2006年の近況集23

  • 2006年12月04日
  • 採集地:福井県 遠敷郡 上中町 ** +++S方尾根,
    採集日:2000年04月23日,採集・展翅:西口 隆

     このマクロレンズ50mmF4、背景がちゃんとボケるから、白のペフ板でもイケる んとちゃうやろか?という事でやってみました。
     いかがでしょうか。なかなか良い感じです。

     例によって、
    ←はカメラから取り出したまんま、元のJPEG画像。但しWEBにUPする為、リサイズ (480×319品質35%)とラベル塗りつぶしの加工となっています。

     コンパクトデジカメを撮影機材に用い、初めて標本を撮影したときの背景は 白でした。このときは、ガラス板を使用しての撮影だったので、あまり深く考え ずに白い紙をガラス下に敷いたのですが、紙の細かな所までは写らず、背景は 妙なグレー色で仕上がりました。

     次にやってみた方法、即ちガラス板は使用せず、間接光での撮影で、最初に試 してみた背景は単純に白いペフ板。ところがこれではギラギラと「てかる」し 、細かなゴミは目立つしと、もう、背景としては最悪でした。
     そうなんです、使用機材がコンパクトデジカメなので被写界深度が深く、写 らなくよい物までバッチリ写ってしまうんです。
     そしてこれ以降、背景を工夫するようになりました。

  • 2006年12月06日
     県名は違いますが、前回UPした産地と、地図上の直線距離が近い場所の個体で す。
  • 採集地:滋賀県 高島郡 朽木村 ** @@ 集落N方 h=☆捌〔〕.捌付近,
    採集日:2000年04月23日,採集・展翅:西口 隆

     調子に乗って、白ペフ板背景を用いた画像です。
     シャッタースピード1/25秒、絞り値6.3?。JPEGの最大・最高画質で撮ってRGB レベルを調整のうえ、シャープフィルタ(強)を掛けて720×659品質35%にリサ イズしました。

     お約束の、
    ←はカメラから取り出したまんま、元のJPEG画像。但しWEBにUPする為、リサイズ (480×319品質35%)とラベル塗りつぶしの加工となっています。

     さて、このように白ペフ板のままでも、見るに耐え得る画像が写ったという事 で、この単焦点マクロレンズを買った甲斐があるというものです。
     とは言え、これかずっとこの背景を使い続けるかどうかは判りません。きっと そのときの気分で今回試した3色を使い分けると思います。

     これで、50mmF4マクロレンズでの試し撮りはひとまずお休み。
     けど、ネタがないので他の方法での試し撮りシリーズはまだまだ続きます。

  • 2006年12月08日
  •  上は私が普段フィールドで使っているレンズ、Tokina EMZ M100 AF (100mm F3.5 MACRO) です。Tokina社の品物ということで、購入時はかなりお安い金額でした。
     しばらくして、P社製カメラ付属の専用ブラウザでレンズ情報を見てみたとこ ろ、なんとP社製の純正レンズであるかのような表示(赤い矢印)ではありませ んか!
     ムムッ、これは?ということで色々調べてみると、確かにP社製の純正レンズで [smc PENTAX-FA MACRO 100mm F3.5]なるレンズが間違いなく過去に存在して います。そして、よくよく見ると、どうやら中身はTokina社製と同じ物のようです 。ここでチョッと得した気分。
     さらに詳しく、ネットで調べてみると…
     このレンズを実際に、製造していた(今は作っていない)のは長野県中野市 に在るCosina社(この会社、Carl Zeissブランドのレンズも作っているそうです) だという事が判明しました。
     なんや、レンズの世界はようわかりません。

    ←は、このTokina EMZ M100 AF (100mm F3.5 MACRO)に付いてきた等倍撮影用の クローズアップレンズ。P社純正品にはこのレンズは付きません。またしても得し た気分です。その上、このクローズアップレンズのネジ径は49φ。

     そして、本当は欲しくないのに、ヤフオクで同時購入となってしまった55mmF2.0 の標準レンズのネジ径もウレシイことに49φ。
     そう、55mmF2.0の標準レンズでもマクロ撮影が可能だという事が判明しました。
     そこで次回は、[55mmF2.0の標準レンズ+クローズアップレンズ]でのギフチ ョウ画像をUPしてみましょう。

  • 2006年12月11日
     すいませんねぇ、またしても重いです。
     なんか、だんだん重い画像が貼りたくなるこの頃です。サーバーの容量がチョ ッと心配…。
  • 採集地:富山県 東礪波郡 上平村 *** 集落W方 h=☆○Q付近
    世界測地系に基づく座標値:北緯36度++分--秒・東経136度++分--秒・この値を中心に半径125m以内
    採集日:2004年04月29日,採集・展翅:西口 隆

    採集地:岐阜県 揖斐郡 大野町 @@ 集落W方 h=××○付近
    世界測地系に基づく座標値:北緯35度++分--秒・東経136度++分--秒・この値を中心に半径125m以内
    採集日:2004年03月28日,採集・展翅:西口 隆

    採集地:京都府 京都市 左京区 *** @@@
    世界測地系に基づく座標値:北緯35度++分--秒・東経135度++分--秒・この値を中心に半径250m以内
    採集日:2004年04月10日,採集・展翅:西口 隆

     上の画像、左側が[マクロレンズ50mmF4]を使用しF6.3で撮影。右側は [55mmF2.0の標準レンズ+クローズアップレンズ]を使用してF6.3で撮影しまし た。因みに同一個体の左右となります。
     こうして並べてみると、やはりマクロレンズはシャープに写っています。これ からの標本撮影はこのマクロレンズを使うことにしましょう。

     けれども、よく考えてみると、絞り値を同じ6.3に統一して画質を比べるのは 正しいのかなぁ?
     シャッタースピードが同一になるまで、[55mmF2.0の標準レンズ+クローズア ップレンズ]を絞り込んで写してこそ正しい比較になるような…。

  • 2006年12月14日

     いや、だから毛です。 毛!
     どの目ン玉もツルツルのスカスカ。毛なんか生えてないじゃないですか。

     前にも書きましたが、某図鑑の『ヤマトシジミ群3種の検索』を実行しようと したのですが、最初っから挫折です。
     この図鑑の記述によると、ヤマトシジミとシルビアシジミには毛が生えている ハズなのに、どう見ても生えているようには思えません。
     上の画像撮影で使用したレンズは[50mmマクロレンズ+クローズアップレンズ] という、所持する機材のなかでも最大倍率が得られるものでした。にもかかわら ず、未だ『毛』が見えてきません。

     まさか、走査型の電子顕微鏡でないと見えてこないとか…。
     走査型電子顕微鏡、普通の蝶屋は持ってませんわな。