冠高原のJaponica

キタアカシジミ雄 裏面             アカシジミ雌 裏面             キタアカシジミ雌 裏面
同定は間違っていないと思います。けど、「ちゃうで〜」ということであればお手数ですが、メールをくだ さい。
真ん中の個体以外は、キタアカシジミ(カシワアカシジミ)の中国地方亜種Japonica onoi mizobei Saigusa,1993です。
アカシジミ、キタアカシジミ共に同じ場所、同じ日付で得られたので完全に混棲していると言ってもよい でしょう。
文献によると、昔は当地にアカシジミは居なかったそうです。アカシジミは最近の進入で、それと時を同じ くしてキタアカシジミが著しく衰亡してきたとか。

確かにキタアカシジミの個体数は、とても少ないと感じました。かなり一生懸命やったのに、採集できた本 種は上に貼り付けた1雄1雌だけでしたから。
カシワの木を長竿で叩いても出てくるゼフィルスは、ほとんどがハヤシミドリシジミでした。「チッ、また ハヤシかいな」と心の中ではつぶやきながらも、雄のキレイな個体はしっかり採集してきました…。 (好きなんですよ私、あのデカイ、うるとらまりんぶるーが)