2006年の近況集10

  • 2006年06月12日
     氷入りのクーラーボックスと自転車も積み込み完了。10日の集金も終え、出発前 にもう一度天気予報をチェック。
     すると予報文では、大きな崩れはないと言うものの、気象衛星画像で朝鮮半島上 に白い雲の塊が…。これを見た時点で、天気予報が言うよりも悪い方へ転びそうな 予感がしたので、飛騨方面への出動はアッサリ中止。
     日曜日は子供と遊ぶことにしました。
     従って今週は日曜日の採集行動で、ず〜っと引っぱることができません。おそら く、歯切れの悪い京都市内のキマルリ状況報告ばかりになりそうです。
     先ずはここまでの状況です。
     昨日、11日の日中は子供と遊んでいましたが、夕方から右京区と北区の既知ポイ ントにお出かけ。これが今年のキマルリ初出動となったのですが、いずれも見るこ とができませんでした。
     K上では10日に出ていたという話もあるので、今日あたり、私にも確認できるか も知れません。

  • 2006年06月13日
     お約束通り歯切れの悪い、昨日06月12日のキマリン状況です。
     右京区で既知のポイント3ヵ所をまわってみた結果、その内の1ヵ所で2雄の目撃 です。他の2ヵ所では見られませんでした。
     この目撃できたポイントは、静止位置が見下ろし気味になることから、撮影して やろうとカメラを持っておったのですが、あきません。全く止まりませんでした。 トラフシジミとチャバネセセリ、そしてキマリンの3種が入り乱れてのお祭り状態 。撮影どころではありませんでした。
     今シーズンは未だキマリンを採っていませんが、今日撮れなかったというのも、 けっこう悔しい…。
     今年は、京都市内産「翅表が黒いキマリン雄」の開翅シーンに挑戦してみよう かな。

  • 2006年06月14日
     昨日(06月13日)は仕事の都合で北区の既知ポイントを一瞬覗いただけでした 。
     一瞬とは言え、いつもの年なら確実に見られる日付であり、場所でもあるのです が見られません。どうしたのでしょうかねぇ。

  • 2006年06月15日
  • レタッチソフト,Adobe Photoshop Elements 2.0 レタッチ状態,先に905×603にトリミング した後、RGBのレベル調整、シャープフィルターをかけて720×480ピクセル 53.95KBにリサイズ (【Web用に保存】から最適化をチェックJPEG標準画質50%を選択) 使用レンズ,Tokina EMZ M100 AF (100mm F3.5 MACRO)   種類,JPEG イメージ (JPG) サイズ,"1.56 MB (1,638,091 バイト)" 画像情報,2400 x 1600 ドット 24 ビット メーカー,PENTAX Corporation 機種,PENTAX *ist DS 横解像度,72.0 縦解像度,72.0 解像度単位,dpi 作成ソフト,*ist DS Ver 1.02 露出時間(秒),1/250 F値,8.00 露出プログラム,絞り優先AE ISO感度,400 撮影日時,2006/06/14 16:34:51 露出補正量(EV),-0.3 測光方式,分割測光 フラッシュ,使用せず / 常時オフ 焦点距離(mm),100.0 色空間情報,sRGB カスタム画像処理,なし 露出モード,マニュアル ホワイトバランス,自動 "焦点距離(mm, 35mmフィルム換算)",150 撮影モード,標準 コントラスト,ノーマル 色の濃さ(彩度),ノーマル シャープネス,ハード 被写体距離,近距離

     餅を搗いたような性格の発揮です。
     06月12日に撮れなくて悔しかったので、昨日(06月14日)撮ってきました。キ マの開翅画像です。
     こうして大きく引伸ばしてUPしてみたものの、箸にも棒にもかかりませんな。 う〜ん難しいものです。
     もう少し近づかないとダメなんでしょうが、このポイントでは物理的に無理で す。この場所でいくらかんばっても、この距離が限界。別ポイントでやってみるこ とにしましょう。
     京都市内で「静止位置が見下ろし気味になるポイント」を、ざっと思いつくま ま数えてみると、あと4ヶ所はあります。けれども私の場合、写真に対する情熱が 不足しているので、良い写真をモノにする可能性は低いでしょうね。

  • 2006年06月17日

     内輪の画像付き掲示場で、M川君が九州のウラジロミドリシジミ雄の開翅画像 を貼ってくれました。その緑の色調があまりにも美しくって、私も撮ってみたく なりました。
     そこで昨日は、仕事をチョッとナニして、京都府宇治市のポイントに行ってみ たのですが、撮影なんてとてもできそうにない高い所を飛ぶ1頭を目撃しただけ に終わりました。
     なんか、撮れないというのも妙に悔しいものですね。
     ところで画像は同所に居たゴイシシジミ。どうやら産卵中のようです。

  • 2006年06月19日
     ホシチャバネセセリ:北海道・四国・九州には分 布せず、東北地方・関東地方の一部・中部地方・近畿地方の一部・中国地方・ 対馬、そして朝鮮半島にも分布。
     キマダラルリツバメ:北海道・四国・九州には分 布せず、東北地方・関東地方の一部・中部地方の一部・近畿地方・中国地方、そして 朝鮮半島にも分布。
     何が言いたいのか、って?
     そう、『対馬』にキマダラルリツバメは何故居ないのだろうか?です。
     という訳で、06月17日は定刻よりチョイ早い目に伏見屋を閉店し、京都駅20:02 発の寝台特急【あかつき】に乗り、この週末行ってきたのは対馬です。

