こいつも実は『ブルー』クロシジミ

表面

最高グレードの白化型と言ってよいでしょう。
ここまで白くなると、ブルー鱗が目立ってきます。採ってから一年程は、もっとブルーが鮮明だったの ですが、10年も経つと色褪せますね。
裏面は表示できていませんが、ほとんど真っ白です。飛んでいるときは、ホントに白く見えて、本種である ことを一瞬疑ったほどです。

こんな個体が欲しくて毎年このポイントに出かけるのですが、最近はノーマルタイプすらほとんど見かけ ません。
多産していたときから較べると、確かに環境変化はあるのですが、大きな変化ではないように感じます。 しかし、これはあくまでも人間から見ての話で、クロシジミの立場からすると大きな変化だったのかも知 れません。

なお、この個体は蝶研サロン2004年11月号215の第1回ブルーコンテストに発表済みです。