな眼状紋 がとっても素敵です。
 この2000年当時、未だ本種の採集は可能でした。ポイントは湿地ではなく、かな りの急斜面。コヒョウモンモドキも一緒に見られるような草原です。
 これでこの個体と同じく、アッサリと蝶の話はおしまい。
 実はこの日、とーっても印象に残る出来事が起こったのでした。

 早朝05:20、例によって上り線の大津PAでpekeyama氏と待ち合わせ、氏の愛車 ブルードルフィン号で快調に中央道を走っておったのですが、伊北ICと岡谷IC間 のトンネル内で突然右前輪タイヤがバースト…。

 このときブルードルフィン号は走行車線を走行中でした。
 咄嗟に、氏がドアミラーにちらりと眼を遣ると、右側後方の追い越し車線には 迫り来る大型トラックが!
 ともすれば右側車線に食い込みそうになる車体。
 「うぉぉぉぉ!」と叫びながら必死にステアリングを操るpekeyama氏。
 助手席の私も手を伸ばし、
 「ふぁいとぉ〜、いーっぱぁーつ!」
と叫びながら、氏の脇の下をこちょこちょ…、と。

 すいません、かなり脚色してしまいました。
 トンネル内でのバースト。ホント、大惨事一歩手前でした。