左京区岩倉のクロシジミ

裏面

昔は居たんですよ、岩倉にも。

当時、クロシジミがどんな所に生息しているのか良く知らないまま、
「岩倉やったら、いろんな蝶が居てるし、きっとクロシジミもおるやろ」
という、エエ加減なノリでした。
行ったポイントは、ウラキン、ウラクロ、ウラミスジ等平地性ゼフィルスやギフチョウが採れる谷筋の雑木 林だったのですが、何と本種もおったわけです。

「ようそんな所で採れたな」と今となっては思うのですが、よく考えてみると思い当たるフシがありました。
というのは、手入れをされた『草原的環境』が狭いながらも近くにあったのです。

この『草原的環境』は現在でも持続しており、少ないながら生息の可能性があると考え、2001年7月27日に 訪れてみましたが、全く見ることはできませんでした。
ただ、本当に居なくなったのかどうかは、わかりません。
「居ない」ということを証明するのは事実上、不可能ですものね。