2005年の近況集20

  • 2005年12月04日
     京都は朝から冷たい雨です。これでは何処へも出かける気がおこりません。
     最近、冬至が近いのでテンションが下がる一方です。
     下がり行くテンションを上方修正するには、近い将来の沖縄行きを確定させるに限る!ということで、 先週の木曜日には、11:00前からPCに張り付き、来年2月末のバーゲンフェアーの予約を試みました。
     結果、往路第一希望の関空→那覇最終便は既に受付け不可だったのですが、15:00頃神戸空港(もう運用 されるんや…)発の便で、先行受付が成立。復路の宮古→伊丹便も取れたので、来年2月末の宮古行きが確 定です。
     沖縄(八重山、宮古)に行けると思うだけで、すぐに元気になってしまいます。そしてすぐにカミサンに 見破られてしまいます。「うれしそうやね、今度は何時行くの?」って…。
     そこで今日は沖縄つながりでオキナワビロウドセセリ。[たわごと解説付き画像集19]にUPしておきまし た。

  • 2005年12月07日
     久しぶりに集中して本を読んだので、更新が滞ってしまいました。読んだのは村上龍氏の『半島を出よ』 上下2巻です。娘が学校の図書室から借りて来た本でして、それを取り上げて先に読了してしまいました。 悪い親父です。
     今日は京都市北区のギフチョウ・その2をUPしておきました。

  • 2005年12月10日
     風邪をひいてしまいました。この時期、やはり身体の方も、気合が入っていないのでしょう。成虫のシー ズン中なら、風邪を引いていても、気付かないフリができるのですが、今の時期はダメです。正直、しんどい ですわ。
     そこで今日は、気合の入っている頃の元気さを、身体に思い出してもらおうと思います。そう、私にとっ て最も気合が入っている頃と言えば、やはり6月〜7月ということで、7月上旬採集のヒサマツミドリシジミ の雌をUPしておきましょう。
     下の[たわごと解説付き画像集24]からお入りください。

  • 2005年12月13日
     最悪でした。
     10日の土曜日は高熱のまま集金に出かけ、帰ってきてホッとしたのでしょう、車庫入れ時に軽トラを入 り口のアルミ建具にぶつけてしまいました。グゥウワシャ〜ン!と大音量をたててガラスが飛び散り、近 所の方々数名がワラワラと集まって来られ、とっても恥ずかしい思いをいたしました。
     そのままでは戸締りができないので、朦朧とした状態(けど、えらいもんです、ガラス切りを右手に持つ と一瞬シャキッとします)で何とかガラスをはめこみました。この後、11日の日曜日は親子3名、同じ症状 で枕を揃え寝込んでおりました。
     ようやく今日からまともに動けるようになり、一安心。
     で、今日UPするは、京都市北区のギフチョウ・その3です。

  • 2005年12月15日
     今日はチョッと用事がありまして、
    ←ここ、蝶研出版に行ってきました。
     で、見てきました。本日発送の「標本サロン」でオークションにかけられるギフチョウを。
     それはもう、絶品!逸品!完品!と三品揃った『龍門ギフ』が2雄
     それから、出物は滅多に見られない奈良県桜井市小夫産がこれまた2雄
     あと、大阪府の各地産(これもイイ産地)が2雄2雌の合計8個体のギフチョウです。どの標本も、とっ ても大切に管理・保管されていたのでしょう、その状態は非常に良好でした。
     もしも私がコレクターだったら、オークションに参加し、8個体共、全てセリ落としたくなるような美人 ギフばかりでした。
     ところで、オークションに参加しない私が言うのもなんですが、ぜひとも、多くの方々が『ラストチャン ス希望』として応札していただき、ネットオークションにまで持ち込んでいただきたいものです。(ルー ル上、この『ラストチャンス』希望者が5名以上居ないと、誌上オークションのみで終了してしまい、ネッ トオークションには移行しないそうです)

  • 2005年12月18日
     日曜日ですが、あまりに寒くて何処にも出る気がおこりません。朝からPCの前に座り、お買い物です。最 近調子が良かったのですが、昨日からまた「ブッチ」と電源が落ちるようになったwin98の自作機、いよい よ引退していただくことにしました。
     さて、今日は福島県産のギフチョウ3個体をUPしておきました。先日蝶研出版で見てきた、和歌山県や奈 良県産の妖艶で小悪魔的なギフチョウに比べ、北の方のギフチョウは爽やかな感じがします。

  • 2005年12月20日
     今日は西京区で仕事がありました。その帰りにチョコッと撮影。
    ←は西京区松尾の苔寺の近くになります。
     何故この画像なのかと言うと、今冬はネタのないときに『こんな所も探してます…。けど、やっぱり居ま せん』というのをやってみよう!という事です。
     で、何を探してみたかというと、キマです。単に桜がオイシソウというだけでなく、谷から平地に川が出た 所になり、地形的にもチョッとエエかな?と思ったのですが、やっぱり見られませんでした。
     因みにこの川の上流、暗い谷筋にはミヤコアオイも生えております。ギフの時期にも行ってみたことが あるのですが、結果は言わずもがな…、でございました。

