波照間島と西表島のシロミスジ

波照間島産 裏面 西表島産 表面
発表しておけばよかった。
波照間島初記録になったかも知れないのに・・・。

確か当時、与那国島ではほぼ土着のように伝えられておりました。また西表島では、どなたかが採集された ことを「月刊むし」に書かれていたことを憶えております。

で、おバカな私は
「八重山やったらどこにでも居るんや」
と思い込み、当時の私は、この記録の重要性をさほど気にも留めていませんでした。
ところが何年か前、たまたま調べ物をしていて、蝶研フィールドの創刊号に「波照間島の蝶」という記事を 見つけました。そのなかで、


シロミスジ 1980年7月26日 1頭 小路,ほか
上記の記録が初記録と思われる。波照間島でも土着種となるかもしれない。

(蝶研フィールド Vol.1 1 Apr. 1986 p.20 波照間島の蝶 山岡万寿夫 小路嘉明)

とあるではありませんか。
「しまった!発表しておけば、初記録のタイトルホルダーになれたのか・・・」
と思ったのですが、あとの祭りです。

私の採集個体が、発表すれば初記録になるということを知らなかった私の勉強不足でした。

ちなみに右側の個体は西表島産。この1980年は本種が多かったのでしょう。