富山県産ギフチョウ標本写真７

(上新川郡大山町I山産その一・6個体)

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富山県上新川郡
大山町
2004年05月23日
採集･展翅：西口　隆

　標高1300m付近に棲むギフチョウです｡
　この産地は､同じく大山町の高標高の産地として以前からUPしている､H山やT山のように湿地的土壌に生えているカンアオイでの発生ではなく､ブナ等の混じる落葉広葉樹林内に生えるカンアオイで発生しているものと思われます｡

　ここは大山町（2005年現在富山市と合併）の高標高の産地といっても､前述のH山やT山のように到達するのが難しい産地ではありません｡6月1日以降であれば､クルマから降り､約30分も歩けばポイントに到着できるという､この地域としてはとってもお手軽ポイントの一つです｡
　ただ､通常の年ならば､この6月1日以降という日付では当地のギフチョウ採集時期としては遅すぎます｡上の個体程度の鮮度を望むならば､やはり5月の20日頃を目安に行かなければなりません｡
　しかしながら､この日付では林道が未開通です｡かなり遠くにクルマを停め､自転車で行くことになります｡（2004年の近況集03参照）
　バイクで行かれる方もおられるようですが､いつも一人で行く私にとって､それは無理｡何故なら､一人でバイクを持ち上げ､ゲートをクリアーできる程の力持ちではないからです｡

　ところで､行こうと思っておられる方々に憶えておいて頂きたいのですが､本来この未開通の林道でのバイク走行は禁止だという事です｡管理者に見つかると厳しく咎められるという話を聞きました｡
　ただ､自転車はOKのようで､私が自転車を押して歩いているときに､管理側のクルマに乗った方と会話しましたが､何ら咎めるような素振りはありませんでした｡｡
　もし､行かれるならば､自転車をオススメしておきます｡