同定しにくい低温期の地這いシジミ3種

ヤマトシジミ雄 ハマヤマトシジミ雄 シルビアシジミ雄
同一個体の
上段が表面
下段が裏面
同一個体の
上段が表面
下段が裏面
同一個体の
上段が表面
下段が裏面

最初にお願いです。「同定が、間違ってるでぇ〜」という場合、至急にコッソリとメールで知らせてください ね。

ラベルを写し込んでいないので、先ずは上に貼り付けた3個体のデータです。
【沖縄県宮古郡伊良部町(伊良部島)国仲・1998年02月14日・西口 隆】
3個体共、同じ日に同じ荒地で採集しました。

また、同一条件のライティング、露出、ホワイトバランスで撮影し、同じスケールでトリミングしているの で、それぞれの色調や大きさの違いもお判りいただけると思います。
それから、画像をクリックすると拡大画像を表示できますので、細かなところも、じっくり見ていただけま す。

さて、この低温期型地這いシジミ3種の同定、皆さんはどうされているのでしょうか?
高温期の個体は、くっきりとした裏面黒斑の配列等で区別できますが、ここに貼り付けた低温期の個体は、 見ての通り黒斑がはっきりしないと言うかシルビアシジミに至っては、ほぼ黒斑がありません。
ならば、某図鑑に出ているように『複眼に毛が生えてない』のがハマヤマトシジミだとの記述をたよりに せめてハマヤマトシジミだけでも、ハッキリさせておこうとルーペでのぞき込んでも、毛があるかどうか なんて、とてもわかりませんでした。
因みに、デジカメをファインモードにして撮影の後、17インチCRT画面で思いっきり拡大して見ても、生えて るか生えてないかなんて、判るもんじゃありません。
どんな道具を使えば『毛』が見えてくるのでしょうね。