  • 2005年12月21日
     昨日からの続きです。
     昨日の場所からほんの少し北に行った、山際の公園です。公園内に3本と、この画像右側の、画面からは み出たところにある水路法面に3本のサクラが生えております。場所が山際なので、条件的にはそこそ こなのですが、決定的に不足しているのは「荒地的環境」。
     サクラの足元がこんなにキレイな所は、キマのお好みではないようです。

     

  • 2005年12月23日
     今日は蝶とは関係のないことです。
     ←ついに買ってしまいました。新しいPCです。昨日の夕方送られてきたのですが、各種ソフトのインスト ールと設定変更で昨日は終わってしまい、ようやく今日から通常通りの運用ができるようになりました。
     実際使ってみると、このページの表示が、WIN98で見ていたのとは、かなり違います。皆さんのPCでは、私 のイメージ通りに閲覧できているのかどうか、けっこう不安になってきました。
     けど、新しいマシーンってええもんですね。処理速度が速くて、とっても快適。もっと早く買えば良かっ た。

  • 2005年12月25日
     京都市の市街地周辺の山々には未だ雪が積もっています。従って下見に行ったとしても、カンアオイは 雪に埋もれておる訳で、無駄足になってしまいそうです。ですから今日は自宅で、ノートに記載済みの2005 年採集データを[ふしみやDB]に打ち込んでいます。
     新しいPCは、ブッチと電源が落ちたりしないので、安心して打ち込め、イイ調子です。この調子でデータを 打ち込み、早々にラベルを印刷してしまいたいです。そうしないと、いつまで経っても展翅板から標本が外 せません。
     さて今日は、この暗ぁ〜い寒さを吹き飛ばすような煌びやかな蝶、ルリウラナミシジミを[たわごと解説 付き画像集20]にUPしておきました。

  • 2005年12月27日
     6月の半ばに「キマは京都市内の何処にでも居るような気がしてきました…。」と書きました。けれども 当然のことながら、本当はとっても局地的に生息しています。
     そこで今日は、今年のシーズンオフの企画モノ、『こんな所も探してます…。けど、やっぱり居ません』 の3回目です。
     この画像は今年9月の中旬に撮影したものです。
     今まで、成虫のシーズン中に2回、長竿でキマの静止していそうな場所をペシペシ叩いてみたのですが、 2回共、全く見られませんでした。
     で、この場所ですが、たまには正確な地名を表記しておきましょう。京都市北区衣笠鏡石町になります。 交通量の多い道路沿いにオイシソウな桜は5本程しか生えていませんが、場所的には居ても全く不思議の ない所です。
     幼虫等を探せば見つかるのかも知れませんが、その技量のない私には無理ですね。

  • 2005年12月29日
     未だ普通に仕事をしています。
     今月19日から施工を始めた長岡京市現場の大型変形バルコニー、ようやく今日完了致しました。やれや れです。これでお正月が迎えられます。
     この画像は今日、長岡京市からの帰りに撮影しました。某Pekeyama氏のご実家付近から西の方を撮った ものです。
     この山塊の中に、ギフチョウのポイントが3ヵ所写っています。このうちの2ヵ所は今年も成虫を確認し ていますが、あとの1ヵ所では近年確認できていません。まだ居ると思うのですが、最近の京都市内市街地 周辺の産地は、軒並み見られなくなってしまったポイントが多いので、けっこう心配しています。
     これらのポイントで採集したギフチョウの標本画像がそこそこ有りますので、また6個体ずつまとめて ボチボチUPしていきます。撮影は終わっているのですが、画像加工と添える文章がなかなか進みません。 気長にお待ちください。

  • 2005年12月31日
     今日の夕方まで仕事でした。
     さてここで、2005年の簡単な総括を書いておきましょう。
     結局今年中に、下見や採集観察行動を起こしたトータルの日数は92日でした。去年より9日減り、若干お となしくなったと言えるでしょう。
     また、日本国内成虫採集種は1種増えたのですが、諸般の事情で種名をここに書くのは控えさせていただ きます。今年のように、標本を展翅板から外し終わった時点で、全ての採集個体をランダムに詰め込んだ標本 箱の画像をUPする予定ですので、そのときには判ると思いますが…。
     春からの状況を振り返ってみると、ギフチョウは、けっこう好調でした。もう居なくなったと思い、半ば諦 めていた京都の某所で、そこそこの個体数を見ることができたり、イエローテールも兵庫県で採集すること ができました。
     ギフが終わると次はキマということになりますが、トータルの採集個体数は例年通りといったところでし た。ただ、京都ではありますが、私的に画期的な場所で成虫を確認でき、とっても満足しています。
     あと、草原性の蝶やゴマシジミなどは例年通りの状況で、まあまあ、満足しています。
     一方、不調だったのが迷蝶です。今年は八重山に合計4回も行ったのですが、既採集種の迷蝶ですら見るこ とはできず、ましてや新規迷蝶なんてカスリもしません。完敗でした。ただチョッと嬉しかったのは、黒島初 記録のテングチョウ。『その島での初記録』のタイトルがまた一つ増えました。