与那国島産カクモンシジミ

(同一個体の表面と裏面です)
与那国島産 表面 与那国島産 裏面
2003年は久し振りに、そこそこの数の本種が与那国島で採集されました。
とは言っても、タイワンヒメシジミのように行けば必ず採れたというような事はありませんでした。

確か最初に採れたのが7月の末で、以後約3週間の記録が無く、次に採れたのは8月下旬〜9月上旬(この 時が最多)でした。そしてまた約4週間記録が無く、この私が採った10月上旬にパラパラと出て、最後は 11月の上旬にほんの少し採集されていたようです。このように約3〜4週間の周期で、都合4回の採集時期 があったようです。
このことから本種は、3〜4週間の周期で発生を繰り返したと予想されますが、今回は、どなたも成虫以外の ステージを確認しておられないようなので『発生した』と断言することはできませんね。

ところで、採れていたのは新川農道と呼ばれている周辺のみで、ポイントは絞られておったのですが、こ の採れる時期であっても運が良くないと、出会うことはできなかったようです。
今回の私はラッキーだったのでしょう。