寸暇を惜しんで…、メスアカムラサキ

表面

この個体は蝶研フィールドVol.15 No.3(165) Mar.2000 p.29に発表済みです。

たしか当時の与那国便は、その機材にYS−11を使用し、毎日2往復の運行スケジュールでした。
関西空港から直行便で石垣空港に着くと、約90分の乗り継ぎ待ちが発生します。
90分間では、まさか万勢山林道方面へと行くことはできません。そこで、空港近くの耕作地周辺をお散歩 することにしました。
まあ、環境的にたいした種類は望めませんが、当地の暑さに身体を慣らすのにはちょうど良い距離と時間 です。
この個体を採集した場所は、空港から徒歩約10分のハイビスカスの生垣でL字形に囲まれた耕作地でし た。ここはルリウラナミシジミや、アオタテハモドキも時期によっては見ることができます。
私はここ数年、年に4〜5回八重山に行っておりますが、今だに空港で60分以上の待ち時間があると必 ずお散歩しています。