  • 2006年06月20日

     本当は未だギフチョウに行きたかったのですが、17日13:00頃発表の天気予報 を見ていると、ギフの残っている地域は軒並み良いお天気ではないとの事。とこ ろが壱岐・対馬地方だけは、気象庁自信満々で朝から降水確率0%!ならば対馬で 決まりです。
     気象庁、タマに外しますが、ここ対馬はこの画像のようにとっても良いお天気 です。見事に当ててくれました。褒めてあげましょう。

     私にとって、対馬の魅力はその特産種です。
     とっても美しいと言われるアカマダラや最近独立種になったツシママムシは 爬虫類ですが見ておきたいし、勿論できることならキタタキやツシマヤマネコ にもお会いしたい…。
     すんません、蝶に戻ります。
     蝶で特産種と言えばツシマウラボシシジミ。本種は既に採集済みですが、画像 を撮っておきたかったので、本種も今回の目的の一つです。
     あと、対馬産で押えておきたい種で時期的にイケそうなのは、

    @キマダラセセリ:島で採っておきたい定番ですね。
    Aジャコウアゲハ:北部にしか居ないそうなので、今回は時間的に無理。
    Bミカドアゲハ:これはポイントを知らないので、まず無理。
    Cカラスアゲハ:これも離島採集では必ず目的種。
    Dスジグロシロチョウ:対馬通の、しまびとさんがこだわりの逸品と呼ぶくらい ですから対馬では激珍だそうです。採りたい!
    Eキチョウ:最近騒がしいキチョウ周辺。採っておかねばなりますまい。
    Fタイワンモンシロ:最近対馬から消えたそうです。気になる…、ということで。
    G各種のゼフ:特にアカシジミを採りたい。
    H各種ヒョウモン:今回の主たる目標です。
    Iミスジチョウ:対馬産は変わっているそうです。
    Jゴマダラチョウ:対馬産はかなり白いらしいので。
    Kウラナミジャノメ:一時は本土産とは別種になった?くらいですから。
    Lジャノメチョウ:対馬では珍だそうです。

     以上思いつくまま挙げてみましたが、「対馬に行くんやったら、アレを採っと かんと!」という種が抜けているかも知れません。けど、対馬初心者の私にとっ ては、この内の半分も採れれば上出来だろうとココロで呟き、採集開始です。

  • 2006年06月21日

     空港からレンタカー屋さんの送迎ワゴンに乗り込むとき、ツツジの植え込みで 吸蜜するカラスアゲハが目に入りました。車を借り受けると速攻で空港に戻り、 この植え込みで1雄を採集。先ずは1種クリアーです。この空港、丘の上にあるので 地形的にPapilioのポイントになるようです。
     さて、今回の主たる目的、各種ヒョウモン類を採る為に、国道382号線を北へ。
     とりあえず北へ向ったものの、ポイントは知りません。知り合いの方々に聞けば 皆さん教えてくださると思いますが、ポイントは聞かず行く方がオモシロイ。
     とは言え、ある程度の感触は持っております。2004年のK大の学祭で、標本箱に納 まった、件のウラギンスジヒョウモンを目の前にして、採集者のK氏とお話したと き、「この個体を採ったのは、クリ園でしたよ」と聞いておりました。
     この時期、クリの花は満開です。国道走行中でも良く目立ちます。目につく度に 入ってみるのですが、ことごとくヒョウモン類はおりません。どうやら環境的に外 しているようです。もっとオープンでないといけないのでしょう。そう、狙いは広 く明るいクリ園です。
     大きなクリの木の下で♪とか、ぶつぶつ歌いながら車を走らせていると、ありま した。イメージ通りのクリ園が。

  • 2006年06月22日
     ポイント付近の画像はあるのですが、モロにポイントをUPしてはいかんだろう と思うので、今日はテキストのみです。
     この場所、ホントに多くの虫が居ました。ハナムグリやカミキリ類も勿論多く居 ましたが、蝶ではテングチョウだけでも、1本のクリの木に20頭以上群がっている ので、少なく見積もってもこのクリ園には200頭以上の本種が居たことになります 。これだけ多くのいろんな虫を見るのは久しぶりです。
     そして目的のヒョウモン類も、た〜くさん飛んでおりました。個体数は、
      ウラギンスジヒョウモン>メスグロヒョウモン>クモガタヒョウモン
    の順でクモガタは1雌のみの採集、メスグロはそこそこでした。目的のウラギンス ジ雌は□頭の採集でしたが、やはり大きくて黒い個体が得られました。これで2004 年11月以来のモヤモヤが解消しました。けれども、狙いのヒョウモン類であと1種、 ミドリヒョウモンが採れなかったは心残りです。
     さて、何年振りかで三角ケースがパンパンになったところで、今度は画像撮影で もと、カメラを構えるのですが、ヒョウモン類には全く近づけません。きっと採集 中の殺気が残っているのでしょう、皆すぐに逃げてしまいます。
     やはり私は撮影に向いていない…。